毛穴も老化現象とは無縁ではない、毛穴がたるむオレンジ毛穴
どんなに自分の美貌に自信を持っていても、「30年後、40年後、そして50年後もその美貌を保ち続けられるか」と聞かれたら明確にYESと答えられる人は少ないでしょう。
個人差は有れども、時間の経過による老化は誰も避けられないもので、努力を重ねなければ容色は時間と共に衰えていくものです。
そして、老化の影響は毛穴にも及んでいくのです。
オレンジ毛穴は肌の老化が原因
皮膚に起こる老化現象は、保湿成分であるコラーゲンの減少が最も強く表れます。
皮膚はコラーゲンの働きによって水分を蓄えることでプリプリとした張りのある肌を作っています。
コラーゲンが減少すると蓄えられる水分量が低下し、肌の張りが無くなっていくのです。
張りの無くなった肌は、若い肌のように重力に抗えず下へと垂れ下がり、シワだらけの肌へと変わっていくのです。
このような肌の老化が進んでいくと、毛穴も老化していくことになります。
毛穴が老化すると、皮膚のたるみに合わせて変形しながら弛んでいきます。
このように弛んだ毛穴は、オレンジの皮のように見えることから「オレンジ毛穴」と呼ぶことがあります。
オレンジ毛穴は目立つ
弛んだ毛穴は、角栓で詰まった毛穴とは別の意味で目立ってきます。
角栓で詰まった毛穴は、角栓がイチゴの種のように飛び出ているために目立ちますが、弛んだ毛穴はすり鉢にくぼむため、毛穴自体が大きくなったように見えてしまうようになるのです。
年齢が若くても肌の老化は進んでいくので要注意!
一般的に言う老化現象は、時間の経過と共に新陳代謝によって作られる細胞が劣化しやすくなっていくことで起こるものと考えられています。
しかし、老化現象は時間の経過に伴うものというわけではありません。
体内で発生する活性酸素も老化の原因と言われていますし、早老症と呼ばれる病気を患っている人もいます。
しかし、皮膚の老化現象ということに限って言えば、紫外線の浴び過ぎは非常に大きな要因となります。
漁師さんのような海辺で働く人は、紫外線を浴びやすいため40代でも60代に見えるほど肌の老化が進んでいる人が多いものです。
海辺で働かないまでも紫外線対策が充分でなければ都会でも肌の老化が進んでしまうのです。
オレンジ毛穴を防ぐ方法
このように、オレンジ毛穴の原因は「老化現象に伴う保湿力の低下」、そして「紫外線の浴び過ぎによる肌の老化」であるといえます。
保湿力の低下は、化粧水をコットンパックして潤いを与える、コラーゲン・ヒアルロン酸などの保湿成分を配合した化粧品で肌のケアをすることでカバーできます。
紫外線対策はUVカットの化粧品を使うだけでは不十分なので帽子をかぶったり、日傘を指したりして日光の量を調節することが欠かせません。