【成長因子が鍵!】プラセンタが深いしわやたるみに効くワケ|トピックスファロー

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2013年4月2日
【成長因子が鍵!】プラセンタが深いしわやたるみに効くワケ

肌を若返らせる奇跡の成分として大注目されているプラセンタ。深いしわやたるみ改善の効果も期待できますが、それはプラセンタに含まれる線維芽細胞増殖因子のおかげです。この成長因子が肌のどこにどう作用してトラブル改善に繋がるのか、その詳しいメカニズムを解説します。

WEBライター
  

プラセンタによる若返りのメカニズムを理解していますか?

私たち人間の胎盤だけでなく、馬や豚の胎盤からも抽出されるプラセンタ。
若返りをもたらす神秘の成分として、医療の世界でも美容の世界でも、幅広く利用されています。

その証拠に、有効成分入りのサプリメントや栄養ドリンクや化粧品など、数えきれないほど多くの商品が開発され、雑誌やネットの特集で目にする機会もたいへん多くなりました。

間違いなく今はプラセンタ・ブームですから、美容に関心の高い人ならば、ほぼ全員が若返り効果のある成分と理解していることでしょう。しかし「プラセンタの何がどこにどう作用して、若返りに繋がるのか」というメカニズムまでを、詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

それって私のこと!と思った方は、ぜひ下記を読んで理解を深めていってください。

プラセンタが、深いしわやたるみの改善に効果的なわけ

プラセンタの最も注目すべき効果が、深いしわやたるみの改善です。
なぜプラセンタが深いしわやたるみに効果的なのか、それを知るにはまず、皮膚の構造から理解する必要があります。

年を取ると、線維芽細胞が減り機能も衰える

皮膚は上から表皮・真皮・皮下組織の3層構造になっており、このうちで肌のハリに深く関係しているのは真皮です。真皮はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の3成分で構成されています。

網目のように張り巡らされたコラーゲンをエラスチンが接続し、その空間を水分を含有したヒアルロン酸が満たしている…これが真皮の大まかな構造です。

これら3つの成分は、真皮のなかに存在する線維芽細胞という細胞が産み出しています。
若い頃はこの線維芽細胞が豊富にありますが、年を取ると減少してしまい、3つの成分を産み出す力も低下してしまいます。それにより肌のハリも失われて、深いしわやたるみの原因となるのです。

プラセンタの線維芽細胞増殖因子が鍵

プラセンタは、成長因子の1つである線維芽細胞増殖因子を含有しています。
名前から察しがつくかと思いますが、真皮のなかにある線維芽細胞を増殖・活性化する力を持っています。

プラセンタの線維芽細胞増殖因子の作用により線維芽細胞が復活すると、真皮を構成する3成分が再び産生されるようになり、肌はハリを取り戻します。プラセンタが深いしわやたるみ改善に効果的なのは、線維芽細胞増殖因子を持っているからなのです。

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の補給は無意味?

肌のハリの元である3つの成分を、直接補給すれば済むことでは?と思うかもしれません。
しかしこれらを肝心の真皮まで浸透させるのは至難の業です。なぜならコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は水溶性であるためです。

表皮の最上部にある角質層は、水溶性のものを通さない性質があります。
ですから表皮の下にある真皮まで浸透させるには、超音波やイオン導入器など特殊な美容器具を使用しなければいけません。つまり化粧水をつける程度では、せいぜい角質層までしか浸透させることができないのです。

無意味ではありません!プラセンタと一緒に取り入れましょう

プラセンタは脂溶性の性質を持つため、角質を通過して表皮や真皮まで浸透します。
まとめると「プラセンタは肌のハリ成分を産み出す線維芽細胞を増殖させる因子を有し、線維芽細胞のある真皮まで到達する高い浸透性を持っている」となります。

とはいえ、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が配合されたものを肌につけるのは、決して無意味ではありません。角質や表皮に潤いを与えることで、乾燥が原因の小じわを改善することができるからです。深いしわやたるみに効果的なプラセンタと一緒に取り入れて、完璧なスキンケアを実現してください。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。