需要が多く求人は少ない?知っておきたい心理カウンセラーの現状|トピックスファロー

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2013年1月29日
需要が多く求人は少ない?知っておきたい心理カウンセラーの現状

心理カウンセラーの活動・活躍の場は、学校・企業・被災地など多岐に渡っています。やりがいや将来性のある職業であることには違いありませんが、残念ながら需要に対して求人は多くありません。ですから夢を膨らませるだけでなく、現状をきちんと把握した上で目指しましょう。

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心理カウンセラーのニーズと求人は比例しない?

心のストレスが氾濫している現代において、心理カウンセラーの存在はとても貴重です。
ひっぱりだこの職業ですから一見就職に困らなさそうなイメージですが、実はニーズと求人は比例していません。つまり業務の従事希望者の数に対して、受け入れ先がとても少ないということです。

理由はさまざまですが、1度に募集する人数が少ないことや、人気の職業であるが故に応募者が殺到し年々倍率が上がっていること等が挙げられます。やる気は十分にあるのに働く場所がない…何とも歯がゆい話ですが、決して目指す価値がないわけではありません。

年収は500万~600万円!高収入が期待できる

その理由の1つに、他の職業に比べて高収入が期待できるということが挙げられます。

例えば公的資格の心理職である臨床心理士の場合、年収は500~600万円という目安があります。
月収にすると40~50万円の計算になりますね。金額は経験や能力にも左右されますが、無資格のサラリーマンなどと比べると遥かに高額であることが理解できると思います。

これだけの収入が得られれば、生活に窮することはまずあり得ません。
生活に窮するどころか、安定プラスアルファの余裕のある暮らしが約束されるでしょう。
人がうらやむような高収入を得て、自分・家族ともども潤いのある生活&人生を送る…。

これだけでも、心理カウンセラーを目指す価値は十分にあると言えるでしょう。

※心理カウンセラーは、心理職の総称であって1つの職業や資格を表すものではありません。

問題の多さは、仕事量ややりがいに繋がる

忘れてはいけないもう1つの魅力的要素、それはやりがいです。

学校における苛めや不登校問題、企業におけるパワハラやセクハラ問題、近年においては東日本大震災の被災者の精神的被害など、心理カウンセラーが解決すべき問題は無限にあります。
TVや新聞のニュース記事をちょっと読んだだけでも、その多さや深刻さを感じずにはいられないでしょう。

しかし言い換えれば、それだけ彼らに活動や活躍の場がたくさん用意されているということ。
ある意味皮肉なことですが、問題が多く深刻であればあるほど心理カウンセラーのやるべき仕事は増え、それはそのままやりがいへと結びつくのです。

傷ついた人々の心を回復へと導くべく、専門的・心理的支援を行うのは容易なことではありません。
しかし社会的規模の問題に取り組み貢献しているという事実は、間違いなく大きな充実感や達成感をもたらしてくれることでしょう。

資格を取得すれば就職を有利に進められる

求人が少なく業務に従事するのが難しい心理カウンセラーですが、就職を有利に進める方法はあります。
それは資格を取るということ。そして資格を取るためには、短大、大学、大学院、養成学校などに通って指定の講座を受講するのが一番てっとり早い方法です。

学校ならば資格取得のための環境が整っていますから、資格取得に向けて効率的・効果的な勉強をすることができます。(なかには単位の取得を資格取得の条件としている学校もあります)
求人情報も手に入りやすいですから、多いに活用しましょう。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。