みんな本音と建て前がある!企業受けする転職理由|トピックスファロー

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2012年9月4日
みんな本音と建て前がある!企業受けする転職理由

転職理由にはみんな本音と建て前があります。声を大にして言えない本当の転職理由はオブラートに何重にも包み、応募企業にとって有益な人材であることを印象付けるために必要な事とは…。

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転職の最大のキーポイント【転職理由】

転職活動の履歴書や職務経歴書でも面接時でも避けられない転職理由と志望動機。

何となく転職活動をする人もそれほどいませんが、理由があってもなくても転職理由や志望動機をイメージよく人事担当者に伝えるのは、多くの人が苦労する事です。

それは、転職の理由はちゃんとあっても、採用選考の場で本当の理由をありのままに伝えるべきではないと考察しているからではないでしょうか?

転職を考える誰しもが、転職の本当の理由は一部にしろ、大部分にしろ、オブラートに包み尚且つ企業にプラスとなるような言い回しに頭を悩めているのです。

大きな声じゃ言えない転職の本当の理由

一般的に企業受けする表現とは、マイナスイメージがない前向きな理由になりますが、そういった表向きの表現ばかりを考え、採用選考の場でプラスの表現に『置き換えた理由』を何度も繰り返していることで、うっかり転職の動機になった根柢の部分が見えなくなってしまい、ついつい自分でも本当の理由を忘れがちになってしまうのです。

そんなわけない、自分は大丈夫と思ってしまう人もいるかもしれませんが、表向きの表現によって本音の姿が見えなくなってしまっては、転職に失敗してしまう可能性もあり大変です。

実際に転職して目標達成ができたという人は転職者の20~30%というデータもあります。
残る70~80%の人は、転職しても目標を実現できなかった人やまだわからないと答えた人なのですが、割合的には転職で目標を実現できなかった人が40~50%とダントツでした。

転職活動を成功させるためには、自分がどのような理由で会社を辞め、転職を考えた本当の理由はいつでも頭の隅においておき、本音を大切に隠し持っていることが大切なのかも知れません。

転職した人・したい人ミンナの本音

転職を考える人達の大きな声では言えないような本音や転職活動のきっかけになったことについてのアンケートで多い回答は以下のものがあります。

  • 給与や待遇の不満
  • Uターン・Iターン
  • 職場内外の人間関係・労働環境への不満
  • 労働時間・休日など労働条件に対する不満
  • 上司や経営陣などの仕事の仕方に対しての不満
  • 仕事の評価の不満
  • 将来を考えたキャリアアップ

などなど、引越しやキャリアアップ等以外では企業に対しての不満が多い結果に。
これでは確かに、マイナスイメージが伝わらないような転職理由に頭を悩ませてしまう人が多いのも頷けます。

本当の理由なんて包み隠さず言えるわけがない!

本当の理由が根底にありつつも、人事担当者に対してはそれがふわっとぼやけるような言葉を選ぶ必要があるのは、企業にプラスである人材であることをアピールするため。
先ほどの本音なんて口が裂けたって言えるわけがないのです。

企業が気にする転職理由

企業にとって転職するまでに至った経緯を聞くことはとても重要なことです。
一般的に、企業は人材となりうる人に魅力を感じ、採用したいと思っているのでそうでない人を採用したりはしません。

転職したい理由があまり明確でない場合、転職して実現したい目標等がその企業に必要ない場合や実現できない場合などのあいまいな転職理由では企業にとってプラスの人間にはならないと見做されます。
企業にとってプラスの人材であるイメージを持ってもらうためにできるだけ細かい応募先企業の下調べは必須です。

マイナスイメージをプラスイメージに!前向きな転職理由

不満を口にするとマイナスイメージとなりかねない転職理由はプラスイメージに映るよう言葉などを変える必要があります。

例えば、『賃金が不満』という本音は、『キャリアアップのため』等と言い換えてしまいましょう
これだけで、受ける側としては大分イメージが違いますね。

さらに具体的な理由もつけ加えていくのですが企業受けを狙える転職理由であれば何でも良いわけではありません。

こちら側としても採用選考などは応募している企業への重要な初コンタクトであると同時に選考面接は企業の経営者や社員と初めての面談であり、こちら側としても企業を見定めるまたとない機会でもあります。

キャリアアップなどの理由ならば自分のできることと大きくかけ離れすぎてもいけませんし、また、考面接の前に受ける企業をよく下調べし、その企業のコンセプトや経営方針、募集する人材や提示する条件をよく熟知しておき、面接の場ではこちらからの質問も織り交ぜながらコミュニケーションをとりつつ、その企業をよく観察することが大切です。

著者:安達リス

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本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。