悪事にも使われている?!バーチャルオフィスの危険|トピックスファロー

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2012年12月20日
悪事にも使われている?!バーチャルオフィスの危険

オフィス機能一式がそろったバーチャルオフィスは、起業家にとってはとてもありがたい存在と言えます。しかし、起業家以外の人にとってバーチャルオフィスで開業した会社は怪しい存在と見られてしまうことが多いのです。バーチャルオフィスはなぜ信用されにくくなっているのでしょうか?

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バーチャルオフィスの利用は信用性に関わることも…

バーチャルオフィスは、新人起業家にとってとてもありがたく便利なものです 。
登記簿にも使える住所を提供してくれるし、オプションで私書箱機能や電話代行サービスなど、会社として運営していく上で欠かせない機能を提供してくれるからです。
しかし便利であるからとバーチャルオフィスで起業すると、会社が社会的な信用を得られないこともあるのです。
なぜバーチャルオフィスは会社の信用にも関わるのでしょうか?

バーチャルオフィスを利用するのは善人ばかりではない

結論から言ってしまえば、バーチャルオフィスを利用しているのは、まっとうな起業家だけではないからです。
正確に言えばまっとうな会社を建てる人もいれば、後ろ暗いことのために利用している人もいるということです。

どういうことかというと、バーチャルオフィスは、会社設立時の登記に使える住所を入居者に提供してくれます。
これは本来、経営者が登記の際に自分の住所を明らかにすることで、発生するトラブルを未然に防ぐための処置なのですが、逆に言えば、後ろ暗い人にとっては格好の道具となるのです。
自分の身元に繋がる本住所を隠し通せるため、バーチャルオフィスを利用して悪事を行うための会社を設立するケースが後を絶たないのです。

住所で会社を箔付けできる

バーチャルオフィスが設置されている場所は、東京だったら新宿区や港区、銀座などいわゆる一等地と呼ばれるところが多いものです。
そのため、バーチャルオフィスを利用した会社は、設立1年目でも大企業や勢いのある会社に見えてしまうものです。

これは後ろ暗い人たちにとってはとても好都合と言えます。
「こんな立派なところに会社があるのだから良い会社に違いない」というイメージを客に植え付けることが出来るからです。
こういった錯誤を与えることは、悪事を進めるにあたって非常に有利な材料となります。

レンタルオフィスだから撤収も早いし怪しまれにくい

悪事のために拠点を構えるということは、非常にリスクが大きいものと言えます。
多くの人が出入りする場所というのは近隣住民の注意を引くもので、何かの拍子で悪事の露見に繋がることがあるからです。
しかしバーチャルオフィスの場合、「会社」という形態をとっているため、人の出入りが頻繁にあっても、「後ろ暗いことをやっているかどうか」までを判別することは難しいものです。

また、机や電話などもレンタルで借りられるので、初期投資を抑えられることも後ろ暗い人にとっては好都合です。
万が一の場合に、オフィスから撤収しなければならなくなっても、持っていくものが絞り込めるので、悪事の証拠になるものすべてを持ち出して即日姿を消す…なんてことも難しくないのです。

全てが悪いとは言わないが、バーチャルオフィスの利用は慎重に

このように、バーチャルオフィスは、起業家の手助けだけでなく後ろ暗い人たちの温床としての一面を持っているのです。
実際、悪徳業者が摘発された事例でバーチャルオフィスを利用していたケースがあります。

場合によっては、起業した会社が開拓した新規取引先が、かつての会社が入っているバーチャルオフィスを悪用していた悪徳業者の被害に遭っていた…ということさえありうるのです。

バーチャルオフィスの利用は有意義なものでもありますが、悪意を持って利用する人もいないというわけではないのです。
そこを念頭に置いた上でバーチャルオフィスを利用するよう心がけましょう。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。