一人暮らしから共同生活へ…ルームシェアとゲストハウス|トピックスファロー

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2012年12月12日
一人暮らしから共同生活へ…ルームシェアとゲストハウス

最近は、自分一人で部屋を借りるのではなく共同でお金を出し合って部屋を借りるルームシェアや一日幾らの家賃を払って部屋に住むゲストハウスが人気を集めています。一人暮らしに不安を感じる人が多い東京暮らしで、ルームシェアやゲストハウスを利用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

WEBライター
  

ルームシェア、ゲストハウスを利用して一人暮らしする利点とは

東京で一人暮らしを始めようと思っても、アパート・マンションなどの単身用物件が見つからず困ってしまうことは良くあるものです。逆に家族で済むような一戸建てやファミリーマンションが余っているということも良くあることです。
懐に余裕があるのならファミリーマンションや一戸建てを借りるのも選択肢に加えていいのですが、学生の身分だとそんな選択を軽々に選ぶわけにはいきません。
そういった「手ごろな部屋が見つからない」という悩みを解消する手段の一つがルームシェアやゲストハウスを利用することなのです。

複数人で生活するルームシェアの利点とは

ルームシェアは、一つの部屋や家を複数人で借りて共有(シェア)するという共同生活形態です。ルームシェアは友人やネットで募った人と行う場合が多く、テレビドラマや映画などでもよく題材にされています。ルームシェアに参加する人のことは「シェアメイト」と言います。

家賃が高くても入居できる

ルームシェアのメリットは、一人暮らしでは家賃が高めになる一戸建てや高級マンションでもシェアメイトで頭割りすれば支払うことが出来るようになるということです。
このような家賃が高めの物件は、基本的に部屋数も多いためルームシェアにはもってこいといえます。

複数人で住むので防犯性が高まる

一人暮らしの悩みどころの一つは、防犯性を維持するのが大変ということです。うっかり施錠忘れをして空き巣に入られたり、宅配便などを装った暴漢に立ち向かえなかったりと様々な形でリスクが襲い掛かってくることになります。
ルームシェアの場合、複数人で住みこむ形を取るためそれぞれがカバーする形で防犯性を高めることが出来るのです。

実家にいるような安心感

ルームシェアを始めるにあたってシェアメイトを集める際は、趣味や話が合う人を選ぶようにしてルームシェア生活を少しでも長く続けようとすることが大事になってきます。何しろそれぞれが決して少なくないお金を出し合っているのですから、運命共同体としての意識を共有していくことも必要になるのです。
そういった努力を重ねることで、ルームシェアしている間はまるで実家にいるような安心感を醸し出すことが出来るようになるのです。

共同生活の中に入っていくゲストハウス

ルームシェアは最初にシェアメイトを集めなければならないのに対して、最初から人が集まっている生活共同体の中に入っていくのがゲストハウスです。
ゲストハウスとは本来「安価な簡易宿泊施設」のことを指す言葉ですが、最近は長期居住を目的とした共有型住宅を指す言葉として使われるようになっています。

最初から家具が用意されている

一人暮らしを始める際に当たっては、家具や電化製品を揃えなければなりません。部屋に備え付けのクローゼットがあっても小物を入れられるタンスがないと不便ですし、机やテーブルがなければ食事や勉強などの際に困ってしまいます。テレビや冷蔵庫などは言うまでもありません。

ゲストハウスの場合、運営者がある程度の家具を準備してくれているためバッグ一つ分の荷物でも問題なく生活できるというメリットがあります。

ネットなどの設備が整っている

部屋を借りる際、場所や家賃だけでなく備え付けの設備も重要な選考要素になります。特にネット回線の有無は今や大きな部屋選びの条件です。ネット回線が開通していなければ大家さんとの相談の上で申し込まなければならないし、大家さんによっては拒絶されることもあるのです。
ゲストハウスの場合、最初からネット回線などの設備が整っていることがほとんどです。場合によっては個室ごとにトイレ・ユニットバスが設置されているゲストハウスもあります。

国際色豊かなコミュニケーションが取れる

東京には様々な国から来た人が生活しています。留学生やビジネスマン、日本文化に憧れて移住を決意した人など様々です。しかし、海外から来た人は出身国同士で集まってしまうので一人暮らしのお隣さんとして出会える可能性は低いもの。

ゲストハウスの生活形態は海外の人にとっては馴染みやすいもののためか、ゲストハウスでは日本人に混じって居住していることが良く見受けられます。そのため、ゲストハウスに住めば多くの外国人と交流を持つことが出来る可能性があるのです。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。