1.どうして人はハゲるのか?
若いから大丈夫、家系じゃないから大丈夫・・・・・・そんな気休め、当てになりませんよ。「ハゲ」は誰の下にも平等に訪れる現象です。
男にとって、ハゲは生涯の天敵であるといえるでしょう。
にもかかわらず、対策をこうじることなく、来るハゲを待ち受けるだけの人があまりにも多すぎるのではないでしょうか?
ハゲは誰の許にも訪れます。
が、同様に、対策で防ぐこともできる生理現象なのです。
その対策をお教えする前に、どうしてハゲるのか?を説明したいと思います。
ハゲの原因は毛根です。
汗や古くなった細胞などが毛根にたまり、毛髪の成長を妨げ、新しい毛髪が生えにくくしてしまうのです。
畑や田んぼをイメージしてみてください。
新しい土や新しい水に満たされた田畑と、古く汚い土や水に満たされた田畑では、どちらのほうがより作物が育つでしょうか?
もちろん、新しい土や新しい水に満たされた田畑に決まっていますよね。
つまり、ハゲを予防するというのは田畑で言うところの、水の入れ替えを行ってあげて、雑草や石を取り除いてあげる作業のことなのです。
水の入れ替えの頻度は高ければ高いほどいい。
そうすることで常に田畑はきれいな環境を保たれ、すくすくと作物が育っていきます。
雑草や石が伸び放題では、作物は育ちませんよね。
言うまでもなく、ここでの田畑とは頭皮のこと、作物とは髪の毛のことです。
2.ハゲの原因-汗には気をつけろ!
雑草や石にあたるもの、それは頭皮や毛根にとって何なのでしょうか?実は、前述した汗や古い細胞のことです。
そもそも汗をかかない人なんていませんよね。
汗をかいても、毛根にたまらないようにしてあげればいいのです。
まず、帽子やヘルメットをかぶる習慣がある人は気をつけましょう。
ムレは汗を毛根にたまらせる原因です。
まめに頭皮を空気にさらして、汗が乾くようにしてあげてください。
自宅に帰ったら早い目にシャワーを浴びるようにするのもいいでしょう。
どうして汗が頭皮によくないのかというと、汗とは排泄物だからです。
それ自体が有害なものではありえませんが、かといって養分があるわけでもない。
そんなものに毛根がずっと漬かっていたとすれば、どうなるかはお分かりですよね?
次に古い細胞の取り除き方ですが、これは毎日シャンプーを欠かさないということ以外にありません。
よく、薬用シャンプーやヘアーコンディショナーが通販などで薦められていますが、基本的にはシャンプーだけでも問題ありません。
薬用シャンプーは対処療法ですし、ヘアーコンディショナーは基本的には艶出しであって、ハゲ防止があるわけではありません。
すでに貴方の髪の毛が抜け始め、目立つようになってきたら薬品の力を借りることも考慮せねばならないかもしれませんが、あくまでも予防の段階では、シャンプーをじっくり行うだけでも充分です。
3.間違いだらけのシャンプーの方法とは?
シャンプーについてもう少し詳しく書いていきましょう。シャンプーをするときのご自分を想像してみてください。
たっぷりと泡立てて、がしがしと髪の毛を洗っているのではないでしょうか?
実は、それは間違いです。
確かに、髪の毛を洗うことでも汚れは取れるのですが、髪の毛そのものは、そんなに汚れがつくことがありません。
タバコの匂いなどはつきやすいですが、シャンプーで大切なのは髪の毛そのものを洗うことではないのです。
シャンプーで洗っていただきたいのは毛根です。
毛根をマッサージしてあげる感覚で、集中的に洗ってあげてください。
そうすると毛根の汚れがきれいに除去されていきます。
このときに、爪を立てる必要はありません。
爪を立てると確かにかゆいところがかかれるようで、気持ちいいものですが、あまりこすりすぎると、頭皮が傷ついてしまいます。
また、剥がれた頭皮が新たな異物となり、毛根に侵入し、シャンプーをした意味自体がなくなってしまうのです。
シャンプーのときに心がけていただきたいのは、猫の手にすることです。
指を手のひら側に軽く折り、爪が頭皮を傷つけないよう、優しくマッサージしてあげてください。
このやり方でシャンプーをすると、毛髪本体も自然ときれいに洗えますよ。
それに、何よりも頭皮が気持ちよくなります。
体に優しいことは毛にも優しいこと。
雑にならず、毛と皮膚が喜ぶシャンプーを心がけてください。
ハゲの予防は決して難しいことではありません。
頭皮や毛根、毛髪をきれいに保つという心がけだけで、髪の寿命は格段に伸びるのです。