住所がわからない人にギフトが贈れるサービス|トピックスファロー

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2015年2月20日
住所がわからない人にギフトが贈れるサービス

SNSの発達により、「お互い知り合いだけど、住所は知らない」という友達が増えてきました。そんな友達にギフトを贈りたくとも郵便や宅急便で送る、ということができないため、会って直接手渡しするしかありません。ところが、最近はSNSを通じてギフトを贈るサービスが登場しています。

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
  

SNSのつながりを生かして


SNSでの世界の広がり

皆さんは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)って使っていますか?
フェイスブック、ライン、ミクシィ、グーグルプラス…いろいろなサービスに登録している人も多いのではないかと思います。

SNS 今ではSNSでのやり取りから親しくなる、ということはもはや珍しいことではないですよね。
私にも、お会いしたことは無いけど、SNS上で親しくさせていただいているお友達が数人います。

そんな親しくなった友達にプレゼントをあげたい、と思うのは当然のことかもしれません。どんなものをあげれば相手が喜んでくれるか、考えながらプレゼントを選ぶ時間もなかなか楽しいものなのですよね。

リアルとSNSの接点

でも、ここで問題が発生です。
リアル(職場、学校、ご近所などのネットワーク)でつながっている友達だったら、あっさりと「プレゼントをあげたいから住所教えて」とか「プレゼントをあげたいから今度ご飯食べにいこう」と言えると思うのです。

しかし、SNSでのつながりしかない友達にもこれをやるって、結構難しいと思いませんか?

「いきなり住所聞いて怪しまれたりしたらどうしよう…」
「むしろ自分の住所を公然とさらすのが怖い…」
「ていうか、この人日本人じゃないし…」

と思い悩み始めたら、キリがありません。

どうも、SNSでの友達にプレゼントをあげるという行為は、一部の人にとってはとても高いハードルだったようです。
しかし最近、こんなハードルを取り払うようなサービスが登場して話題になっています。

それが「ソーシャルギフト」です。
なんとなく、SNSが関わっているのかな、ということはわかっていただける名前ではないかと思います。そこで、今回はこのソーシャルギフトについてお話しいたします。

ソーシャルギフトとは?

ソーシャルギフト

ソーシャルギフトとは、SNSを利用して相手にプレゼントを贈ることができるサービスを言います。
最大の特徴として、相手の住所を知らなくても、SNSのアカウントやメールアドレスなどを手がかりに現物を送ることができる、という点が挙げられます。

そのほかにも、数人で集まってプレゼントを共同購入し、贈ることができるサービスもあります。
ソーシャルギフトで扱われるプレゼントは、サービス会社によって特色があります。
気軽に贈れるものとしては、コーヒーチェーンの無料券やコンビニエンスストアの買い物券など、数百円単位で贈れるものがあります。

また、少し値段が張るものの場合、カタログギフトを贈って相手に選んでもらう形式をとることもあります。このあたりは、サービスを提供する会社によって大きく差があるので、自分がプレゼントを贈りたい相手と予算に合わせて選ぶといいでしょう。

実際に送ってみよう

先ほどまでの文章を書いていて、「実際に贈ってみないとわからないんじゃないかな?」と思ったので、一時手を止めて実際にソーシャルギフトで友達に贈り物を贈ってみました。
使ったサービスはこちら。

「giftee」(https://giftee.co/gifts

まず、会員登録をします。
メールアドレスなどの必要事項を入力する昔ながらの形の会員登録もできますが、私はフェイスブックのアカウントを使って登録しました。
そのあたりはご自身のお好みでどうぞ。

次に、贈りたいプレゼントを選びます。
「giftee」は無料で贈れるギフトから1万円以上するエステのチケットまで、幅広い種類を扱っています。その中から、今回は「ローソンお買い物券」を選びました。

プレゼントを選んだところで、クレジットカード情報などの必要事項を入力。
プレゼントの代金はクレジットカード決済かauウォレット、じぶん銀行の口座による決済が使えるようです。

そして、申し込みのボタンを押すと、プレゼントのチケットの引き換え情報が書いてあるURLが発行されます(登録メールアドレスにも届きます)。
それをコピー&ペーストして相手のメールに送れば、終わりです。

私自身、デジタルにそこまで慣れている世代でもない(とはいえ、同世代の友達には「なんでそんなにパソコンとか携帯の扱い強いの?」と言われる)のですが、案外簡単に贈ることができました。

その他のソーシャルギフトサービス

今回利用した「giftee」以外にも、数社がソーシャルギフトサービスを提供しているようです。主要なところを挙げておきます。

・おくーる(https://oku-ru.com/
スパやエステなど、サロン系サービスのチケットを贈ることができます。
ホテルのアフタヌーンティーが体験できるチケットも出ていました。

・ギフレ(http://gifre.net/index.html)
主に女性が喜びそうなアイテムを友達同士で共同購入して贈ることができるサービスです。
もちろん、1人で1人の相手に贈ることもできます。

まとめ

一昔前なら、「住所も聞けないような友達」なんて、友達と言えなかったような気がします。それだけ、「顔の見える近しい付き合い」というのが重視されてきました。

しかし、インターネットが発達し、パソコンも携帯電話も持っていない人が珍しくなったこのご時勢。
「顔は見えるけど遠くにいる人」との付き合いが常態化しました。

ソーシャルギフトはその流れを受けて出てきたサービスなのでしょう。
どちらにせよ、相手の喜ぶ顔を考えてプレゼントを贈るのはすばらしい習慣です。
物と一緒に、気持ちも贈りましょう。

著者:松沢未和

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
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2014年にファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得した兼業WEBライターです。もともと文章を書くことが大好きなので、この仕事を兼業として選びました。相続や保険の分野のお話をわかりやすくまとめてお話できればと思っています。これ以外にも、たくさん資格は持っているので、資格の取り方の話しもしたいところです。また、食べ歩きと旅行とコスメ研究が大好きです。日々の研鑽の成果!?を文章にぶつけていきたいです。至らない点がいろいろあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。