一番確実で簡単な防音対策『耳栓』を効果的に使うコツ|トピックスファロー

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2013年3月26日
一番確実で簡単な防音対策『耳栓』を効果的に使うコツ

フォーム、フランジ、粘土。これは全て耳栓の種類です。大きな音から耳を守る耳栓ですが、日常的にお世話になる人は少ない為、どれを選んでいいのか基準が分かりません。そこで、耳栓の種類と特徴をまとめてみました。

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全ての人が満足する耳栓は無い

耳栓の存在を否定する気はありませんが、誤解や過剰な期待はさせたくはありません。
前提として、『全ての人が共通して満足する耳栓はこの世に存在しない』という事だけは述べておきます。
耳栓には『防音性能』を期待しますが、つけた瞬間、全ての音が消える事はありません。

耳栓で音を防ぎきれない理由

耳栓で重要なのは、隙間を作らずいかにフィットするかです。
しかし、人の耳は大きさや、耳穴の形はバラバラ。1人の人間の左右の耳穴でさえも同じではありません。

つまり、『誰かが最高といった商品でも、貴方にとって最高であるとは限らない』という事です。
自分に合った商品を探すには、実際につけて体験してみるしか方法はありません。

自分に合った耳栓の探し方

自分に合った耳栓とは、『耳の形状にフィットして、騒音を我慢できるレベルまで下げる耳栓』と考えてください。
目安としては、NRR(ノイズリダクションレート)が30以上のもの。
ただし同じNRR30でも、高音域を良く防ぐものと、低音域を良く防ぐものがありますので、NRRの値だけでは決められません。

耳栓がフィットしているかを確認する方法

耳の穴がふさがっているかを確認する方法は2つ

  • 耳栓をした状態で、「あーー」と声を出す。 声がこもって聞こえれば、ちゃんとふさがっている。
  • 耳栓をしたまま、騒音のある場所で両耳を手でふさいだり、離したりを繰り返す。きちんと装着できていれば、聞こえる音に変化はない。

これでも音がうるさいと感じるなら、残念ながらその耳栓では効果が無いという事になります。

耳栓の種類

耳栓と言っても、そのいくつか種類があり、装着感や遮音性に違いがあります。

フォーム型

フォーム型耳栓

最も一般的な耳栓で、薬局や100均でも購入可能 主な材質は、柔らかく復元性の高い発泡ウレタン。防音性能が高く、どんな耳にもフィットしやすいのが特徴。使い捨てタイプも多く、安価で衛生的。

反面、きちんと装着するには慣れが必要で、装着に時間がかかる。 また材質によっては、汚れが付きやすいのが欠点。 長時間の使用で痛みを感じたり、圧迫感を感じる事もある。

フランジ型

フランジ型耳栓

3段から5段のでっぱりがついている耳栓。取っ手がついているタイプが多い。主な材質は、シリコン。

耳に入れる部分を直接触らないので衛生的。シリコンなら洗って再利用が可能。 初心者でも簡単に装着できるのがメリット。しかも取っ手つきなら入れたまま微調整がしやすい。 しかし、フィット感ではフォーム型に及ばず、防音性能が高いとは言えない。 また、取っ手が目立つ事に加え、寝る時には邪魔になる。

粘土型

粘土型耳栓

粘土やパテのように手でこねて、耳に蓋をするタイプの耳栓。
主な材質は、シリコン。
粘土というと、油粘土のべたべたした感じを思い出しますが、シリコンに不快なべたつきはありません。

大きさや形を自由に変える事ができるので、フィット感はどの商品よりも高い。 さらに素材の密度が濃いため、遮音性能も高く、防音だけで考えると、粘土型が一番という声も多い。
また、耳の中に入れる必要が無い為、耳が痛くならない。

欠点は、一般的なもので1000円台と値段が高い事と、ネット以外では購入しにくい事。 他には、耳栓をしているのが一目でばれるため、人の多い場所では使いにくいでしょう。
それと、髪を巻き込んだ場合、取るのが面倒という事が上げられます。

耳栓は使い分ける事で、さらに効果を上げる

耳栓には、その形状や遮音できる範囲まで、さまざまな種類があり、選択に迷うかもしれません。
しかし、それは『シーンに応じた使い分けができる』という事でもあります。

例えば、睡眠の時は耳が痛くない、柔らかめのフォーム型を使う。
仕事中は、装着が簡単なフランジ型にするなども可能でしょう。

マンションの騒音に、被害を受けている自分が対応するのはおかしいと感じる人もいるでしょう。
しかし、毎日毎日イライラするよりも、1000円以下の値段で安眠できるなら、それに越したことはありません。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。