自分に合ったテーラーに巡り合えることがオーダースーツの基本!|トピックスファロー

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2014年12月19日
自分に合ったテーラーに巡り合えることがオーダースーツの基本!

自分に合ったスーツを作ってもらうには、自分に合ったテーラー探しから!

ライター
  
社会人になったからには、1着は持ちたいオーダースーツ!
 しかし、いざオーダースーツを作ろうと思っても、何処のお店が良いのか?
 どうすればいいのか? などと疑問がいっぱいなのではないでしょうか。

だけど、もし「オーダーなのだから自分で全て決めなければいけない」と思っていたとしたら、それは間違いです。あなた自身にセンスがあることにこしたことはありませんが、ほとんどの人は普段、スーツの形に無頓着でしょう。
そんな人でも似合うスーツを作ってくれるのが腕の良いテーラーです。そんな自分に合ったテーラーとの巡り会いも大切です。

1.腕の良いテーラーとは?

あなたがたとえどのような体型であっても、「スーツの似合う人」になれるのがオーダーメイドです。
それだけではありません。オーダースーツは、あなたが普通に動いている状態で身体に馴染み、あなたの動きを邪魔しない状態で型崩れもすることなしにカッコいい形状を維持してくれます。
このようなスーツを作るには、あなた専用の型紙が必要です。テーラーは、この型紙から作っているのです。
腕の良いテーラーは、このような型紙を作るために、まず寸法を計ることから始めます。
そして、体型の欠点を補うようにアレンジしていきます。
ただ、立った状態での身体に馴染むスーツ、というわけではいけません。それでは、既製服と同じです。
毎日の生活や仕事上の動きを邪魔しないように、身体に馴染むように仕上がるのが、オーダースーツの醍醐味なのです。
だからといって、あらゆるポーズをとって採寸するテーラーさんはいませんよね。
テーラーさんは、お客様に負担をかけないように、立ったままの基本採寸をします。そして、採寸の間の雑談でお客様から、お客様の日常生活を聞き出す術を持っています。
毎日の仕事のスタイルや、どのような職場なのか、どんな所に行くのか、営業の方なら移動は車なのか、公共の交通機関なのか、普段どのような物をスーツのポケットに入れているのか等々、採寸しながらの雑談からこのようなさまざまな情報を聞き出してくれるのです。
だから、デザインの選択をお客様任せにしてしまうテーラーはお勧めできません。
テーラーの質が一番わかるのは、生地選びのときです。
腕の良いテーラーは、初めは黙っていても、お客様が迷っているようなら、さまざまなアドバイス、~例えば生地の特徴や、出来上がった時の感じ、お客様に似合いそうなもの等~をさりげなく与えてくれます。
生地の状態では地味に見えても、できあがると派手になってしまうものもあります。
また、ワイシャツやネクタイでどのようなTPOにも対応できるものもあるのに、そういうアドバイスをほとんどせずに、お客様から聞かれたこと以外は答えてくれないテーラーは、あなたの身体に馴染むスーツを作ってくれませんので、お勧めではありません。

2.スーツが似合わない方もオーダースーツなら似合います

スーツの似合う人の典型的な体型は、首が長く、肩幅がある程度あって、筋肉質で、お腹も出ていなくて、足が長く、スタイルの良い人です。
足の長さやスタイルに自信の無い人は、ブランドのスーツは体にフィットしません。

首が太く短い人

背広だけでなく、ワイシャツも一緒にオーダーする必要があります。
ワイシャツとともに、背広の襟を一般より少し低めにし、首がたくさん出るようにすると、首が長く見えます。
ワイシャツは、襟の高さだけでなく、首周りの実寸に余裕を持たせると、ワイシャツの襟にゆとりができて、首が細く長く見えるでしょう。
但し、既成のワイシャツでは、ワイシャツの襟が背広からたくさん出て、おかしな感じになるので、既成のワイシャツは着られなくなってしまうのが欠点かもしれません。

足が短くお尻の大きな人

足が短くお尻が大きな人は、通常お腹も多少出ていらっしゃると思いますので、あまり身体に密着した三つボタンのスーツは避けましょう。
背広の後のスリットが割れない程度のゆとりが必要です。

そして、足が長く見えるように、背広の身丈を一般よりも短くします。お尻が見えるか見えないかくらいがちょうど良い長さなのです。
お腹が大きく出ている方は、タックをたくさん入れて、ウエストとヒップの不釣り合いをなくす。腿が太い場合、膝下の脚の部分を目立たないように細めにして、脚長スーツにする、など工夫はいくらでもあるのです。
快適に動くにはゆとりが必要です。着やすく、窮屈でないサイズで、スリムな流行のデザインにするのが、テーラーの腕の見せ所です。

胸ポケットにたくさんものを入れる人

内側の胸ポケットに手帳や財布を入れる人もいれば、外側の胸ポケットにボールペンや手帳を入れる人もいます。
内側に物を多く入れる人は、ポケットのある身頃を、胸元のポケットが目立たないように少し大き目に作ります。
外側の胸ポケットなら、手帳が入るサイズで少し大きめに頑丈に作ります。 そんなふうにさまざまな所に工夫を凝らします。

筋肉が発達して肩幅が広く胴周りは細身の人

筋肉が発達して肩幅が広く胴周りは細身な人が既成のワイシャツを着た場合、腕の長さや肩幅に合わせると、胸元が余り、余計なシワができます。
でも、オーダーワイシャツを作ると、肩幅も身幅もピッタリのものがオーダーできます。だから、胸元もピッタリでカッコ良くなります。
背広も型紙の脇からウエストに至るカーブに工夫が必要です。もちろんワイシャツ同様スリットも目立たない所に入れます。その入れ方は筆者にはよくわかりませんが、プロの方は心得ています。

3.テーラーは魔法使いです!

テーラーにオーダーするときには、私服ではなく、普段着ているスーツを着て行きましょう。
そして、自分の体型のコンプレックスや、「スーツは似合わない」と思っている理由を話しましょう。
腕の良いテーラーならいつも着ているスーツを見ただけで何処を直せばカッコ良くなるかすぐにわかってくれます。
「自分は背広が似合わない」と思っている方こそ、オーダースーツを腕の良いテーラーに作ってもらいましょう。
あなたの身体に似合う背広が必ずあります。
客になったら、どうすればカッコ良くなるのかを考えるのではなく、テーラーに任せましょう。そして「背広を着てどんな自分になりたいか…」を話すのです。
それだけでテーラーはあなたの希望を叶えてくれるはずです。
一度気に入ったテーラーを見つけたら、ずっとその店で作ってもらいましょう。あなたの身体を知り尽くしているテーラーですから、肩を触っただけで、あなたが太っても痩せてもすぐにわかります。そして元の体型に戻ってもお直しができるように作ってくれるでしょう。

まとめ

良いテーラーを見つけるにはさまざまな方法があります。
親が作ってもらっていた馴染みのテーラーでも、有名デパートのテーラーでも良いでしょう。ネットで、「評判のテーラー」でお店の検索もできます。
まずは、人の身体はそれぞれで、相性もあるでしょうから、あなたに合ったテーラーを探すことが先決です。
紹介や人気のテーラーに初めて作ってもらう時は、安い生地で自分に合うかどうか試してみましょう。
気に入った美容師を見つけるのと同じです。
ある程度テーラー探しが必要な場合もあるかもしれません。
でも、自分に合ったテーラーに巡り会えたら、その日からあなたはスーツの似合う人に大変身です。

著者:宝生桐子

ライター
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法律関係・心理学・メンタル関係の多数の資格を利用して、今までさまざまなコラムを連載して参りました。
わかりやすい文章で、さまざまな生活お役立ち情報をご紹介させて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。