長く準備していた挙式もやっと終わった。新婚旅行から帰ってきてなんだか完全燃焼した気持ちになり、腑抜け状態でぐったりしているけどなんか忘れているような。
そうです!お礼状です。挙式のお祝い金のお礼状をすぐに書かなくちゃ!
結婚はゴールインではなくスタート地点とも言われています。夫婦二人三脚での生活がはじまります。これからは結婚した相手の今までの人間関係も、自分の人間関係へと加わるものと考えてもけして言い過ぎではありません。なので相手のためにも自分のためにもこういった礼儀はしっかりとしておくことが大切だと思います。
お礼状なんて本当に書くのか!?
本当に書くのですよ!ちょっとびっくりしますよね。結婚式終わって気を抜いてたらさっそく「大人」の壁ですもんね。構えちゃっても不思議ではありません。
でも時代は変わっていってるものだし、そこまできっちりしっかりとしなくてもいいような気もしませんか?私はそう思います。
感謝の気持ちが伝わるのであればそこまで文章にこだわらずに自由に書くのが自然でいいのではないでしょうか?
お礼状の文例を見て・・・やっぱりこれを本当に書くのか!?
お礼状の書き方というのもネットや本屋さんで調べれば多くの文例が見つかると思います。
率直な感想として堅い言葉が多く難しい感じがした人も多いかもしれません。そしてこれが「大人」ってやつですか、と今後の身の振舞い方に不安を抱えたという方もいらっしゃることでしょう。
あれは本当にお手本中のお手本だと思ってください。とりあえず深呼吸しましょう。
相手別お礼状の書き方
両親、親戚から仲のいい友人や職場の人などにお礼状を書こうと考えていると思いますがもちろん全員同じ文章のお礼状を送るわけにはいきません。
まずは両家両親に送るお礼状についてですが、どう書いていけばいいでしょう。
お礼状には基本の構成というものがあります。まず季節を表す言葉を使っての時候の挨拶から入ることはお手本通りです。
ほらほら、やっぱり「大人」だ!と思ったかもしれませんが、小難しい読み方もわからないような季語を使えという意味ではありませんよ。
最近の気温のことだったり、桜の花の咲き具合に触れたりと、挨拶が自然に入れる形なら全く失礼はないと思います。
そしてお礼状なので冒頭にお祝い金へのお礼の言葉をしっかり書きましょう。続いてお祝い金の使い道などを書くと喜ばれるでしょう。もちろん使い道次第ですけど。
お礼も済んだしこれでもう書くことなくなりましたか?
このお礼状はお礼だけではなく、夫婦になった二人の新生活への抱負など今後の姿勢を示すためのものでもあると考えましょう。
両親も読んでいて、一番心に響く部分になるのではないでしょうか。
そういった流れから結びの言葉で終わることができれば、もうそれは立派なお礼状になることでしょう。
またその相手の人柄や、相手との間柄なども意識して言葉を選ぶのが良いお礼状なのかと思います。相手からすれば親しい仲だと思っていたのが、形式ばった堅苦しい文章のものを送られるのは、かえって失礼なのかもしれませんよね。
次に親戚へと送るお礼状ですが、基本の構成は同じでもいいでしょう。
お礼の後に二人とも喜んでいることを付け加えたり、結婚式へ参加してもらったことへの感謝や、式の感想などもいいと思います。
他にも、今後のお付き合いについても書いてみてはいかがでしょう。ご指導や支援をお願いする言葉なども親戚の方は嬉しく感じるのではないでしょうか。
そして友人や知人へのお礼ですが、よほど目上の方とかではないかぎりお礼状などといった形をとらなくてもいいのではないかというのが私の本音です。
実はあんまりもらったことないですよね?私だけかもしれませんけど。
ハガキやメールでも、ちゃんとした自分の言葉で送れば伝わるものだと思います。
また結婚式の写真を送る際とかに、お礼の手紙も添えておくなども自然でいいのではないでしょうか。
相手のことを想って書くこと
よくある文例のような形式ばった手紙をもらって、相手がどう感じるか想像することが重要だと思います。もちろん礼儀だし、そこにはマナーとか常識とかがあるので、そこからはみ出せば失礼にあたるのですが。
他人が作った文章の中に、心から感謝の気持ちを込めるのは難しいと思います。形だけのものよりその人のことを想い自分なりの言葉で書いたものの方が、受け取った相手に響くのではないでしょうか?