ついつい行きたくなる小笠原諸島に秘められた7つの魅力|トピックスファロー

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2012年10月24日
ついつい行きたくなる小笠原諸島に秘められた7つの魅力

東京から南南東に行くと、約30個の島々からなる小笠原諸島があります。映画の舞台や世界遺産の登録などにより、訪れる人が増えました。確かに有名になりましたが、人を惹きつける理由はそれだけではありません。『ついつい行きたくなる』と思わせる、小笠原諸島の魅力に迫ってみました。

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大海原に浮かぶ南の楽園

東京から南南東に行くと、約30の島が太平洋上に点在しています。
大海原に囲まれ『南の島』と思わせるその島々は『小笠原諸島』と言います。
映画の舞台や観光スポットを取り上げた番組・雑誌で紹介されているので、一度は耳にしたことがあると思いますが、まだまだ詳しく知らない人もいるのでは。
一体、小笠原諸島とはどんな所なのでしょうか。

2011年に小笠原諸島の豊かな自然が世界的に認められ、『ユネスコの世界遺産』に登録されました。
楽園として世界に認められた小笠原諸島は、近年訪れる人たちが増え“東京都内”でも人気のある観光地になっています。
そんな、小笠原諸島の魅力とは何でしょうか。

人を惹きつける魅力にあふれた島

独特の景観

小笠原諸島外観

小笠原諸島の特徴は景観にあります。紺碧の海やサンゴ礁、岩肌がむき出しになった島に生息する動物達。本州とは全く違う種類の植物。これらが見事に共存しているのはココだけではないでしょうか。
実際に島内を歩いて散策することでも十分楽しめますが、おススメは遊覧船に乗って島を外から見て回ることです。
特に無人島は全く手がつけられていないため、島本来の持つ姿を見ることができます。
また、午前と午後で違う表情を見せてくれるのも魅力の一つです。

ハイキング・トレッキング

ハイキング・トレッキング

小笠原諸島を満喫する方法の一つに『ハイキング』『トレッキング』があります。先程も触れましたが、小笠原諸島にはココでしか見ることができない植物や動物がいます。
それらを身近に感じるならハイキングやトレッキングが最適です。
うっそうと生い茂る原生林を抜けて辿りついた先には、疲れを吹き飛ばすような絶景が待っていることでしょう。加えて希少な動物達に出逢えるかもしれません。
大自然がそのまま残っているからこそできる体験です。

ドルフィンウォッチング

ドルフィンウォッチング

笠原諸島の周りには紺碧の海が待っています。
船で沖まで行くと、水しぶきをあげて泳いでくる生き物にあえるでしょう。イルカです。
あくまでも、自然が相手なので確実に会えるという保障はできませんが、好奇心旺盛なイルカは船について来たり、時折水面からジャンプする姿を見せてくれるでしょう。
主に船の上からの観察をしますが、条件が良ければ『ドルフィンスイム(イルカと一緒に泳ぐ事)』ができます。
ここでしかできない体験に感動すること間違いナシです。
※小笠原諸島沖は海底が見えない程深い場所ですが、ライフジャケットを着用しますので初心者でも安心してドルフィンスイムができます。

ホエールウォッチング(ザトウクジラ)

2月から4月にかけての時期はホエールウォッチングのシーズンです。
夏の間アラスカの方で過ごしたザトウクジラが出産のために、小笠原諸島の近くまできます。
何十トンもある巨体を軽々持ち上げる迫力満点のジャンプや、豪快な潮吹きを間近で見る事ができます。
さらに、水中マイクを使えばクジラ達の歌を耳にすることができます。
広大な海を悠然と泳ぐクジラ達を目の当たりにするなら、何とも言えない感動に包まれるでしょう。

絶滅危惧種の宝庫

絶滅危惧種のウミガメ

小笠原諸島は、実に様々な動物が生息しているところです。
ココでしか見ることができないものばかりなので、目にすることができたなら、それは本当に貴重な体験となります。
また、小笠原諸島はアオウミガメの産卵場所としても有名です。世界的に数が激減しているアオウミガメの保護に取り組んでいる姿勢や飼育、放流を『ウミガメ教室』を通して学ぶことができます。
ありのままの自然から命の大切さを知る機会になるでしょう。

サイクリング

サイクリング

雄大な自然に囲まれた島を巡るなら、サイクリングが一番です。サイクリングをすることで、島の自然を肌で感じる事ができます。
自動車の移動では気が付かなかったことでも、自転車なら発見できることもあります。
すぐ側まで来ている手つかずの自然を見ながら、颯爽と風を切ることは都会では決して味わえない事です。小笠原諸島を満喫するならサイクリングがうってつけです。

スターウォッチング

スターウォッチング

小笠原諸島の魅力は日中だけではありません。夜にも素晴らしい表情を見せてくれます。 その一つがスターウォッチングです。
人間の手がほとんど加えられていない自然が多いので、天体観測の妨げとなる強い光はありません。そのため、四季折々の星空を見る事ができます。
例えば、春には『春の大三角形』が天空を飾ります。しし座のデネボラ、おとめ座のスピカ、うしかい座のアルクトゥルスという星を繋ぐことでできるものです。
夏は天の川が煌めき散開星団と呼ばれる星の集まりを見ることができます。
秋にはM31というアンドロメダ座の銀河が確認できますし、冬にもオリオン座大星雲を確認できます。
自然があるからこそできるものです。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。