【海外留学に必須】受験前に知るべき!英語資格【TOEFL】試験の基本|トピックスファロー

  • フリーライター求人
2013年5月23日
【海外留学に必須】受験前に知るべき!英語資格【TOEFL】試験の基本

大学試験の際に必須となるのでは?なんて話も聞かれる「TOEFL」。 そうでなくとも、グローバル化が叫ばれる現代社会において、英語を使いこなせるという事は、損ではないスキルではないでしょうか。 こちらでは、英語能力を測る試験「TOEFL」の受験について紹介します。

WEBライター
  

学生なら受験しておきたい?TOEFL

Photo by Marco Arment

最近、「大学の入試試験にTOEFL活用を」というニュースが流れました。
対象は全ての国公立・私立大学で、学部ごとに設定した点数基準を決め、それをクリアした受験者のみに受験が認められるとのことです。

まだ決定になるかどうかはわかりませんが、もしもの時のためにTOEFLについて知っておいて損はなさそうです。
そこで今回は、TOEFLがどのような資格なのか、詳しく紹介します。

TOEFLとは

TOEFLとは、アメリカのNPO法人、「Educational Testing Service(=ETS)」が主催している、英語のテストです。
このTOEFLは非英語圏の出身者のみを対象にしたテストであり、英語圏の高等教育機関への入学希望者の英語力判定の際に用いられることが多いです。

公式サイト
TOEFL
日本事務局
TOEFLテスト日本事務局 – CIEE

すなわち、このTOEFLは学生さんや、学習意欲の高い人向けの検定と言えるでしょう。

昔と今のTOEFLは違う!

TOEFLはかつて行われていた形式と、現行で行われる形式に違いがあります。主に、以下の3種類があります。

  • TOEFL PBT
    TOEFL実施初期(1960年代)に行われたTOEFLで、PBTとは「Paper Based Test」の略称です。
    当時はコンピューター自体が一般的ではなく、「リスニング」「リーディング」「文法」の3セクションをそれぞれ31~68点で評価し、「3で割った平均×10」のスコアで計測していきます(310~677点)。
  • TOEFL CBT
    TOEFL PBT後に行われていたテスト形式です。CBTは「Computer Based Test」の略称です。文字通り、コンピューターの発達により、パソコンを使用したテスト形式になりました。
    TOEFL PBTの3セクションが基本ですが、文法セクションに「ライティング」セクションが組み込まれました。点数は各セクション0~30点、PBTと同じく「3で割った平均×10」のスコアになります(0~300点)。
  • TOEFL iBT
    2006年より行われている形式です。iBTは「Internet Based Test」です。
    試験内容は「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の4セクションからなり、各セクション30点満点、それを合計した0~120点が自分のスコアとなります。

受験するためには

スケジュール

まずはいつTOEFLテストが行われるか、確認する必要があります。
TOEFLは年間スケジュールが公開されていませんが、数カ月単位でスケジュールと会場が掲載されるので、そちらで確認しましょう。

TOEFL iBT® テストセンターと試験日 – ETS

試験予約方法・料金

試験の予約はオンライン・電話・郵送にて予約を行うことが可能です。
また、試験前にはTOEFLサイトにて登録要綱が確認できますので、それをしっかりチェックしたうえで申し込みをしましょう。
TOEFL iBT 登録要綱および申込用紙 – ETS

試験料金は試験7日前に予約をすると、US$225となり(Regular Registration)、オンラインで3日前、電話で前日17:00までに予約すると、US$260となります(Late Registration)。

支払い方法はクレジットカード(CISA・Master・American Express・JCB・Discover)で払うことになるでしょう。クレジットカードならどの予約方法にも対応しています。

予約変更・キャンセル

TOEFL試験の予約変更・キャンセルは、試験日4日前まで行うことができます。公式サイトの「My TOEFL iBT ACCOUNT」にログイン後、キャンセルするテストを選択し、右上「取消」ボタンをクリックすれば、取り消すことが可能です。
また、電話による変更・キャンセルも可能です。

TOEICとTOEFLの違い

公式
TOEIC

名前の感覚や主催団体(ETS)が同じことから、同じような検定ではないか?と思われることも多い「TOEFL」と「TOEIC」。
この2つの資格にはどのような違いがあるのでしょうか。

対象者

TOEFLは主に北米の大学など、英語圏の学校へ留学する際に必要となります。
TOEICは「どれだけ英語でコミュニケーションができるか」という事ですが、内容は日常会話よりもビジネス英語の比重が大きいようです。

世界的実用性

一般的に、TOEICよりもTOEFLの方が世界で通用度が高い、と言われています。
TOEFLの実施国が約180ヶ国に対し、TOEICは約120ヶ国、またTOEICは日本や韓国・台湾など特定の国の受験者が極端に多い、というのが根拠だそうです。

勉強するためには

Photo by Lidyanne Aquino

TOEFLはレベルの高いテストです。合格するためには沢山勉強しなければいけません。
これから初めて勉強して試験を受けようと考えている方は、まずは以下の事から始めるとよいでしょう。

出題形式の把握

TOEFL iBTには、例題や過去問が掲載されている、オフィシャルガイドが販売されている。

最新版The Official Guide to TOEFL iBT – ciee

まずはTOEFLの出題形式を把握することが大切です。ですので、このオフィシャルガイドは必ず用意しておきましょう。

目標を定め、各分野ごとにアプローチ

オフィシャルガイドを繰り返し解いていくうちに、自分の得意・不得意が見えてくるはずです。
そこで、TOEFLの目標点を定め、自分の実力や伸びしろを考えた上で、「目標合計点を考慮し、その点数を取るための各分野の目標点」を定めるようにしましょう。リーディングで25点、リスニングで20点…と言った感じにです。苦手な分野・勉強しにくい分野は低めに設定し、得意な分野・勉強しやすい分野で挽回できるようにするのです。
あとはその点数を目指せるよう、必要な勉強をしていけばいいでしょう。

著者:海老田雄三

WEBライター
アイコン
芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。