【第9回】「生活の乱れ」は病気のもと!|トピックスファロー

  • ウェブライターを大募集!ぜひ応募してください
2015年9月25日
【第9回】「生活の乱れ」は病気のもと!

食生活の乱れや体質、疲れは、私たちの健康に大きな影響を与えます。東洋医学では、これらを「不内外因」と呼びます。あなたの不調の原因が「不内外因」なら、ひょっとすると、少しの生活改善で簡単に解消できるかもしれません。

WEBライター テキストライター
  

いわゆる「体に悪いこと」が、「不内外因」

3大病因のうち、「内因」は私たちの感情の起伏、「外因」は「季節の変化」でした。この「内因」でも「外因」でもない原因、それが「不内外因」という3つめの病因です。具体的には「飲食失節(しつせつ)・労逸(ろういつ)・五労(ごろう)・体質・外傷」の5種類ありますが、一言でいえば「体に悪いこと」です。
c

食べ過ぎ、飲み過ぎ、食べなさすぎ

「飲食失節」とは、読んで字のごとし「飲食の節度を失っている」わけですから、食生活が乱れていることをさします。小食は栄養失調を引き起こしますし、逆に過食は消化器官に負担をかけます。偏食も同様に臓腑に負担となる行為です。たとえば、夏、暑いからと冷たいものを食べ続けていると、「脾」や「胃」を冷やし、下痢や冷えなど「寒邪」が侵入したような状態になります。寒熱の過ぎたものを食べると、陰陽のバランスも崩れ、気や血の停滞を引き起こします。腐ったものや、添加物の多いものを食べたりしても同様です。

働き過ぎ、休み過ぎ

「労逸」とは、「過労」と「安逸」のことです。「過労」はともかく、「安逸」は良いことなのではと思いがちですが、実はこれもほどほどが肝心。過度な安逸は、健康によくありません。休日に、日ごろの疲れを取ろうとして一日中ゴロゴロして過ごしたら、「かえって疲れた」という経験はありませんか?これは、気血の停滞を引き起こし、「脾」「胃」を衰えさせるとともに、意欲や食欲を減退させたからなのです。
一方、「過労死」のことばがあるように、働き過ぎがよくないのは言うまでもありません。そのほかにも、考え過ぎによる精神的な疲労「心労過度」、過度な性生活による疲労「房事過度」もよくありません。たとえば「心労過度」は、「脾」と「心」の失調をきたし、動悸や食欲不振、下痢などを引き起こします。また、「房事過度」は、「腎精」を消耗させ、耳鳴りやめまい、無月経など「腎」に関わる症状があらわれてきます。

使いすぎもダメ

「五労」は、身体の特定の場所を使いすぎることをいいます。目をずっと使い続ける「久視」、寝たきりの状態である「久臥」、座り続ける「久坐」、立ち通しの「久立」、歩き続ける「久行」といった、何らかの動作をし続け、特定の場所を酷使することになるのは、やはりよくありません。パソコンやスマホが生活の一部となっている私たちは、誰もが「久視」の状態にあるといえるでしょう。デスクワークの多い人、逆に店舗などで一日中立ち続けなければならない人、そして老衰などにより寝たきりとなっている人など、現代の私たちはまさに、「五労」の要素に囲まれているといっても過言ではありませんね。

自分の体を大切に

生活の乱れが健康に与える影響は、その人の体質によっても変わってきます。また、生活環境の安全性も重要な要素です。

「痰飲」と「瘀血」

身体機能が低下すると、気・血・津液のめぐりが滞ることがあります。水分代謝の異常が「痰飲(たんいん)」で、血液のめぐりが滞るのが「瘀血(おけつ)」です。こうした症状をもつ体質の人は、病気を引き起こしやすい状態にあります。
「痰」とは、一般的にのどに絡むものをいいますが、東洋医学では粘り気があり全身に留まる水分と考えます。これに対して、サラサラしているものが「飲」です。「痰」も「飲」も臓腑や経絡に留まり、さまざまな不調を生じさせます。たとえば、「大腸」にとどまった場合は、下痢や足のむくみ、食欲の低下などを、「肺」にとどまると咳やぜんそくなどの症状が見られます。
一方、血が臓腑や経絡に滞るのが「瘀血」です。月経痛や神経痛などの痛み、便秘や肌のくすみなども生じます。悪化すると、脳血管障害や子宮筋腫などの病気を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

外傷も病因となりうる

東洋医学では、骨折や切り傷、虫刺されなどの外傷も病因の一つです。外出しているときには、それなりに注意して行動するものですが、外傷は、必ずしも屋外で発生するものではありません。特に、階段からの転落、カーペットや敷居などによる転倒など、実は、家庭内の事故というのも意外と多いものです。こうした事故による外傷から病気になってしまうということは、往々にしておこります。自分や家族の生活空間に、外傷を負う危険はないかをチェックすることも健康を維持するためには大切なことなのです。

「不内外因」は自分でコントロールできること

「不内外因」は、以上のように、「自分の意思でコントロールすること」ができるものです。特に、現代の私たちの生活は、「飲食失節」や「五労」、「労逸」などに陥っている傾向があるといえます。すべてを一度に解決するのは難しくとも、生活のなかで「健康に悪いこと」をしていないかどうか、しているとするならば少しでも改善しようと意識することから始めることが大切です。
心理カウンセラーのお仕事で、30代のママから相談を受けました。
そんな彼女の悩みは、お姑さんとの関係でした。彼女の嫁ぎ先は、自営業をしています。

そのために、結婚当初からおっとりした彼女には、自営業の嫁は務まらないと反対していたそうです。それでも彼女は、お義母さんに気に入ってもらえるようにがんばって来たそうですが、最近はストレスで夜眠れなくなってしまったとのご相談でした。

お話しを聞いていて、彼女の考え方の方向性を変えるようアドバイスをしました。世の中同じような悩みを持っている方は多いでしょうから、参考までにご紹介しましょう。

姑が嫌味を言ってきたら、「夫」という印籠をかざす

姑が嫌味を言ってきたら、深刻にならずに聞き流しましょう。
母親というものは、息子の嫁に対してある程度夢を抱いているものです。
相談者さんの場合、お義母さんの夢描いていたお嫁さんのイメージと少し違っていたのだと割り切りましょう。 姑

相談者さんのご主人は、相談者さんのおっとりした雰囲気を好きになったのですから、もっと自信を持った方が良いですよ。

でも、「自営業の嫁となるのだから、バリバリ仕事の出来そうな女性が良い」と思うお義母さんの気持ちも一般的でしょう。
ただそんな理由で、相談者さんの外見から判断して初めは反対されたのでしょう。

でも、一応結婚を許されているのですし、将来家業を継ぐのは相談者さんのご主人なのですから、相談者さんも社長の奥様として相応しい技量を身につけなければなりません。
それに相談者さんは外資商社の秘書室でお仕事をされていたのですから、おっとりしていても仕事の能力はあるのです。自信を持って下さい。

お義母さんの言葉に、いちいち深刻にならずに聞き流しましょう。家事のこと、仕事のこと、子育てのこと、さまざま口を出してこられるのでしょうが、
「お義母さん、ご心配して下さってありがとうございます。主人に相談してみますね!」
と答えておくのです。

その場であなたの意見を言ったり、反論したりするのは逆効果です。嫁の意見は、何を言っても姑からは腹が立つものです。 正しいかどうかではなく、反論されたことに腹が立つのです。

ところが、愛する息子から反論されても腹が立たないのが母親の不思議なところです。「嫁に言わされてるんだろうな」とは思っても、息子と喧嘩になりたくなければ引きさがってくれます。
多くの場合、その時の不満は、嫁のところにやってくるでしょう。でも、それは、知らぬ存ぜぬで貫き通すのです。

「うちのだいたいのことは、○○さん(夫)の意見に従うようにしています、○○さんとお話して下さい。お義母さんのご意見は伝えておきますね」
といった感じです。

こういうと、暖簾に腕押しですし、嫁にねじこんだことが息子にばれて、息子から文句をいわれる結果となる、ということをお義母さんにも学習してもらえます。

相談者さんの「栗ごはん事件」


相談者さんの場合、敬老の日に赤飯の栗ご飯を作ってお皿に入れておすそわけしたら、毎年、お義母さんはなんの感想も言わず、もち米栗ご飯を入れてお皿を返してくるそうです。
お義父さんからは「赤飯の栗ごはん、美味しかったよ」と言われたそうですから、好評だったわけですし、お義母さんも食べているということですよね。

栗ごはん

残さず美味しく食べてくれたのなら、こちらも残さず美味しく食べて、毎年食べ比べで良いではありませんか?
けどお礼を言うときに困るということでした。
お義母さんの意図なんて考えずに、素直に「白い栗ごはんも美味しいですね。 お義母さん、ありがとうございます。私のお赤飯の栗ごはんはいかがでしたか?」と聞いてみましょう。

「うちの栗ごはんは、いつももち米だから」
とお義母さんは答えるでしょう。
「これがうちの味よ」と言わんばかりに!
「だったら、お赤飯の栗ごはんはどうですか?」
と悪びれずに聞いてみましょう。
普通は「まあまあね」なんて感じで終わるでしょう。
そのときは、「ありがとうございます。また作りますね」と明るく答えれば、喧嘩になりようがありません。
反対に意地悪く「お赤飯は嫌いなの」と言われたときは、「そうでしたか。知らずにすいません。この次は白い栗ご飯にしますね。」と言って、
次回はお義母さんの言うとおりにしてあげましょう。

これで、相談者さんの勝ちです。勝ち負けの問題ではありませんが、絶対喧嘩になりませんし、人は悪びれずにニコニコ答えられると、嫌みや皮肉を言った方が、何だか悪者になった変な気分がして後味が悪いものです。
こういうことが重なると、お義母さんも、無駄な戦いを挑んで来なくなるでしょう。

その代わり「うちの嫁は鈍くて、何考えているのかわからないわ」位は言われるかもしれませんが、少なくとも戦いにはなりません。

アドバイスのまとめ

相談者さんには、言葉の裏読みをしないようにアドバイスしました。
相談者さんにも、お義母さんに対して「お姑さんは自分のことを嫁として認めていない」という被害妄想から色眼鏡で見ている所もあります。

相談者さんに会社の仕事を任されているのですから、お義母さんのお小言を、会社の先輩の言葉だと思えば、ただの注意で嫌みでも何でもなく思えるかもしれませんよ。

それに多少の嫌みが含まれていても、もう結婚して7年にもなるなら、お義母さんの性格を見極め、理解して、上手に振舞いましょう。あなたをお義母さんも認めていますよ。

******これが相談者さんへのアドバイスでした**********

姑とは争わないのがコツ!


愛する息子と仲良くしていたい親ほど、嫁と敵対しがちですが、それは寂しいからです。
だったら、そのお義母さんの寂しい気持ちをくみ取って譲歩してあげればよいのです。
嫁と姑は、本妻と愛人の戦いに似ていると思います。

だったら、お義母さんに形式上本妻の座を譲ってあげて、相談者さんは、一歩引いて愛人の座に収まっていればいいのです。だって、戸籍上は、相談者さんが本妻ですし、愛情も相談者さんにあるのですから。

息子にとって、母親は絶対です。妻が母親に優しくしてくれたら、妻の親にも優しくしてくれるものです。
「お義母さん」は夫の母親なのです。血の繋がりはどうにもなりません。

それに、自分の母親を無視して妻の言いなりになるような男性は、自分が一番大切な人です。今の自分さえ幸せだったら、母親の気持ちも関係ないということです。

自分を生んで育ててくれた母親を平気で裏切れるのですから、自分の妻なんて他人ですから、もっと平気で裏切りますよ。

慣れ親しんだ家族への態度が今の母親への態度なのです。つまりは今の母親に対する態度が、老後の妻に対する態度だともいえるということです。

そう考えれば、お義母さんとの争いは不毛です。だから「暖簾に腕押し」作戦が一番なのです。
嫌みを言われても、深く追求せずに、鈍くて気付いていないふりをするのです。
いつもニコニコ受け流して、何でも自分の都合の良いように解釈していたら、姑の方がアホらしくなってしまうでしょう。

「うちの味はこうだから」と言われたら、「美味しいですね。がんばります。」と答えましょう。
おふくろの味を嫌いな息子はいません。だから、夫のために素直に教えてもらいましょう。

息子が幸せだとわかると姑は嫁に優しくなるもの?


愛する息子が結婚前と同様に自分に優しければ、姑は嫁に無駄な戦いは挑みません。
また、息子が嫁に大切にされているとわかると、満足するものです。
さらに、嫁の実家よりも優先してくれているとわかると、却って気遣ってくれたりもすることもあります。

「北風と太陽」というお話があるように、太陽でお義母さんの心を適度に満足させるように振舞っておくことも必要です。

家族

姑は嫁に不満を持っていて当たり前なのです。
それなら、「できの悪い子ほど可愛い」ならぬ、「できの悪い嫁ほど可愛い」と思ってもらえるように努力してみるのも一つの方法かもしれません。

そうなれば嫁に余計な期待をしなくなり、争いになりようもないので、嫁の悪口も言いようがありません。
そのうち「息子を大切にしてくれるならいいや!」と思うようになるでしょう。
「嫁と仲良くしていたら、もれなく息子が付いてくる」と姑に思わせればこちらのものです。

いかがですか?
母親も妻も、いわば、同じ男性を愛している女性です。
夫に「妻と母親のどちらを愛しているか」なんて選択できるものではありません。
夫を愛しているなら、「できの悪い嫁」に徹して、どうせ形だけなのですから、お姑さんには本妻の座だって譲ってあげましょう。

それに、これは初めのうちだけです。そのうち、お姑さんにも平気で言い返せるくらい仲良くなれます。
息子の嫁の性格が良いことが分かれば、母親は息子を託してくれるものです。
それまでの嫁いびりは、息子を託せる女性かどうか試されているのだと思って信じて待っていましょう。

但し、夫が完全なマザコンで、妻を一切かばってくれずに、ストレスでどうにかなってしまいそうなら、自分が壊れる前に離婚をしましょう。

人によっては離婚した方が良い場合もあるので、それは、あなたの判断次第です。幸せになるために、敢えて離婚を選択した方が良い場合だってあります。
でも、早まった選択はしないでくださいね。

著者:IRU

WEBライター テキストライター
アイコン
WEBやテキストのライティングをしています。
政治経済、歴史文化に関するテーマのライティングが得意ですが、医学や料理、生活雑貨やプログラミングなどと幅広いことに関心を持っています。お仕事をいただきながらいろいろな勉強するのが、とても楽しいと思う毎日です。
大好きな場所は、「図書館」。地元の図書館が最近新しくなったので、納税者として“もと”を取るためにも、ガンガン利用しています。まだまだ図書館のサービスを利用しきっていないと思うので、さらに「使い倒す!」が目標。
昨年までは細々とやってきたライティングですが、一念発起して今年から本格的に取り組むことにしました。お仕事をする上で一番大切にしていることは、「締め切り厳守」。インフルエンザだろうが、葬式だろうが、何があっても「締め切りは守る!」が信念です。