沖縄の文化と歴史が現代に繋いだ貴重な遺産
沖縄にはかつてグスクと呼ばれる城が多く存在していました。
奄美諸島から八重山諸島にかけて点在していたグスクは、琉球王国のかつて繁栄を示すものです。
そして、数多あるグスクの中から、沖縄本島にある5つのグスクが、2000年(平成12年)に世界遺産に登録されました。
沖縄の文化と歴史が産んだ建造物が世界に認められ、その文化と歴史が脈々と現代まで受け継がれてきた事を示す証拠であり、とても名誉なことと言えましょう。
そんな沖縄が誇る世界遺産を見て回るのも沖縄観光の醍醐味の一つ。
沖縄の歴史に触れつつ、世界に認められた城跡を一つ一つ見ていきましょう。
首里城(スイグスク)
沖縄観光では欠かす事のできないスポットです。
首里城は政治や外交面で琉球王朝を支える中心地であり、琉球王朝の国王が生活する王宮でもありました。
城の作りは中国と日本の影響を受けています。
例えば漆が施されて朱色になっている壁、屋根に使われている瓦など、その名残を随所に見る事ができます。
琉球王朝の歴史と文化を感じる事ができる沖縄の至宝。
絶対にはずせないスポットと言えましょう。
住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目2
電話:098-886-2020
営業時間(有料エリア)
1月~3月:午前8時30分~午後6時(締め切り午後5時30分)
4月~6月:午前8時30分~午後7時(締め切り午後6時30分)
7月~9月:午前8時30分~午後8時(締め切り午後7時30分)
10月~11月:午前8時30分~午後7時(締め切り午後6時30分)
12月:午前8時30分~午後6時(締め切り午後5時30分)
営業時間(無料エリア)
1月~3月:午前8時~午後6時30分
4月~6月:午前8時~午後7時30分
7月~9月:午前8時~午後8時30分
10月~11月:午前8時~午後7時30分
12月:午前8時~午後6時30分
休み:なし(一部の施設は7月の第1水曜日と第1木曜日が休み。)
料金:
大人800円、高校生600円、小中学生300円
※正殿・御庭(ウナー)に入るため料金。それ以外の所は無料。
年間パスポート:大人1,600円、高校生1,200円、小中学生600円
駐車場:
あり(有料)
中城城跡(ナカグスクじょうあと)
15世紀の琉球王朝、中城按司護佐丸盛春(なかぐすくあじごさまるせいしゅん)の城とされている。
地形を見事に利用した城で、戦いの時に有利だったとされています。
城壁も石でできており、見ていて非常に美しい城跡です。
住所:
沖縄県中頭郡北中城村字大城503
電話:098-935-5719(FAX:098-935-1146)
営業時間
1月~4月:午前8時30分~午後5時
5月~9月:午前8時30分~午後6時
10月~12月:午前8時30分~午後5時
休み:
なし
料金:
大人400円、中高生300円、
小学生200円
※20名以上は大人300円、中高生200円、小学生100円
※療育手帳・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料、
付添い1名まで。
駐車場:あり(
無料 )
勝連城跡(かつれんじょうあと)
琉球王朝に抵抗し続けた阿麻和利(あまわり)の城です。
丘の上にあるため最高の景色を眺める事ができます。
作りも石造りなので自然と見事に融合した城です。
住所:
沖縄県うるま市勝連南風原3908
電話:095-978-2227
営業時間:特になし(勝連城跡休憩所は午前9時~午後6時)
座喜味城跡(ざきみじょうせき)
15世紀の初め頃に、読谷山按司護佐丸によって築かれた城といわれています。
この城も小高い山の上に建設されていますので絶景を楽しむ事ができます。
また美しい曲線で作られている門も魅力の一つです。
住所:
沖縄県中頭郡読谷村座喜味708-6
電話:098-958-3141
営業時間:
特になし
今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)
沖縄の北部にある今帰仁城跡は沖縄県最大の面積を誇る城です。
琉球王国以前の三山時代に築かれたと言われ、石垣の積み方が『野面積み』と呼ばれる古い手法を用いている事が、その証拠とされます。
山の上にあることで、その眺望は素晴らしく、特に1月~2月にかけては桜が彩りを添え、この上なく美しい景色を愛でることができます。
住所:
沖縄県国頭郡今帰仁村今泊
電話:0980-56-3201
営業時間:午前8時~午後6時
休み:
なし
料金:
大人400円、子供300円、小学生未満無料