屋久島ガイドが教える!心に残る旅行にする為の4つのポイント|トピックスファロー

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2013年2月5日
屋久島ガイドが教える!心に残る旅行にする為の4つのポイント

疲れた現代人の旅行先に必ず候補となる屋久島。その人気から多くのツアーも組まれ、女子の一人旅も珍しくなくなってきました。しかし相手は世界遺産に指定される大自然。観光地気分で行くと手痛い失敗をする可能性もあるのです。

ライターとして活動中。デジタルカメラで、素材作りもお手の物。
  

屋久島の観光シーズン

一年中、暖かいイメージのある屋久島ですが、標高が高い事もあり毎年12月ごろには雪が降るのは意外な事実。最低気温が氷点下に達する事も珍しくはありません。
また、夏場には3つか4つくらいの台風が接近、上陸します。

トレッキングのシーズン

トレッキング(屋久杉を見る)事が目的なら、12月から2月までの期間はおすすめできません。
台風や梅雨の時期を考えると、天候が安定しやすい『5月』。台風が落ち着く『9・10月』なります。

観光客の混雑にも注意

また、観光客の増加により、屋久杉を見に行く等の人気のコースでは、「都会の雑踏並み」と言われる程の渋滞が発生します。
ゆっくりと自然を楽しみたいのなら、GW等の大型連休は、外した方が無難でしょう。

縄文杉快適登山日カレンダー

屋久島の地理

屋久島は周囲130kmと国内の離島としては5番目の大きさがあり、車で1周するだけでも3時間を要します。
しかも中心部は阿蘇山よりも高い『山』が5つもあるのですから、目的地までは海沿いを移動する事になります。
また、高低差のあるアップダウンの激しい道が続きますので、ツアーを利用していないのなら、レンタカーが必要になるでしょう。

運転時には交通事故に注意

しかし、北西にある西部林道と呼ばれる道は、車がすれ違うのが難しいほど狭く、毎年のように交通事故が起きています。
そんな中を観光バスや地元のタクシーに混ざって走る事になりますので、運転に自信のないドライバーは移動手段の検討が必要になるかも知れません。

トレッキングの準備と心構え

もののけ姫で有名になった『白谷雲水峡』の所要時間は約3時間10分。
人気の『縄文杉往復コース』は9時間30分。
これは、屋久島のガイドの元で、無理なくトレッキングを楽しんだ時の平均時間です。
何の準備も、装備もなくトレッキングを行った所では、『登った』という事実と『疲れた』という感想しか残らないでしょう。

ツアーガイドを利用する

「観光客が原生林の中に入り、自然に影響を与えない」という観点からも、登山道は整備され、山道で迷う可能性は少ないと言えるでしょう。
しかし、トレッキング自体の経験が少ない場合、ペース配分が分からずに途中でバテてしまう事もあります。
また、延々と続く退屈な山道もガイドの話を聞きながら行く事で、飽きることなく目的地に到着する事も出来るでしょう。

屋久島の必須装備

通常のトレッキング装備加え、忘れてはいけない装備を紹介します。

水筒

季節を問わず、水分補給は重要です。
喉が渇いた時には、すでに体の中から水分が失われている状態。
行動中はいつでも水分が取れるようにしておきましょう。

ヘッドランプ

トレッキングが長時間に及び日没を迎えた場合、暗い山道を歩く事になります。
また、森の中には日中でも光が届かない場所もありますので、準備しておいて損はありません。

携帯食

トレッキングでは大量のエネルギーを消費します。
そこで携帯が簡単で、カロリーの高いチョコや飴が必要になります。
また、汗と共にミネラルも流れてしまうので、塩分とミネラルも同時に取れる食料が便利です。

レインウェア

「一月のうち35日間は雨が降る」、というのは言いすぎとしても、2日に1回は雨が降るのが屋久島です。
突然の雨に降られれば、体を冷やし体力を奪われ、途中リタイアも十分に考えられます。
防水性と通気性に優れたものは高価で手が出しにくいのであれば、レンタルショップを活用しましょう。

ジップロック

前述したように雨の多い屋久島は、携帯やデジカメの天敵とも言える環境です。
しかも1日の降水量が100mmを超える事も多く、ザックの奥にしまっていた電子機器が水没する事も珍しくありません。
そこで、水に浸かると故障の危険があるものは、防水の為にジップロックに入れて保管すると安全です。

携帯トイレ

環境保護の面からも、トイレは指定以外の場所で行ってはいけません。
また、観光客が集中する為、トイレ待ちの時間は長く、清潔ともいえないでしょう。
万が一、我慢しきれずに登山道から離れ、人から見えない位置に行ってしまうと遭難する可能性もあります。

それらの問題を解決するためにも、携帯トイレの準備は必須と考えた方がいいでしょう。
携帯トイレは、屋久島内の至る所で販売しています。

また、携帯トイレだからといって場所に関係なく、用を足せるわけではありません。
携帯トイレ用のブースが各所に設置されているので、その場所を利用する事になります。

携帯トイレブースの設置場所と利用方法

屋久島の魅力は『水』にある

屋久島といえば、『縄文杉と苔むした深い森』というイメージでしょう。
しかし、それらを支えているのは、屋久島に降る雨です。
雨が降る事で、霧に包まれた幻想的な風景を生み出し、その生態系を支えています。

豊富な水が流れる川では、リバーカヤックやキャニオリングを楽しむこともできます。
また、永田浜は海水浴場であると同時に、ウミガメの産卵場所として有名ですし、ダイビングやシュノーケリングも楽しめるでしょう。

『屋久島=縄文杉』という先入観に囚われないというのも、屋久島を満喫する為の重要なポイントとなっています。

著者:天地佑樹

ライターとして活動中。デジタルカメラで、素材作りもお手の物。
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