あなたは「繰上返済の5つの『落とし穴』」を知っていますか?|トピックスファロー

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2012年7月16日
あなたは「繰上返済の5つの『落とし穴』」を知っていますか?

繰上返済は、毎月の返済とは別に前倒しで返済する方法で、返済期間を短くし、利息を軽減することができます。 しかし、繰上返済には、繰上返済の効果に目を奪われてしまうと、はまりやすい「落とし穴」が存在します。

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繰上返済とは

繰上返済とは、毎月決められた返済とは別に、一部ローンの返済を前倒して行う方法です。
元金を多く返済することで利息を減らし、ローン総返済額を抑えることが出来ます。

繰上返済には、次の2種類の方法があります。

期間短縮型

毎月の返済額は変わらずに、当初の返済期間を短くする方法です。
ローンを返済する際、毎月の総返済額には返済する元金にプラスして、利息が何割か含まれています。
そこに、この繰上返済方法を取ることで、繰り上げた分だけ返済額が増え、支払う利息が減ることになります。
ローンの早期完済や、総返済額を効率的に減らしたい人にオススメの形です。

返済額軽減型

返済額軽減型は、返済期間は変わらずに、毎月の返済額を抑えるというものです。
期間短縮型に比べ、利息軽減効果は少ないのですが、毎月の返済額が厳しいと感じるときや、将来的にローンが家庭の負担になると感じた場合に「返済額軽減型」を利用する人が多いです。

繰上返済の落とし穴

繰上返済を積極的に行うことで、収入がある若いうちに、ローンの完済を行うことができますので、繰上返済を利用する人は非常に多いです。

しかし、繰上返済を頑張りすぎる人が引っかかりやすい「落とし穴」が存在します。
こちらでは、特に引っかかりやすい、5つの落とし穴を紹介します。
特に期間短縮型の繰上返済を選択した場合は、はまりやすいので注意が必要です。

払いすぎて資金不足に

繰上返済は返済期間を減らし、総返済額を抑える有効な方法ですが、多額の現金が必要になります。
当然、多額の出費をした後は、手元に残るお金は少なくなります。
ぎりぎりの状態で期間短縮型を行ってしまうと、緊急の出費や、生活費の資金繰りに困ってしまう、なんてことになりかねません。

借換えに不利

ボーナスカットなどで年収が下がったとき、毎月の負担額を抑えるため、現在のローンから別のローンに借換えることで、毎月の負担額を減らす方法がありますが、繰上返済を行っている場合、審査で断られる可能性があります

借換えの審査の内容には、金利や借入額、返済期間などで決まる返済負担率というものがあります。
繰上返済で年数を減らした方は、年間返済額が増え、返済負担率が超えてしまうことが多いのです。

権利の放棄

ローンを組む際、団体信用生命保険のような、ローンを組んだ長い期間にのみ働く有利な権利と言うのが存在しますが、返済期間を短くすると言うことは、それらの権利の保有期間を放棄するという解釈に取られます。

すなわち、普通にローンを払っていたら、その権利を利用して損を無くすことが出来たかもしれなかったのに、繰上返済をしたせいでその権利を利用できず、損をしてしまったということもあるのです。

住宅ローン控除

住宅ローン控除とは、一定の条件を満たして住宅ローンを組んでマイホーム購入や、リフォームをした場合、ローン残高に応じて、税金の優遇を受けることが出来る制度です。
しかし、繰上返済で借入れ期間が短くなり、完済するまでに120回(10年)を切ると、住宅ローン控除の継続適用が不可能になります

返済期間の再延長ができなり

上述の様なデメリットを受けてしまうと、返済期間を元に戻したいと思う人が出てくるかもしれません。
しかし、返済を1度行うと、返済期間の再延長は、基本的に行うことはできません
ですので、安易な繰上返済を行わないようにしましょう。

バランスを大切に

繰上返済の利息軽減効果に目を奪われて、これらの落とし穴にはまってしまってからでは遅いです。
これらの落とし穴にはまらないためにも、繰上返済のメリット・デメリットを十分理解する必要があります。

繰上返済を利用するには、「繰上返済は『余剰金』を使って行うもので、『生活費』を削って行うものではないという意識を持ち、返済と預貯金のバランスを持った、計画的な返済を行っていきましょう。

著者:伊藤義雄

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書きたいものがありすぎて書かせてもらっているライターです。趣味は鉄道旅行、写真を撮ることもあるが実際に乗車して車両の個性を体験したいタイプ。尊敬する人は宮脇俊三さん。目標は全国鉄道制覇