乱視には乱視用のカラコンを選ぶべき
近視・遠視の矯正と乱視の矯正の方法には違いがあります。
近視や遠視は焦点を合わせられる距離を矯正します。遠視の場合は焦点を合わせられる距離を短くし、近視の場合は焦点の合う距離を遠くするのです。
そのため、遠視も近視も度数だけでコンタクト選びが可能ですよね。
一方、乱視は近くも遠くもぼやけます。近視や遠視が距離によって見え方が違うのに対し、乱視の見え方は、対象となるものまでの距離は関係ありません。
これはピントが合わないことが原因であり、ピントを合わせるための矯正が必要となります。
近視性乱視や遠視性乱視などがありますが、どちらも近視・遠視の矯正だけでなく乱視の矯正も必要となるんです。
「近視(または遠視)を強くすれば良い」は間違い
「乱視用のコンタクトでなくても、近視を強くすれば良い…」などと勘違いしている人も少なくないようです。
まれに、そのような矯正方法でも大丈夫な人もいるかもしれませんが、ほとんどの場合に目の疲れによる悪影響が出てくると考えられます。
乱視の症状には次のようなものがあります。
- 頭痛
- 肩こり
- 目の疲れ
- 視力低下
- 吐き気
など
乱視は、近くも遠くも見えにくく、二重にものが見えてしまうのですから、やはり矯正が必要です。おしゃれを優先させて、自分に合わないコンタクトレンズを使用していてはいけないのです。
乱視のカラコンが高いのはどうして??
どうして乱視用のカラコンは高いの!?そんな人も多いと思います。
乱視用というだけで1万円以上も違っていることがありますよね。しかし、カラコンに限らず、普通のコンタクトレンズなども乱視が入るだけで値段が高くなることがあります。
乱視は度数や乱視軸など、乱視の入り方によって調整する必要があります。その上、近視や遠視の矯正もあわせて行う必要があるので、乱視用のカラコンをつくるのためには高度な技術が必要とされています。
そのため、乱視用のカラーコンタクトレンズ・コンタクトレンズは値段が高くなってしまうのです。
使用期限の長いものを選ぶと◎
せっかく購入したカラコンが1か月しか使えないのでは、乱視の場合は値段が高いのでもったいない気がしてしまいますよね。
乱視用のカラコンは、度なしや近視・遠視用に比べて種類が少ないのが実情です。しかし、中には使用期限が長く、1年使えるものもありますから、使用期限をしっかりチェックして選ぶことが大切でしょう。
使用期限は守りましょう。
どんなに正しい使い方でしっかりケアしていても、使用期限は守らなくてはいけません。正しいケアを行っていても、使用期限に達する頃には汚れが蓄積されてしまっているのです。
目のトラブルで目力をダウンさせることがないように、使用期限もしっかり守ってくださいね。