【間接照明】節電に癒し効果をプラスしたお部屋ライトアップ術|トピックスファロー

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2012年10月5日
【間接照明】節電に癒し効果をプラスしたお部屋ライトアップ術

間接照明は、イメージ的に『薄暗い』『照明の数を増やす必要がある』と懸念され、余計に電力を消費すると言われています。しかし、効果的に行なえば節電に繋がります。さらに部屋に癒し効果を生み出す事も可能です。失敗しない間接照明を知って楽しい節電ライフを送りましょう。

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

照明方法を変えるだけで部屋がみちがえる

一般的に部屋を明るくするには、天井に光源を設置し上から下に光を照らすのがセオリーです。それにより部屋全体が明るくなり、日常生活がスムーズになります。しかし、部屋全体の明るさを考えて光を強くし過ぎてしまうと、テーブルや家具のガラスからの反射が強く、時折目が“シバシバ”してしまう事もあると思います。また、読書をしている時でも、光が紙面に反射してかえって読みにくくなるという経験をした人がいると思います。
もしかしたら、部屋の大きさと照明のバランスがあっていないのかも知れません。
バランスが合っていないと、電力を無駄に使用している事になりかねません。
生活費の高騰や世間一般に節電が騒がれているので、電力の浪費は極力避けたいものです。
では、どうすれば良いでしょうか?
照明方法を見直すだけでも、効果的に節電する事ができます。
照明方法を、『上からの照射』から『間接的な照射』にするだけで節電になります。日常生活も普通にでき、無理のない節電生活を送ることができるでしょう。さらに、癒し効果を取り入れた生活空間を生み出す事ができます。

人間が明るさを感じるのは『上から』よりも『壁から』

照明の当て方を間接的にする『間接照明(あえて壁や天井に光をあてて部屋を明るくする方法)』は、薄暗いというイメージがあります。が、実際にはどうなのでしょうか?
ドイツのある企業は明るさの感じ方に関してシミュレーションを行いました。
『天井から電球を5つ吊るし、床を垂直に照らしたもの』と、『天井から電球を3つ吊るし、壁に向けて照らしたもの』どちらがより明るいと感じるか?と、いうものです。
その結果、後者の方が明るいと認識されました。しかも電球が“5つ”ではなく“3つ”という状況なので、電力を4割抑える事ができる実験結果になりました。
間接照明は明るく、効率さえ良ければ節電する事ができる』と、いう事がこのシミュレーションから解ります。

失敗せずに節電と癒しを両立させる方法

明る過ぎる場所での生活が主流になっているので、間接照明をしたとしても従来の明るさを求めてしまいます。そうなると、 “照明器具の数を増やす”という問題がでてきます。
それにより節電どころか、かえって電気代を浪費する事になってしまいがちです。
なので、間接照明の場合いかに明るさを確保するかがネックとなってきます。
しかし、先程のドイツの企業が行なったシミュレーション結果を見ますと、効率良く照らすなら少ない光源でも日常生活を送る事ができる事が解ります。

ここでは節電に効果的な間接照明の方法をピックアップしています(初期投資や出費を含まず、節電という範囲内だけで考えています)。

主に光を当てるポイントは2か所

間接照明で考えなくてはいけないのは、“どこを照らすか”です。
この点で押さえておきたいポイントは2か所です。
1つは天井を照らす事。もう1つは壁を照らす事です。この2か所にスポットライトやスタンドライトで光を当てると、部屋に明るさが灯ります。電球の色にもよりますが、思っている以上に明るさを感じられると思います。それから必要性やインテリアを考えて、色んな場所を照らしてみると良いでしょう。

反射率の高い色で光を確保する

光は色により反射させる割合が変化します。明るい色になればなるほど光を多く反射させますので、間接照明を行なう際には天井や壁の色がポイントになってきます。なので、光を当てる壁や天井を明るい色にすると良いでしょう。

《色による反射率》

  • 白い壁=反射率の上限80%、下限60%(最低でも6割の光を反射させるという事です)
  • 白い布=反射率の上限70%、下限50%(白いペンキで塗った場合も同じです)
  • 黒い布=反射率の上限3%、下限2%(ほぼ光を反射させません)

背の低い家具が◎

床から天井近くまである背の高い家具を部屋一面においてしまうと、壁を照らす事ができなくなります。そうなると、間接照明ができなくなってしまいます。間接照明の目的は『壁や天井に光をあてて部屋を明るくする事』ですので、家具は極力背が低いものが良いでしょう。さらに家具の色も反射率を考慮した物が良いでしょう。

LEDへの変更

一般の電球に比べると価格が高いLEDですが、消費電力が低く寿命が長いのが特徴です。
その為、長いスパンで考えるならLEDライトへの切り替えは節電に効果的と言えます。また、種類によっては、広範囲に光を照らすタイプの物もあります。そういうタイプを使うのであれば効果的な間接照明ができるでしょう。一部屋で複数LEDを使ったとしても、十分の明るさを確保しつつ電気代の抑制になると考えられます。

手作り照明でムードある部屋に

100円ショップ等で売っているステンレス製のカゴやペンスタンド(格子状・網目状)の中に、LED電球を接着するだけで簡単にオシャレな間接照明が作られます。お気に入りの家具やベッドサイド、テーブルに置くだけで、ムードある部屋に変身させることができます。

節電とリラクゼーション効果を生み出すもの。それが間接照明。

間接照明は、どうしても照明器具を増やさないといけないというデメリットはあると思いますが、効果的に行なえば節電に繋がっていきます。さらにお部屋のイメージをガラッと変え、ムードあるオシャレな空間を生み出す事が可能です。リラックスした部屋で音楽を聴いたり、読書をしたりするための良い雰囲気になります。
節電が騒がれている世間ですが、それに雁字搦めになってしまうと生活は楽しくありません。
ストレスを抱えずに節電ライフを送るために、少しの遊び心を取り入れた間接照明を試してみてはどうでしょうか。節電とリラクゼーションを両得できるかも知れません。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。