歯の美しさと強さを守るための歯磨き粉はどう選ぶ?|トピックスファロー

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2012年9月10日
歯の美しさと強さを守るための歯磨き粉はどう選ぶ?

歯磨きに歯欠かせない歯磨き粉。市販の歯磨き粉には洗浄成分や研磨成分、歯を補強する成分、味など、各社それぞれが工夫を凝らした薬効成分が配合されています。では、歯を白くして虫歯を防ぐためには歯磨き粉は何を基準にして選べばいいのでしょうか。

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歯をより美しくする歯磨き粉の選び方

歯磨き粉は歯の美しさを維持するための歯磨きに欠かせないものです。歯磨きの歴史は古代エジプトにまでさかのぼることが出来ますが、歯磨き粉もこの時代に存在していたことが確認できます。
さすがに今と昔では歯磨き粉の成分は大きく異なっていますが、歯磨き粉があれば歯磨きは一層効果的になるのは確かなことなのです。

歯磨き粉は成分で選べ

昔の歯磨き粉は焼き塩や卵の殻を粉々に砕いたもの、きめの細かい砂、ミョウバンなど様々なものを用いたものです。これらの成分は研磨剤としての効果を期待して配合されたもので、歯の白さを維持し虫歯を予防する効果が期待できます。
研磨剤以外にはアイリスの花やハッカ・シナモンなどの清涼剤、粘り気や甘味を出すための蜂蜜などが昔の歯磨き粉の主な成分として使われていました。

これに対して現代の歯磨き粉は歯を強くするためのフッ素、歯を作るハイドロキシアパタイト、知覚過敏を抑制する硝酸カリウムなど、より歯の健康を高めるための成分や歯の白くする成分が含まれるようになっています。

つまり、歯磨き粉の効能を決定する成分こそが歯磨き粉を選ぶ基準になるのです。

虫歯に悩む人はフッ素配合量で選ぼう

歯磨き粉になくてはならない成分であるフッ素は、健康な歯を維持するために欠かせない重要な成分です。
フッ素には、歯の再石灰化を促進させる効果、エナメル質を補強するフルオロアパタイトを生成する効果、口内細菌の働きを抑制する効果があり、歯を虫歯から守る働きを持っています。

フッ素は食べ物や水などにも含まれているのですが、自然摂取では歯の健康を維持するのに十分な量のフッ素を取ることが出来ません。
そのため、歯磨き粉に含まれているフッ素を直接歯に送り届けて、歯の健康を維持するというのがベターなやり方といえます。

フッ素はどんな歯磨き粉にも必ずと言っていいほど配合されていますが、歯磨き粉のフッ素配合量の限界は薬事法によって1000ppm以下と定められています。
虫歯になりやすい人、初期虫歯のうちに歯磨きで改善したいと思う人は高濃度のフッ素が配合された歯磨き粉を選ぶのが良いでしょう。

電動歯ブラシには低研磨剤タイプを

電動歯ブラシや音波式歯ブラシは手を動かさなくてもブラシが動くので少ない労力で効果的な歯磨きを行うことが出来るうえに、こびりついた歯垢をこそぎ落とすのにも最適です。

しかし毎分一万回を超える高速なブラシの動きは歯に決して少なくないダメージを与えてしまうものです。そこに歯磨き粉の研磨剤が加われば歯の表面がどれほど削り取られてしまうことか、想像もしたくないほどです。

電動歯ブラシで歯を磨いている人は、研磨剤の働きが弱い低研磨剤タイプの歯磨き粉を選ぶようにしましょう。低研磨剤でも電動歯ブラシのパワーがあれば普通の歯磨き粉で歯磨きしているのと変わらない洗浄力を発揮することが出来ます。

歯を白く強くするならハイドロキシアパタイト入りを選ぼう

歯のホワイトニング効果こそ、多くの人が歯磨き粉に求めている効能であると言い切っても過言ではないでしょう。歯本来の白さ以上に白くするためには過酸化水素水などを使って脱色するしかありませんが、本来の白さを引き出すなら、毎日の歯磨きで十分なのです。

歯磨きで歯が白くなるのは歯の表面を保護するエナメル質が歯磨きに含まれている研磨剤によって削り取られることによって発生している現象で、歯の白さを求めることは歯を弱くするのと同じことなのです。

歯磨きだけで歯を白くしたいと考えている人は、エナメル質を補修して歯の白さを増す働きがあるハイドロキシアパタイトが配合された歯磨き粉を使いましょう。

著者:佐久間和夫

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