親が意識するだけで子どもは虫歯に強い歯になる|トピックスファロー

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2014年10月7日
親が意識するだけで子どもは虫歯に強い歯になる

歯は生え代わりの時期が最も大切。でも、生え揃ってからでもできる虫歯に強い歯のつくり方もあります。 それは、食生活の改善と歯磨き。 歯磨きの習慣が簡単につく子供はなかなかいません。その原因はとても単純。歯磨きが大切なことを忘れてしまっている親だったりします。食生活の改善と歯磨きという、たった二つのことで虫歯に強い子供へと成長します。

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丈夫な歯作りの勧め

子供は好奇心が旺盛なので、物事を教えたうちは興味を示してくれます。
しかし、それが毎日となってくると嫌がります。
歯磨きもそのひとつ。
実際、子供の頃に歯磨きを怠って虫歯になったという方も少なくはないはず。
本来であれば仕上げ磨きの目安としては10歳くらまで続けることが理想です。
でも、大半は子供が小学校に上がった頃にやめています。
その時期は子供に向上心も芽生えるので子供が一人でやりたいと主張するため、仕上げ磨きをやめるタイミング、と思われがちです。

だからといって放っておくと虫歯になるのは心配ですよね。
しかし、親が出来ることは仕上げ磨きだけではないんです。
歯の性質上、虫歯になりやすい人、虫歯になりにくい人がいるのですが、その違いは歯の強さ。歯が強ければ強いほど虫歯になりにくいんです。
影ながら子供をサポートすることは良い親子関係にも繋がります。
仕上げ磨きをどうしても嫌がったり、お子様の歯が少し弱いのではないかと心配に思うのであれば、日頃の食生活に工夫を入れてみてはいかがでしょうか。

縁の下の力持ち

子供にとって親とは縁の下の力持ち。
生まれてから自立するまで、当然のように親元で生活します。
が、その影には金銭的援助を始め子供を支える様々な親の努力があります。

栄養

歯から連想して真っ先に浮かぶのはカルシウム。そしてカルシウムといえば牛乳ですね。実は牛乳には歯への修復効果があります。
牛乳の他にも骨や殻ごと食べれる魚介類などにもカルシウムは多く含まれています。
あと、丈夫な歯をつくるために必要なものにカロチン(緑黄色野菜が主)、リン(乳製品や魚介類が主)もあります。
またビタミンC(柑橘系の果物が主)は歯の土台となる歯ぐきを強くします。
最後にビタミンD(魚介類が主)は歯を補強する役割があります。
これらのバランスを意識して食生活を変えてあげるだけで自然と丈夫な歯が出来てきます。

咀嚼

咀嚼は顎を丈夫にするだけでなく、歯並びを良くし、消化も良くなります。
咀嚼によって、食べ過ぎの防止、脳への刺激にも繋がります。
一石が何鳥にもなってしまうほどの効果があるのです。
咀嚼できる代表的な食品はスルメですが、食事に取り入れるのは難しいのでおやつにあげてみましょう。
他にも噛みごたえのある食品としてゴボウや昆布を咀嚼させることで顎を強くすることが出来ます。

清掃

清掃とは言っても歯磨きのことではありません。
歯磨きも大切ですが、食品で歯を白く保つことができます。
食物繊維の多い野菜や海藻類などをサラダメニューとしてあげるといいですよ。
逆に子供が好むお菓子やパンなどは口内に残りやすいので注意が必要といえるでしょう。

歯磨き習慣

前述したのはあくまで食生活への工夫で、歯を丈夫に作ってあげるための手助け。
歯磨きの習慣については色々なアイディアがありますが、持って数日というのが現実。
そこで注意して欲しいのは、親の失敗です。
この親の失敗には二つあります。

(1)子供の歯磨きの回数と親の歯磨きの回数が同じではない。
(2)子供と一緒に歯磨きをしない。

育児の基本中の基本である親は子の手本、これを完全に忘れてしまっているんです。
子供は親の真似をします。子供にとって歯磨きは面倒、それを子供だけにさせてしまうのと納得してくれません。

(1)子供と親の歯磨きの回数について。
親は朝と晩、子供はそれにプラスして食事やお菓子を食べたら、その都度その都度させているというが多いです。
夕食後が一番分かり易いですが、子供に歯磨きをさせて母は家事、父は居間でくつろいでるなんてありがちな話ですよね。
子供目線でみるとすごく理不尽で精神的なストレスにもなるので気を付けましょう。

(2)一緒に歯磨きをしない。
これは子供からすると親は全く歯磨きをしてない(見ていないだけ)のにと不満を覚えてしまいます。
しかし一緒に歯磨きをすることによって、親がやってるから自分もやると意欲が出ます。
子供は親と同じことをしたがるのは育児全体にいえることですが、なぜか忘れがちなポイントです。初心忘れるべからずですね。

意外と見落としているこの二つのことをするだけで、子供は歯磨きの習慣をきちんと付けてくれます。

最後に育児ポイントになってしまいますが、寝る前の歯磨きは泣くほど嫌がるのならさせないほうがいいです。
寝つきが悪くなったりストレスの原因となりますので、最初のうちはやってくれるならさせるくらいが程良いです。
それでも気になるのであれば、寝ているときに歯磨きジェルやシートでケアしてあげるといいでしょう。

著者:神田 凪

WEBライター
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