【簡単解説】エクセルで計算するローンシミュレーション|トピックスファロー

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2012年7月16日
【簡単解説】エクセルで計算するローンシミュレーション

電卓でローンの返済を計算しようと思ったけど、計算の方法がわからない事もあるかも。エクセルにはローンの返済計算ができる関数が入ってます。概算を算出する事ができるので活用するのは良いかも。ここではその方法を掲載。

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エクセルを使った計算方法

住宅の購入を考えておられる方は一度“ローンシュミレーション”をしておくと良いと思います。 しかし、どのような計算式をたてると良いのかわからないという方もいると思われます。

エクセルを使う事で簡単に計算できますので、例題をも用いてその方法を掲載します。

例:年利率4%。支払い期間30年。借り入れ金額20,000,000円。期末支払の場合

①黄色の部分のところに、=PMT(A1/12,A2,A3,0,0)という数式を入れます。

この数式 “=PMT” とは元利金等返済に用いる関数です。
カッコ内については(年利率,支払期間,借入金(現在価値)将来価値,支払期日)という内容です。

将来価値と支払期日は省略可能です。
支払期日が期首の場合は=PMT(A1/12,A2,A3,0,0)を=PMT(A1/12,A2,A3,0,1)に変えると計算できます。

※A1A2A3とは入力する升目(セル番地と言う)のことです。
(B列にずれるとアルファベットがBになりますし、数字列がずれると、数字も同じようにずらす必要があります。)
※A1/のあとの12とは12ヶ月のことです。毎月の支払いであっても利率は年利率なので一ヶ月分を割り出すために/12をしなくてはなりません。
※B列には解りやすく説明書きをしておきました。
※A1→年利率。A2→支払期間。A3→借り入れ金額。を入力するという意味です。

借り入れ金額入力

②例題を入力し、答えを算出する。

=PMT(A1/12,A2,A3)を基に数字を入れていくと=PMT(4%/12,360,20000000,0,0)となります。

※年利率(下線部分)はも入力してください。
※年利率を月計算にしているので、支払期間についても月の数にし統一しなければなりません。 あらかじめ計算(30年の場合30*12=360の360を入力)するか、数式内A2の後に*12を入れてください。

例題を入力し、答えを算出する。

結果95483円が1回あたりの返済額になります。

③次に指定した期日の元金(利息分を引いた分)を緑の部分に算出します。

その際に用いる関数は=PPMT(A1/12,○,A2,A3,0,0)です。

※○の部分は自分が知りたい期間を入れます。例題の場合30年(360ヶ月)なので1~360の内自分が知りたい月を入れます。
※今回は1月目で計算しました。

指定した期日の元金(利息分を引いた分)を緑の部分に算出

結果28816円が1月目の元金になります。

④元利均等返済で支払って行く場合の金利を求める。

水色の部分に=IPMT(A1/12,○,A2,A3,0,0)と入力します。

※○の部分は利息額を求めたい月を入れます。ちなみに3ヶ月目であれば3と入力します。
 今回は1回目にしたので○の部分を1と入力。

元利均等返済で支払って行く場合の金利を求める

結果66667円が1回目の金利になります。

簡単にできる数式なので、是非参考にされてください。
ただし、税金・手数料をのぞいた概算としてお使いください。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。