【美容整形】脂肪吸引でダイエットするメリットとデメリット|トピックスファロー

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2012年8月22日
【美容整形】脂肪吸引でダイエットするメリットとデメリット

どんなにダイエットを頑張っても痩せられない…そんな悩みを抱いている人は少なくないはず。悩みに悩んだ挙句、美容整形クリニックで脂肪吸引や脂肪溶解を試してみようと思った人も意外に少なくないのです。美容整形でダイエットすることのリスクとは?

WEBライター
  

楽して痩せられる? そんなに甘くはない脂肪吸引

体重を減らし、余計なお肉を取り去るダイエットは女子力アップに欠かせないもの。 しかし、ダイエットの成果は始めたその日からすぐに出るものではなく、何か月も運動や食事制限などの努力を重ねに重ねて初めて目に見えてくるもの。

それにダイエットに成功したとしても、ダイエットのために行っていた運動や食事制限をやめてしまうと元の木阿弥、リバウンドが起こってダイエット前以上に体重が増加してしまうことさえあります。

運動量の増加や食事制限なしで、かつ短期間のうちに楽に痩せられるダイエット法。 そんな夢のような話は普通なら無いのが現実というものですが、ないわけではないのです。 それが「脂肪吸引(脂肪溶解)」です。

脂肪吸引・脂肪溶解でダイエットするメリット

脂肪細胞ごと皮下脂肪を分解して吸引機で吸い取ってしまう脂肪吸引、脂肪を分解する薬を注入して皮下脂肪を溶かす脂肪溶解。 美容整形クリニックを利用して行える即効性抜群のダイエット方法にはこの二つがあります。

この方法のメリットは何と言っても、「何もしなくても痩せられる」ということです。ベッドに横になって、数時間の間施術を受けていれば邪魔な脂肪がすっきりと消えてしまうのです。運動や食事制限で苦しい思いをしなくても、です。

第二のメリットは「リバウンドが起こりにくい」と言われていることです。体脂肪は内臓回りや皮膚の下にある脂肪細胞に蓄えられています。ダイエットに成功しても脂肪細胞の数に変わりがなければ、脂肪細胞はダイエット前と同じかそれ以上の脂肪を蓄えだしやがてリバウンドしてしまいます。 それに対して脂肪吸引・脂肪溶解は脂肪細胞ごと脂肪を取り去る方法なので、脂肪細胞の数が減少してリバウンドしにくくなるという寸法なのです。

第三のメリットは「普通のダイエット落としにくい皮下脂肪を標的にしている」ということです。 ダイエットを始めてまず一番最初に痩せていくのは胸、そして次にお腹です。お腹周りにある内臓脂肪は、体脂肪を蓄えやすいのと同時にすぐに体脂肪を放出する性質があるからです。 それに対して皮下脂肪は体脂肪がたまりにくく、かつ体脂肪が減りにくいという性質があります。女性が気になる二の腕、太もも、ふくらはぎのプニプニしたお肉は皮下脂肪が原因になっているため、簡単にはダイエットで落とせないのです。

脂肪吸引・脂肪溶解は皮下脂肪を直接狙う方法なので、運動や食事制限を行うダイエット法よりも確実かつ簡単に二の腕やふくらはぎなどをすっきり痩せさせることが出来るのです。

脂肪吸引・脂肪溶解でダイエットするデメリット

一見すると良いこと尽くめのように感じられる脂肪吸引と脂肪溶解。 しかし、世の中に完璧なものがないように脂肪吸引・脂肪溶解にも多くのデメリットがあるのです。

まず、脂肪吸引のデメリットとして言われるのが「健康被害を起こすことがある」ということです。 脂肪吸引は、超音波やレーザーを当てて皮下脂肪の細胞を分解し「カニューレ」と呼ばれる吸引器を刺し込んで脂肪を吸い取るのですが、このカニューレの操作の仕方が悪いと多量の出血を起こしたり、腹膜を通って腸を傷つけてしまうことがあります。本当にずさんなクリニックで施術してしまうと、最悪の場合には命に関わる事態にまで発展することさえあります。

第二のデメリットは、矛盾しているように思われますが「リバウンドしないということはありえない」ということです。 確かに脂肪吸引・脂肪溶解は脂肪細胞の数を減らす働きがあるためリバウンドしにくいといえます。しかし、人間の身体とはよくできている物で、失われた部位があった場合は残っている部位が欠損を補う形で働くようになります。 それと同じで、脂肪細胞の数を減らしても残った脂肪細胞が体脂肪を今まで以上多く蓄積するようになります。 そのため、脂肪吸引や脂肪溶解を行ってもリバウンドを「全くしない」という訳でも無いのです。

第三のデメリットは「費用が高い」ということです。 脂肪吸引に掛かる費用は施術部位によっても異なりますが一度の施術で20万~50万円はかかります。 一方、脂肪溶解は脂肪吸引よりも費用は安いのがメリットの一つですが、一度に注入できる薬剤には限りがあるため何度かに分けて施術を受けなければならないため、トータルでは脂肪吸引と同じかそれ以上の費用が掛かってしまいます。

費用に関しては、普通にダイエットするための時間に対する代価であると考えれば納得できないこともないのですが、高いことには変わりありません。ローン支払いを受け付けているクリニックも多いのですが、支払いが終わることにはリバウンドでもう一度脂肪吸引しなければならなくなっていた…ということも十分にありうる話です。

上記を考えると、脂肪吸引または脂肪溶解の施術をうけるときに失敗はしたくないですよね。まずは確かな施術とカウンセリングが受けられる外科医院探しが基本です。

「楽してダイエット」は「リスクを背負ってダイエット」

肥満に悩む多くの人は、出来れば時間を掛けず、運動や食事制限で生活習慣を乱されず、なおかつ確実に痩せられるダイエット法がないものかと考えている物です。 しかし、「うまい話には裏がある」という言葉通り、本来の手順を無視して成果を出す方法には必ず何がしかのリスクもあります。つまり、楽をする方法は「自ら進んでリスクを背負いこむ方法」でもあるのです。

運動や食事制限なしにダイエットするには、やはり物理的に脂肪を取るしか方法がない…なかなか落ちない皮下脂肪を物理的に取り去るから確実に痩せられる、けれどもそこには良い面だけではないことも理解しておきましょう。

著者:佐久間和夫

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