お気軽風水インテリアを始めよう
日本で風水と言うと、金運や恋愛運アップなど、結果のイメージが先行しすぎていて、どこかちょっと怪しげな占いの一種として捉えられていることもしばしば。
怪しげな風水グッズをポイント的に置くだけといったような間違った認識が根付いてしまっている部分もありますが、実は欧米では中国地相学という一つの学問として人々に受け入れられ、風水師養成スクールのような学校もあるほどなのだとか。
それだけに日本よりもきちんとした風水の知識が浸透しているのだそうです。
風水とは何者?!
風水は中国に伝わる環境学の一つといわれ、そのスタートは紀元前300年前、中国の郭璞(かくはく)という文学者が“葬経”という書の中で「気の流れは風と水で左右できること」を説いたことが始まりと言われています。そこから何千年もの間、人間の行動や環境によって起こってきたデータを蓄積した統計学が風水だと言われています。
太極図が風水学の基本のコンセプト
あなたもきっと見たことのある太極図。
このマークの黒は陰を表し、白は陽を表していて、風水ではこの世の全ての物事は陰陽に分類されるのだそうです。
風水の陰には、
女性 短い 暗い 裏 醜い 下位 寒い 低い
等の要素が当てはめられ、
太極図の白い部分が表している陽には
男性 長い 明るい 表 美しい 上位 熱い 高い
等が当てはめられ、陰陽は相対的なバランスを取っています。
この太極図のように身の回りでも陰陽のバランスが取れていることが大切だとするのが、風水の基本的な考え方であると言えます。
陽が明るいイメージだからとそちらの要素に偏ってしまってばっかりでは、決して良い状態とは言えないのです。
例えば陽の気が強い明るいイメージの部屋に長期間いると、怒りっぽくなってしまう傾向が見られるのだそうです。
反対に暗い部屋では、落ち込みやすく疲れやすいという悪影響が出てきます。
こういったバランスを保つことが風水術を使うことで可能になるのだそうです。
【今すぐできちゃう】ゆるっとお気軽風水インテリア
風水インテリアを実践していくには、風水の基本的な考え方を理解することが大事です。
方角に合わせたカラーなど風水には限定的なアドバイスが多くありますが、それらはあくまでもポイント的なアドバイスと捉え、もっと大きな視野で全体の統一感を出すようにインテリアを考えて行きましょう。
数多く存在するポイント的なアドバイスだけを忠実に守って部屋作りをした挙句、無理やり的な違和感になってしまったインテリアは、あなたの心に良いものではありません。
それに、時には間取りの風水的な不都合などといった、どうしようもない間取りにも打ちひしがれて諦めてしまう人もいます。
基本的な考え方に沿って楽しんで取り入れていくと、風水インテリアを楽しむことができますよ。
まずは玄関からスタート!
玄関は風水的にもっとも重要とされている場所です。
理想の玄関の姿は、広く清潔で明るいイメージであることがポイントとなります。
ライティングや良い香りを満たして良い雰囲気に仕上げましょう。
また、1人暮らしに多いワンルームタイプの部屋にありがちな問題として、玄関から見える室内の間取り・配置がNGであるケースが多くあります。
玄関から室内がどう見えるかもチェックしておきたいところです。
玄関NGポイント1 玄関から見えるベランダ
浪費の傾向が高くなるのだそうです。のれんやカーテンで対策を。
玄関NGポイント2 玄関から見えるベッド
就寝は風水学上でも大切にされている事のひとつです。
玄関からまっすぐ見える位置にベッドがあると疲れやすくなったり精神的に落ち着かなくなったりなどの影響が出るのだそう。
パーテーションを立てたりベッドの位置を変えて対策をとりましょう。
その他の玄関の風水術NGポイント
こういったものは玄関に置かないように気を付けたいですね。
次なるターゲットは寝室の風水インテリア
風水学において寝室は玄関の次に重要だとされています。
枕やベッドの頭の方向が北を向いていると安眠につながり、反対に南はテンションが上がり寝つきが悪くなるのだそうです。
寝室NGポイント1 鏡に気を付けて?!
風水的な理由により、就寝時の姿がかがみにうつっていると運の吸収が妨げられるのだそうです…。
よく解らなくてもここは一応、鏡に布をかぶせて寝てみましょう。
寝室NGポイント2 頭の方向に注意
風水は頭寒足熱がモットー。
ベッドの向きは頭が北に位置するように、枕元の近くにテレビやパソコンを置かないようにしましょう。
足の方向がドアに向いていない事、また観葉植物を置いていない事もポイントです。
重要部分を押さえたら、次はお部屋全体の風水を楽しもう
玄関や寝室の配置やインテリアを整えたら、キッチンやリビングにも風水を取り入れていくと良いでしょう。
風水は基本的に整理整頓されている部屋が好ましいとされているので。部屋は常に雑然としないように保ちながら、無理のない風水ライフを愉しんでくださいね!