一度でいいから体験したい!実銃での射撃をハワイで
「日本ではできなくて、アメリカでできること」という問いには多くの答えが存在しますが、おそらく多くの人は「銃が持てること」と答えるでしょう。
アメリカは許可された範囲で実銃・実弾を購入・所持することが可能で、スーパーマーケットやディスカウントストアなどでも銃・実弾が取り扱われているほどの銃社会です。
さすがに、市民権を取得していない観光客が銃・実弾を購入することが不可能ですが、「銃を撃つ」ということならば観光客でも体験することが出来るのです。
観光客にも大人気のスポット・射撃場
銃には「怖い、人を傷つける道具」というイメージがどうしてもついて回りますが、その一方で「アクション映画のヒーローのように銃を撃ちたい」という憧れを抱えているのも確かです。
しかし、日本で実銃を所持するためには各都道府県の警察に届け出て厳しい審査を受けた上で免許を取得しなければなりませんし、所持できるのはいわゆる散弾銃だけで撃てる場所も制限されます。
映画のように拳銃を所持することは法律的に禁じられているため、エアガンやモデルガンで気分を味わうのが関の山です。
逆にアメリカならば、一部規制はあるものの許可を取れば拳銃・散弾銃・ライフルの所持が誰でも出来ますし、射撃場併設の銃砲店も多く存在しています。
ハワイでは観光客向けの射撃場も乱立していて、銃が所持できない日本人観光客に根強い人気があるのです。
射撃場の面白さとは?
射撃場での楽しみは何と言っても、スクリーンの向こう側でしか見ることのできなかった銃の本物を手にすることが出来るということでしょう。
エアガンやモデルガンはどんなに出来が良くても、プラスチック製なので金属の持つ重量感が無く物寂しい感じがあるのですが、さすがに実銃はずっしりとした重みがあります。
そして、何より実弾で射撃が出来るということが射撃場の醍醐味と言えます。弾が発射される時に手に伝わってくる衝撃は実弾でなければ味わえません。
耳を撃つような実弾ならではの轟音も、引き金を引くたびに漂う硝煙の匂いなども実銃・実弾が使える射撃場でなければ味わえない楽しさと言えます。
射撃場で注意しておきたいこと
ハワイ旅行の代名詞と言えるほどに、ハワイには観光客向け射撃場は数多くあります。
大通りを歩いていれば観光客向け射撃場のチラシが渡されることさえあるほどです。
しかし、射撃をする際に注意しておかなければならないことがたくさんあります。
装填済みの銃を標的以外に向けない
一番大事な事は、弾が込められている銃は決して標的以外に向けないようにすることが大事です。
引き金に指を掛けていたら何かの拍子で引き金が引かれてしまい、事故を起こす可能性があるからです。
いくつかの射撃場では標的以外の方向に銃を向けられないようにワイヤーで固定している事がありますが、銃を標的から外す際は引き金から指を離すように心がけましょう。
片手撃ちしない
映画やドラマでは拳銃を片手だけで固定して撃つシーンが見受けられますが、訓練をしていない素人が片手で撃つのは大変危険です。
ダーティハリーのように44マグナムを片手で撃てば手首を痛めますし、撃った時の反動で銃口が跳ね上がり、思わぬ方向に弾が飛び出てしまう危険性があります。
射撃場では銃弾の口径に関わらず、両手で銃を固定して撃つようにしなければなりません。
耳栓は必ず着用
テレビや映画での銃撃戦シーンは、撮影用の空砲を使っているため「パーン」という感じの軽めの発射音になっていますが、実弾の発射音はもっと大きく重い音になります。
そして、射撃の際は耳から1m未満の距離で発射音が炸裂するので、耳に掛かる負担は大きく、耳鳴りや鼓膜の破裂などを引き起こしてしまうのです。
射撃をする際には、必ず耳栓(イヤーマフ)を着用しておくことが大事です。
初心者は22口径から
射撃場では、一般的な38口径弾や9㎜弾、44マグナム弾など様々な弾とそれに合った銃で射撃が楽しめます。
しかし、銃弾の口径は大きくなればなるほど火薬の量が増していき、発射した際の衝撃・反動も比例して大きくなるのです。
射撃場ではインストラクターが反動を抑える銃の構え方・撃ち方を教えてくれますが、口径の大きな銃弾になると身体の大きさや筋肉がないと反動が抑えきれず、手首を痛めてしまうこともあるのです。
その為、初めて射撃場を訪れるという人は、一番反動が小さい22口径の銃を使うようにするべきでしょう。