女性に人気の語学資格!実用フランス語技能検定“仏検”を受験しよう!|トピックスファロー

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2013年11月12日
女性に人気の語学資格!実用フランス語技能検定“仏検”を受験しよう!

フランスの文化に憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。実用フランス語検定は女性が多く受ける資格で、日本の機関主催では唯一のフランス語の検定です。ビジネスから就学、趣味にまで活かせる「仏検」、興味のある方は受験してみてはいかがでしょうか。

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フランス語能力を測る歴史ある資格

フランス国旗

Photo by Paul Martin

実用フランス語技能検定、通称「仏検」は、文部科学省及び在日フランス大使館文化部の後援を受け、1981年に開始された、30年の歴史を誇るフランス語の資格です。
受けられる級位数は、初心者レベルからトップレベルまで7段階あり、1級レベルになると、フランス実地をはじめとした、海外でのビジネスに活用できるレベルになります。
また、ビジネス以外にもフランスへの旅行や、フランスの文化を知るためにも役立つ資格ですので、多くの人達、特に女性の方に人気の資格となっています。
今回は、この仏検の試験について紹介します。

仏検試験について

試験はマークシート式を基本としますが、準1級からは記述式がメインになってきます。3級までは日常的な内容が中心で、比較的簡単な内容となりますが、準2級からは書き取り+面接のスピーキングがテスト内容に加わり、準1級・1級は意見討論になります。

併願受験として、隣接する2つの級の受験は可能ですが、1級と2級(6月)、準1級と2級(11月)の同時受験はできません。

試験概要
受験資格 誰でも受験可能
受験料 1級 ・・・ 11,000円 準1級 ・・・ 9,000円
2級 ・・・ 7,000円 準2級 ・・・ 6,000円
3級 ・・・ 5,000円
4級 ・・・ 4,000円
5級 ・・・ 3,000円
試験会場 【一次試験】
札幌・弘前・森岡・仙台・秋田・福島・群馬・草加・千葉・東京・横浜・金沢・甲府・松本・岐阜・静岡・三島・名古屋・京都・大阪・奈良・鳥取・岡山・広島・福岡・長崎
※1級実施せず
水戸・新潟・松江・高松・松山・別府
※2級実施せず
宜野湾
※1級2級実施せず
宇都宮・熊本・鹿児島
※1級2級3級のみ
パリ 【二次試験】
札幌・森岡・仙台・金沢・名古屋・京都・大阪・広島・福岡・長崎
※1級実施せず
群馬・新潟・静岡・高松
※準2級のみ
東京・松江・岡山・熊本・宜野湾
※1級2級のみ
東京・パリ
試験日程 【1級】
一次試験 6月
二次試験 7月
【準1級】
一次試験 11月
二次試験 翌1月
【準2級・2級】
一次試験 6月・11月
二次試験 7月・翌1月
【3級~5級】 6月・11月
公式サイト 仏検のAPEF/公益財団法人フランス語教育振興協会(http://apefdapf.org/)
試験内容
級位
(合格率)
内容 勉強時間目安・評価
1級
(10.6%)
【筆記】
一部記号選択の記述式、問題数9問、配点100点、時間120分
【書き取り】
問題数1問、配点20点、時間40分(【聞き取り】含む)
【聞き取り】
語記入・記号選択式、問題数2問、配点30点
【個人面接】
与えられたテーマの中から選び、それに関する発表と討論、時間9分
・600時間以上
・フランス語を使った仕事の即戦力レベル
準1級
(21.5%)
【筆記】
一部記号選択の記述式、問題数8問、配点80点、時間100分
【書き取り】
問題数1問、配点20点、時間35分(【聞き取り】含む)
【聞き取り】
語記入・記号選択式、問題数2問、配点20点
【個人面接】
与えられたテーマの中から選び、それに関する発表と討論、時間7分
・500時間以上
・大学のフランス語専門課程卒業レベル
・フランスの日常・社会生活の多様な分野のフランス語を理解できる
2級
(32.3%)
【筆記】
一部記述式のマークシート式、問題数7問、配点68点、時間90分
【書き取り】
問題数1問、配点14点、試験時間35分(【聞き取り】含む)
【聞き取り】
語記入・記号選択式、問題数2問、配点18点
【個人面接】
日常生活の質問に対し、自分の伝えたいことを述べて対話する、時間5分
・400時間以上
・大学のフランス専門課程4年レベル
・読む力だけでなく、聞き、話し、ある程度の書く力がある
準2級
(50.3%)
【筆記】
一部記述式のマークシート式、問題数7問、配点70点、時間75分
【書き取り】
問題数1問、配点12点、時間25分(【聞き取り】含む)
【聞き取り】
語記入・記号選択式、問題数2問、配点18点
【個人面接】
掲示された文章を音読し、その文章とイラストに関する簡単な質問に答える質疑応答、時間5分
・300時間以上
・大学3年修了程度のレベル
・日常生活の平易なフランス語を理解できる
3級
(56.7%)
【筆記】
一部語記入式のマークシート式、問題数9問、配点70点、時間60分
【聞き取り】
一部語記入式のマークシート式、問題数3問、配点30点、時間15分(【部分書き取り】含む)
【部分書き取り】
問題数1問、配点10点
・200時間以上
・大学の第一外国語1年間、第二外国語2年間の勉強量に相当
・フランス語の基本の勉強を修了し、簡単な日常表現を理解できる
4級
(70.2%)
【筆記】
マークシート式、問題数8問、配点66点、時間45分
【聞き取り】
一部数字記入式のマークシート式、問題数4問、配点34点、時間15分
・100時間以上
・大学の週1授業2年間、週2授業1年間分に相当
・基礎的なフランス語を理解できる
5級
(76.3%)
【筆記】
マークシート式、問題数7問、配点60点、時間30分
【聞き取り】
一部数字記入式のマークシート式、問題数4問、配点40点、時間15分
・50時間以上
・大学週1授業1年間、週2授業半年分に相当
・初歩的なフランス語を理解できる

仏検のメリット

フランス語を扱う仕事の就職に有利

フランス語関係の資格では、「DELF・DALF試験」などがありますが、日本のフランス語テストは、この仏検のみです。
なので、フランス語関連の仕事に就きたい人は、この資格を取ることで、アピールをすることが出来ます。

単位を認めてくれる

学生の方の場合、学校によっては外国語科目の単位を認めてくれる場合もあります。
例えば、日本大学文理学部英文学科では、仏検2級で6単位、3級で4単位の認定制度を実施しています。
単位認定制度 – 日本大学

「通訳案内士試験」の優遇を受ける

通訳案内士試験は、通訳ガイドとして働くための国家試験です。
この通訳案内士試験は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語など、様々な外国語の種類がありますが、仏検1級を取得することで、フランス語の筆記試験免除の優遇を受けることが出来ます。
通訳案内士試験概要 – 日本政府観光局(JNTO)

著者:佐久間和夫

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WEBライターです。型にはまらず様々な情報を発信していきます。好きなものは酒、おつまみ、自転車。