派遣社員から正社員を目指す転職活動のQ&A
Q1 派遣社員からの転職は不利??
企業によって派遣に対するイメージが異なります。特に古い体質の企業(主に大手企業)は、派遣という雇用形態に良いイメージを持っていない場合も少なくありません。
…が、仕事をしていないブランクがあるよりは、ずっと良い印象となりますから、自信を持って転職活動を行うことが大切でしょう。
Q2 派遣先で正社員になるには??
派遣先から正社員にと誘われるケースも少なくありません。派遣期間が終了してからも、派遣先の正社員として働き続けるというケースは少なくないのです。
しかし、正社員登用制度がない場合には、期待は薄いかもしれません。
また、一般派遣契約から紹介予定派遣契約に切り替えるというのも一つの方法でしょう。契約の更新時期に派遣元に相談すると良いでしょう。
Q3 派遣先がたくさんある場合、全て履歴書に書かなければいけない?
派遣先がたくさんあるのは、派遣社員を続けている場合には珍しいことではありません。採用側は、どこの派遣会社に登録していたかではなく、派遣先でどのような業務をしていたのかが知りたいのですから、派遣先の業種や業務の内容を記載する必要があります。
また、履歴書には派遣先と勤務していた期間のみ記載し、業務内容については職務経歴書に記載するという方法もあります。
Q4 正社員として採用されたらすぐに、派遣をやめられる?
派遣社員をしながら転職活動をしている人は、同様な疑問を持っていると思います。
採用をもらえるかどうかわからないから、派遣で仕事を続けておきたい…と思ってしまいますよね。
しかし、派遣契約の解除は、辞める1ヵ月前までに派遣元・派遣先に伝える必要があります。急にやめるとなると、派遣先にも派遣元にも迷惑になってしまいます。
契約終了のタイミングならば、比較的辞めやすいと言えますが、契約期間内の契約解除は困難でしょう。
そのため、再就職先に「いつから働くことができるのか」ということを伝えておくことが必要です。
Q5 派遣社員の転職活動でアピールできる点はある??
雇用形態ではなく、今まで行ってきた業務経験(スキル)をアピールできるでしょう。雇用だから…とネガティブに考えず、派遣をポジティブにとらえることも大切です。
「正社員として就職したかったが、内定がもらえなかったので、とりあえず派遣社員として働いていた」という「仕方なく働いていた」という姿勢を見せてしまうのは良くありません。
「自分なりのキャリアプランを持って、派遣社員の間にもたくさんの経験を積んできた」という前向きな姿勢を見せることが大切でしょう。
Q6 派遣先に就職したい。求人に応募するのは可能??
派遣先が求人を出しているならば、応募は可能です。求人を出していないのに、派遣先に自分から働きかけていくのは良くないでしょう。(もちろん、業務などで自分をアピールすることは◎)
派遣元と派遣先の関係もありますから、事前に応募することを派遣元に知らせておくと良いでしょう。
派遣先から派遣元へ、応募したという情報が伝わる可能性もあるのです。
派遣先が正社員として長く働きたい職場であるならば、派遣先と派遣元との関係についても考慮して、転職活動を進めることが大切でしょう。