約1ヶ月分をまとめて冷凍保存してラクをする
お料理はその都度、切ったり、皮を剥いたりと下準備がけっこう面倒ですよね。
買い物をして食材をそのまま冷蔵庫へ入れたまま
これでは長持ちしないという結果を招きます。 しかし、わかってはいてもついついそのまま冷蔵庫に放置して食材が傷んだ・・・という経験もあるはず。
頻繁に使う食材を一ヶ月分などまとめて冷凍保存してしまうことで日々の調理時間も短縮でき食材も使い切ることが出来るカンタン冷凍保存を実践してみませんか?
頻繁につかう食材は冷凍保存しておくと便利です
普段つかう頻度の高い食材は家庭によりそれぞれですが1つ“カボチャ”を例に説明します。
カボチャは丸ごとなら常温で長期の保存が可能。しかし、一度カットしたものは傷みやすいので冷蔵保存が基本になります。また、とても硬いのでカットするのも一苦労ですね。
この場合、予め“カボチャ丸ごと”を一度で使いやすい形にカットしてしまい冷凍保存すれば
- 「今日は煮物に使いたい」 という時は【角切りのもの】
- 「焼肉に添える野菜として使いたい」 という時は【薄切りのもの】
と冷凍庫からサッと取り出し使うことが出来き、使おうと思っていたのに傷んでしまった…ということを避けられ、結果的に節約と調理の手間も省ける方法です。
冷凍保存するときのコツ
- 空気を抜く ⇒食材をラップでしっかり包み保存袋に入れる!
- 薄く平らにする⇒ご飯や薄切り肉、ひき肉は解凍の際に便利!
- 小分け(1回分・一人分)にして冷凍。⇒使い切る分量で再度、
冷凍することを防ぐ! - ステンレスパッドを使用⇒少しでも早く冷凍する!
- 調理するときによく使う形にカットする⇒調理するとき便利!
用意するもの
- ジッパー袋
- 密閉容器
- ラップ
- ステンレスバッド
保存しておくと便利な食材
使いやすい大きさにカットしてそのまま冷凍するもの
玉ねぎ/ 長ネギ / ピーマン /人参
それぞれ輪切りや小口切り、千切りなどにカットして形ごとに分けてジッパー袋、または密閉容器へ
ひと工夫をして冷凍するもの
青菜・キャペツ/白菜・ごぼう・椎茸・シメジ・ジャガイモ・大根・きゅうり・ブロッコリー・たまご・肉(ひき肉)
工夫といっても茹でる・水気を切る・あらかじめ調理する、といった程度なので簡単です。
ひと工夫の方法
・ 青菜
茹でてから水気を切って食べやすい大きさにカットする。
小分けにしてラップで包みステンレスパッドに並べ冷凍。
凍ったら小分けごとにラップに包みジッパー袋へ。
解凍方法別の調理例
電子レンジで半解凍:炒め物/おひたし
凍ったまま調理:スープなどにそのまま入れて過熱調理
・ キャベツ/白菜
使いやすい大きさにカットして茹でるか塩揉みをして水気を切る。
小分けにしてラップで包みステンレスパッドに並べ冷凍。
凍ったら小分け毎にラップで包みジッパー袋へ。
自然解凍:塩揉みしたものをサラダ等に
凍ったまま調理:お味噌汁の具や炒めもの等
・ ごぼう
使いやすい大きさにカットして酢を加えてさっと弱火で茹でる
水気をよく切り冷ましたらジッパー袋へ
凍ったまま加熱調理:きんぴらごぼう等
・ 舞茸
石づきを取ってそのままジッパー袋へ
凍ったまま加熱調理:炒め物や汁物、煮物
・ シメジ
石づきを取って小さな房に分けてまとめてジッパー袋へ
凍ったまま加熱調理:シチューやカレーなど煮込み料理や炒め物
・ ジャガイモ
茹でてマッシュしてからジッパー袋へ平らに詰める
自然解凍:サラダなど
凍ったまま加熱調理:シチューやカレーにコクを与えるペーストとして
・ 大根
大根おろしにすると冷凍可能。ペーパータオルで水気を切る。
小分けしてラップに薄くのばして包む。ジッパー袋か密閉容器で保存
自然解凍:大根おろし
凍ったまま加熱調理:お味噌汁の具など
・ きゅうり
輪切りにして塩揉みし水気を切る。
小分けにしてラップに包みジッパー袋へ
自然解凍:酢の物やサラダなど
・ ブロッコリー
サッと茹でてから水気を切り小さな房に分けてジッパー袋へ
自然解凍:サラダなど
凍ったまま加熱調理:カレーやシチューなど
・ 錦糸たまご
錦糸たまごをよく冷ましてから細切りにしてジッパー袋へ
自然解凍:お弁当の彩りや冷やし中華など
・ ひき肉
ひき肉は濃い味のそぼろに調理して冷ましてから小分けにして薄く平らにラップで包みジッパー袋へ
自然解凍:お弁当の具
凍ったまま加熱調理:マーボー豆腐など炒め物に
・ 肉
ブロック肉は調理しやすい大きさにカットする。柔らかくするためにお酒やハチミツに1時間ほど浸して水気を切り小分けにしてラップへ薄く平らに包みジッパー袋へ
自然解凍:炒めものや煮込み
レンジで半解凍:炒めものや煮込みなど肉料理全般
・ 鶏ダシ
圧力鍋に鶏モモ肉を2~4本入れて全体が浸るくらいの水を入れます。圧力加熱した鶏肉は好みに調理。
茹で汁はコラーゲンたっぷりのスペシャルな“使えるダシ”です。
冷ましたら密閉容器に
- 1回に使う分ずつ入れて冷凍
- ジッパーに入れて密閉し薄く平らになるようにステンレスパッドの上に乗せ冷凍
1の方法ではインスタントラーメンやカレー等に!
2の方法は薄い板状のダシを割って使用します。焼きソバなどほんの少しの量を加えたい時に!
いずれコクが満点の味わいになりますよ!
日々の調理のひと手間が減り節約にもつながります
どの食材も早めに食べなければ傷んでしまいます。 節約のためにせっかく特売で安く買っても腐って捨てた分はゴミを買ってしまったのと同じ。 今回、紹介した食材の中から家庭で使う頻度の高い食材でぜひ“まとめて冷凍保存”試してみてくださいね。