冷凍保存のルール
●一回分ずつ小分けにする。 ●ラップ、フリーザーバッグは平たい形で冷凍すると冷凍・解凍時間が短くなる。 ●あらかじめ冷やしておいた金属トレーに乗せると早く冷凍できる。 ●一度解凍したものは、再度冷凍保存しない。 ●冷凍保存でも食材の酸化が進むため保存期間は一か月が目安。 ●冷凍保存に向かない食材を理解する。
冷凍に不向きな食材
- 【豆腐、こんにゃく】水分が抜けてスポンジのような食感になるため不向き。
- 【じゃがいも】肉じゃがなどの煮物の場合はボソボソになるため不向き。
- 【生野菜】レタス、きゅうり、白菜など、水分の多いものは生のままでの冷凍保存に不向き。
常備しておくと便利なおかず
- きんぴらごぼう
- ひじきの煮物
- 切り干し大根
- 餃子
- 鶏の南蛮漬け
主食の冷凍・解凍方法
ごはん
炊き上がったら熱いうちに、一膳分ずつラップで平たく包んで、冷ましてから冷凍します。 凍ったまま電子レンジで加熱するとおいしく解凍できます。
パン
大きなものは、一回分ずつ切ってラップかフリーザバックで冷凍すると良いです。 凍ったままトースターで焼くと、美味しく食べられます。
パスタ
実際のゆで時間より短めにゆでて、ラップで平たく包んでから、フリーザーバッグで冷凍します。 食べる際は、熱湯に入れるか、電子レンジで加熱します。
汁物の冷凍・解凍方法
だし
かつおや煮干しなどで通常にだしをとり、覚ましてから製氷皿に入れて冷凍します。 凍った後でポリ袋などに移して保存。 鍋で加熱して解凍してから、わかめなどの具材と味噌を入れると簡単に味噌汁ができます。
スープ
コンソメなどのさらっと系も、コーンスープなどのとろっと系も冷凍保存が可能です。 じゃがいもは、ビシソワーズなどには向きますが、具材としての使用は避けて下さい。 食べる際は電子レンジで加熱するか、容器から鍋に移して加熱します。
煮込み料理の冷凍・解凍方法
カレー、シチュー
一食分ずつフリーザーバッグに平たくして冷凍します。 冷凍する際は、じゃがいもやブロッコリーなどの食感が悪くなる具材は使わない方が良いです。 食べる際は電子レンジで加熱するか、鍋に移して加熱します。
ミートソース
一食分ずつフリーザーバッグに平たくして冷凍します。 市販のものも同様に冷凍保存が可能です。 食べる際は電子レンジで加熱するか、容器から鍋に移して加熱します。 パスタだけでなく、グラタンやラザニアなどにも使うことができます。
肉料理の冷凍・解凍方法
唐揚げ
揚げた後で、冷ましてからフリーザーバッグに入れて冷凍します。 食べる際は、ラップに包まず直接電子レンジで加熱するとべたつきません。
豚のショウガ焼き
肉を食べやすい大きさに切り、フリーザーバッグに肉とタレと一緒に入れて、もみ込んでから冷凍します。 夕食に食べる際は、朝、冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍しておき、普通に焼きます。
ハンバーグ
ひき肉に具材を混ぜ込み、形を整えて、ラップで包んでから、フリーザーバッグで冷凍します。 冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍しておき普通に焼きます。 また、焼いたものを同様に冷凍しレンジで解凍して食べることも可能です。
ロールキャベツ
ロールキャベツを煮込んだスープごと冷凍します。 食べる際は電子レンジで加熱するか、容器から鍋に移して加熱します。
野菜の冷凍・解凍方法
玉ねぎ
皮をむいて、適当な大きさにカットし、水にさらさずに冷凍します。 カットして冷凍すると玉ねぎの繊維が壊れて、火を通したときに甘みが増すのでおいしくなります。 自然解凍せずに凍ったまま調理します。
にんじん
生のまま、いちょう切りや細切りなど用途に合わせて切って冷凍し、凍ったまま調理します。 また、グラッセを小分けにして冷凍しておくと、付け合せやお弁当のおかずに便利です。
大根
大根を冷凍すると細胞組織が破壊され、解凍した際にグジュグジュになるため、あまり冷凍には向かないといわれていますが、調味液につけて冷凍すると細胞のダメージが少なくて済むようです。 適当な大きさに切った大根を調味液につけて冷凍し、食べるときに軽く煮込むと、長時間煮込んだようなおいしい煮物になります。
もやし
ひげを取りさっと水洗いして、ペーパーで水気を拭き取り、フリーザーバッグに平らに入れて冷凍します。 自然解凍するとヘタるため、凍ったまま調理します。
ほうれん草・小松菜
通常よりも固めにゆでた後、冷水ですすぎ食べやすい大きさに切り、小分けにして冷凍します。 ペーパーにのせ電子レンジで固めに解凍しておひたしにしたり、凍ったまま炒め物などに使えます。
なすび
食べやすい大きさに切って、たっぷりの水に10分ほどつけてアクをぬき、水分を拭き取って冷凍します。 凍ったまま、味噌汁やカレー、ミートソースなどに使えます。 また、焼きナスにして、切らずに1本ずつラップで包んで、フリーザーバッグで冷凍します。 半解凍の状態で食べるとシャリシャリとした食感が楽しめます。
きのこ類の冷凍・解凍方法
しめじ、えのき、まいたけなどは、汚れをペーパーなどで簡単に落として、洗わずに石づきを切り落とし、ほぐしてからフリーザーバッグに入れ冷凍します。 調理の際は、凍ったまま使用します。
焼き海苔
フリーザーバッグでしっかり密封して冷凍すると、いつでもパリパリの食感が味わえます。 凍ったままで使えます。