ぐっすり眠りたい…不眠症撃退に効く食品はどれだ!?
「美味しい物をお腹いっぱい食べたい」と「誰にも邪魔されずぐっすりと眠りたい」という願望は、多くの人が持つ共通のものといえます。そして、私たちの身体は毎日の食事と睡眠によって維持されています。
しかし、不眠症を患うと睡眠が充分に取れなくなってしまい、食欲にも影響が及んでしまうことがあります。
そうならないためにも、不眠症の解消に効果がある栄養を含んだ食べ物を摂る事が大事です。
【牛乳】カルシウムとたんぱく質のダブル効果!
不眠症の原因の一つは、神経の昂りです。
興奮して神経が高ぶったままだと寝床に入って目を閉じても意識は冴えたままで、朝まで過ごさなければならなくなってしまう事があります。
神経を落ち着かせる効果のある食べ物を摂取して、神経の昂ぶりを抑えなければなりません。
たんぱく質とカルシウムを豊富に含む牛乳は、不眠症解消に効果がある食品の一つです。
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解され、体内時計を調整する作用があるセロトニンの材料となります。
セロトニンには良い睡眠をもたらす効果があるのですが、セロトニン不足が不眠症やうつ病の原因ともなっているといわれています。
また、カルシウムは骨の成長だけでなく神経の鎮静作用があります。
お腹を壊さないよう温めたホットミルクを就寝前に飲むことで、良い眠りへといざなってくれるのです。
【バナナ】セロトニンの材料・トリプトファンが豊富だから不眠に効く!
バナナは今でこそ庶民的な果物ですが、昔は高級果物で病気にでもならない限り食べられなかったといわれています。
バナナはたんぱく質・ビタミン・ミネラル豊富なうえに食物繊維も多く低カロリーと、優れた健康食品の一つといえます。
バナナには、セロトニンの材料となるアミノ酸・トリプトファンが豊富に含まれています。
そして、トリプトファンからセロトニンを合成する際に必要になるビタミンB6もバナナには含まれているのです。
バナナと牛乳をミキサーにかけてバナナジュースを作って飲めば、相乗効果でより良い眠りをもたらしてくれる事間違いなしでしょう。
【にんにく】スタミナはもちろん眠りも改善!
「臭いの強い食品は精が付く」と昔から言われているように、ニンニクはスタミナをつけるのにもってこいの食品です。
そして、にんにくは滋養強壮効果だけでなく不眠症改善にも効果を発揮するのです。
ニンニクに含まれる硫化アリルは臭いの元であると同時に神経の鎮静作用があり、高ぶった神経を鎮めてくれます。そしてにんにくに含まれるビタミンB12はメラトニンの分泌を促す効果、神経細胞を修復する効果があるのです。
また、玉ねぎにも不眠解消効果が得られる硫化アリルが含まれているので、ニンニクの臭いが気になる人は、玉ねぎがおススメ!
さらに「刻んだ玉ねぎを枕元に置いておくとよく眠れるようになる」という民間療法もあるので一度試してみてはいかがでしょうか。
【ピーナッツ】現代人が不足しやすいマグネシウムが豊富!
現代人はミネラルの摂取不足に陥っている人が多く、味覚異常などの影響が出ているといわれています。
ミネラルはサプリメントでも摂取できますが、出来ることなら食事で必要量を摂取できるようにしたいものです。
ミネラルの一つであるマグネシウムには神経の鎮静作用がありますが、一説にはマグネシウムの摂取不足が不眠症の原因であるとされています。
この説の信ぴょう性はまだ確定されていませんが、それでもしっかりと摂取することに越したことはありません。
マグネシウムを豊富に含む食品としておすすめしたいのがピーナッツです。ピーナッツにはマグネシウムをはじめとする各種ミネラル、ビタミンを豊富に含んでいます。
ただし、ピーナッツは油脂を多く含んでいるので食べ過ぎには注意しましょう。