緑のカーテンで暑さ対策を美味しく楽しもう!|トピックスファロー

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2012年10月5日
緑のカーテンで暑さ対策を美味しく楽しもう!

都会は地方に比べて植物が少ないためか、周囲よりも温度が上がりやすいものです。直射日光を遮るのが電気を使わない暑さ対策の基本ですが、せっかくの太陽光を無駄にするわけにはいきません。暑さ対策と実益を兼ねた緑のカーテンを紹介していきます。

WEBライター
  

緑のカーテンで一石二鳥の暑さ対策

家庭菜園を開いて、自家製の野菜を楽しんだり四季折々の花の姿に目を細めたりしている家庭は少なくありません。庭の無いマンションでも、ベランダにプランターや鉢を置けばミニ家庭菜園を楽しめます。
植物を育てるには、毎日水をやったり病気に罹っていないかを確認したりといった愛情が大事ですが、植物は手をかけた分だけ素直に育ち、果実などの見返りをもたらしてくれるのです。

夏の暑さを和らげてくれる緑のカーテンとは?

今、植物を暑さ対策に利用する「緑のカーテン」が脚光を浴びています。
生育が早く最大10m近くまで伸びるツル系の植物をネットに這わせて、自然の覆いを作る緑のカーテンは電気を使わず涼しくなる手段として、そして家庭で出来る温暖化対策として人気を集めているのです。

遮光+蒸散作用で涼しくなる!

緑のカーテンはツルと葉によって直射日光を遮る働きと、葉の裏面にある気孔から水分が放出される蒸散作用の相乗効果によって、家の中を涼しくしてくれます。
蒸散作用によって放出された水分は気化熱と同じ効果を発揮し、周辺の熱を奪っていきます。そのため緑のカーテンを通して吹きぬける風は、カーテンがない場所よりも2~3℃ほど温度が低くなるのです。

新鮮な酸素で健康になれる!

日中の植物は二酸化炭素を取り込んで、太陽光の力で光合成をおこないでんぷんと酸素を生成しています。緑のカーテンは太陽光を取り込みやすい状態に植物を置くため光合成が盛んに行われ、家に新鮮な酸を供給してくれます。二酸化炭素削減が叫ばれる昨今、家庭でも出来る二酸化炭素削減方法としても注目されているのです。

野菜や果実を収穫できる!

ツル状に茎が伸びる植物にはアサガオなどの食用にならない花もありますが、キュウリ・ゴーヤ・カボチャ・ヘチマなどのウリ科に属する野菜も多く含まれています。また、スイカ・メロンなどの果物もウリ科に含まれているので、緑のカーテンに利用できます。
暑さを和らげるだけでなく、野菜や果実も収穫できて、まさに一石二鳥です。

緑のカーテンの作り方とは?

緑のカーテンを実践するには、ツルが伸びる植物・ネット・ネットを張る支柱が必要になります。露地栽培でない場合はさらにプランターまたは鉢・園芸用の土が必要になります。

植物を植える場所に支柱をしっかりと据え付けておきます。出来れば家屋に支柱を固定しておきましょう。
支柱を組み立てたらピンとなるようにネットを張りましょう。ネットがピンとなっていなければ緑のカーテンにならないので、支柱とネットはしっかり張るようにしなければなりません。

ネットが張り終わったら植物を育てていきます。ウリ科の植物は連作障害が起こりやすいので種や苗を植える前にしっかりと肥料を土に馴染ませておきましょう。
ツルが伸びて来たら主枝の先端を切って脇枝が伸びやすくなるようにします。ツルはそのままでも自然にネットに絡んでいきますが、ある程度は人力で絡ませると伸びが早いようです。

このようにして、ツルをネットに絡ませておくと暑さがピークに達する7月から8月にかけて緑のカーテンが完成します。

緑のカーテンの難点は?

緑のカーテンは家の中が涼しくなるし、新鮮な野菜や果物が収穫できるしで、いいこと尽くめのように思いますが実際にやってみるとそういうわけにはいきません。

まず、種まきの時期が遅れてしまうと緑のカーテンが形成されるのが9月過ぎになってしまうことがあります。ゴーヤなどは5月ごろに種まきすると完全に出遅れてしまいます。キュウリ・カボチャは生育が早いので5~6月に種まきをしても間に合うといわれていますが出来れば4月中に種まきするようにしましょう。

そして、植物栽培の常として悩まされるのが病気と害虫です。ウリ科の植物は葉っぱが粉をふいたように白くなる「うどん粉病」が発生しやすいので、肥料の与えすぎや不足がないように適正量を与えるように心がけましょう。
また、植物の葉や果実を狙って芋虫や毛虫などが発生することがあるのも緑のカーテンの難点です。放置しておくと家の中に入り込んでくる可能性があるので殺虫剤を撒くか、一匹一匹手作業で駆除するかしなければなりません。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。