フルオーダーでは物足りない!?ハンドメイドが流行る真実
ハンドメイドの結婚指輪を選んだカップルは、どうしてフルオーダーで結婚指輪を作らなかったのでしょうか?オリジナリティでいえば、フルオーダーもハンドメイドも世界でひとつだけの結婚指輪であることに違いはありません。
フルオーダーとハンドメイドに違いがあるとすれば、それは明らかに価格の違いです。
ハンドメイドだと制作にかかる指導料、材料費、特別な加工を施す場合の技術料を入れても、安いシンプルなもので3万円前後から作ることができます。
結婚指輪だけでなく婚約指輪もあるため、プロポーズ用にと作る男性も多いようです。
いくつかのデザインから選ぶもの、デザインを相談してワックス原型をイチから作り、オリジナルの指輪にするものなど、工房などによって違いはありますが、安価でできることは間違いありません。石や地金の素材にもよりますが、この安さを目当てにハンドメイドを選ぶという人もいることでしょう。
思い入れのある指輪を身につけたい現代の男女
かつては亭主関白とか、夫は家庭を顧みないというような家庭環境が多かったのですが、今の若者達は夫婦互いの関係を大切にし、男女がともに家事や子育てを負担するというライフスタイルを好むようです。こうしたことの背景には男女ともに社会進出が進み、共働きが増え、男女の平等感がましたことも影響しているようです。
以前に比べて、「一緒に頑張ろう」という気概のカップルが増えたお影で、いつでもお互いを思いやって結婚生活を送れるようにと、ハンドメイドを選んでいるという傾向がみられます。
共同作業で作った思い入れのある指輪なら、どんな高価な指輪よりも大切にするかもしれませんね。それと同じく、互いを大切にしようという気持ちの現れなのではないでしょうか。
手作りが増えている結婚式業界の影響
最近では、ユニークな演出を行う結婚式が増えていますよね。以前はどの結婚式でもみたようなタワー状のウェディングケーキばかりでした。ところが、今では自分たちでウェディングケーキのデザインを考えるのが主流です。
音楽好きなカップルの結婚式では「ギター型ケーキ」。式場の招待客と一緒に楽しみたいということで、しゅうまいを詰めた大きな「ウィディングしゅうまい」なんてものも見たことがあります。
もはや、形式など関係ない!カップルたちは思い思いの挙式演出を選べるようになったのです。
結婚式場もレストランやガーデンウェディングが主流になりつつあり、山手線などの電車や遊園地、浜辺などで行う結婚式もあります。
とにかく「オリジナリティ」がすべて!カップルたちはそのユニークさを競っているようにすら思えます。
そんな中で、結婚指輪だけが今までの常識の型にはまるのか・・・というと、はまるわけはありません。「結婚指輪もオリジナリティあふれるものにしよう!」そう考えるのは自然の流れなのかもしれませんね。
どうやって作る?ハンドメイド指輪作成の流れ
1.まずは、チューブワックスという「ろうそく」のようなものを使って型を作ります。2.指輪の幅を決めて、チューブワックスをカットします。
3.指に合わせてワックスを削り、自分の指のサイズに合わせます。
4.指輪の厚みを決め、余分な部分は再び削ります。
5.サイズが決まったら、次はデザインを決めます。
6.刻印する文字を彫ったり、石の位置を決めていきます。
7.ワックスを利用して型を作ります。
8.素地を流し込み、窯で鋳造します。
9.研磨などの表面の加工をしたら完成です。
お店や工房によっても違いがありますので、一度詳しい工程を尋ねることをおすすめしますよ。
それでも、ハンドメイドが主流になることはない!?
ハンドメイドの結婚指はとても素敵な2人の想いがこもった指輪です。とはいえ、以前から人気のある高級ブランドが人気を奪われるか・・・というとそうではありません。
ハンドメイドの場合は、素人が作るので欠陥がないとは言えません。それがハンドメイドの味でもあるのですが、エターナルリングとして、長年使い続けるにはちょっと心もとないもの。
ハンドメイドの結婚指輪は完全に記念の品として考えている人も多く、日常で身につける結婚指輪は別に用意しているという人もいます。
つけ心地、クオリティにおいては、やはり一流の職人には勝てませんものね。
結婚時に若いカップルは、収入面でハンドメイドの結婚指輪を身につけることもありますが、数年後の結婚記念日に新しい結婚指輪を送り直すことも少なくありません。
しかしながら、想い出としてはとてもいいハンドメイドの結婚指輪。
一度2人で検討してみてはいかがでしょうか?