ホースセラピーとは?
“乗馬セラピー”や”乗馬療法”ともよばれる「ホースセラピー」は、調教された馬に乗って歩くだけで、心の健康に効果があるという心理療法で、ヨーロッパでは古代ギリシャ時代から取り入れられてきました。
1980年代から障害者の治療にホースセラピーが用いられてきたフランスでは、最近、犯罪者や麻薬中毒患者のリハビリや、自閉症の子供の情緒の安定に活用されています。
また、インターネットの中毒が社会問題となっている韓国では、ネット依存症患者の社会復帰のためのプラグラムとして、ホースセラピーが効果を上げているという報告があります。
そして、日本では、不登校や引きこもり、発達障害などの子どもから、自律神経失調症や不眠症、うつ病などの精神疾患にも効果があると考えられています。
また、最近では、ひざなどの下半身に負担をかけずに運動することできることから、肥満や糖尿病の運動療法などの、メンタル以外の分野にも取り入れられています。
ホースセラピーの効果について
心理療法に取り入れられているホースセラピーには、乗馬というスポーツとしての一面もあることから、心身の両方の健康に効果が得られます。
ホースセラピーの精神的な効果とは?
強い社会性を持ち、人間に対して従順な馬と触れ合い、さらに、馬と気持ちが通じ合う喜びを感じることで、以下のような効果があると考えられています。
- ストレスの軽減による、精神的な安定
- 不安感、恐怖心の軽減
- 自尊心や自信の回復
- 孤独感、攻撃性の緩和
- 対人関係が円滑化による、社会性の向上
ホースセラピーの身体的な効果とは?
馬の背に揺られて歩くことで、振動によって脳が刺激されるほか、バランスを取ろうとすることで、普段使わない筋肉や神経を使うことで、以下のような効果があると考えられています。
- 有酸素運動によるダイエット効果
- 腹筋や背筋などの筋力の強化
- 新陳代謝の改善
- 平衡感覚が養われる
- 股関節が柔軟になる