疲れた心を癒す温泉一人旅の楽しみ方|トピックスファロー

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2013年3月11日
疲れた心を癒す温泉一人旅の楽しみ方

温泉の良い所は、身体だけでなく心もじんわりと癒されるということです。昭和の雰囲気が残る温泉街をそぞろ歩きしたり、露天風呂から広がる雄大な自然を楽しんだりと、忙しさで押しつぶされそうな日常を忘れさせてくれます。心の平温を取り戻すための温泉一人旅について解説していきます。

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
  

疲れた心を癒す為の温泉一人旅のポイント

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旅行の目的には観光やショッピングなど様々にありますが、「日常を離れる」ということも目的として大きいものです。

日常生活は、ともすればルーティンワークに陥りそうな同じことの繰り返しで滅多に変化はなく、大きな変化があったとしたらそれは大変なストレスをもたらす困りごとである可能性が高いもの。そんな毎日を送るのは心労を積み重ねることに他なりません。

ストレスが溜まれば溜まるほど心も体も疲弊していき、取り返しのつかない大病を引き起こしてしまうもの。最悪の結果を招かないためにも、適当な所で心身をしっかり休めなければならないのです。

一人旅で心を休めよう

温泉旅行というと、家族サービスや親孝行のための家族連れ、気の合う仲間とワイワイやるための友人同士、というパターンがすぐさま思いあたるものですが、誰かと一緒の旅行ほど心が休まらないものはありません

なぜなら、二人以上で旅行するということは誰か一人が他の人の分まで気配りしなければならなくなるからです。ストレスを軽減して心を癒す為の旅行で気配りをしていたのでは、心が休まる暇などありません。

その点、一人旅ならスケジュールが自由に建てられるし、自分一人だから余分な気配りで神経をすり減らす必要がありません

一人旅というと海外旅行のイメージがありますが、国内の温泉旅行にも個人客は結構多いものなのです。

個人客を受け入れていない宿も多い

温泉旅行に一人で行くことは、大変有意義な休暇を満喫することに繋がります。しかし、温泉旅館の中には一人での宿泊、特に女性の一人客をお断りしている所も少なくありません

なぜなら、女性が一人で温泉旅行をするというのは、ミステリードラマのように「思い詰めた果ての決断」であることが多いからなのです。

最近はそういった女性客も少なくなっていますが、泊める旅館側にしてみれば万が一の事があっては大変なことになります。もし実行されれば後始末は大変だし、不評も立って商売上がったりになってしまうからです。

苦渋の決断でそういった措置を取っている旅館も未だにあるので、事前に一人客でも大丈夫かどうかを確認しておくことが大事です。

一人客OKでも客室のグレードが落ちることも

しかし、一人客を受け入れている温泉旅館・ホテルであっても、ネット上で紹介されているような豪奢な部屋に必ず泊まれるというわけではありません

率直に言って、旅館・ホテルの豪華な部屋は2~4人用の部屋として用意されていて一人客にあてがうと採算が合わなくなるのです。また、一人客用の部屋は添乗員向け・ビジネスマン向けのものが多く質実剛健タイプの設計になっている事がほとんどなのです。

その為、「せっかく露天付き客室が売りの旅館に泊まったのに部屋についていなかった」ということにもなりかねないので、旅行前のリサーチはしっかりと行っておかなければなりません。

美味しい食事・気ままな散策を楽しもう

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温泉旅行の醍醐味はやはり名湯に浸かって上質なもてなしを提供してくれる宿でゆっくりと温泉気分を楽しむことですが、それだけではまだ中途半端です。やはり、せっかく安くないお金を払って温泉地に来たのだから観光を骨の髄まで楽しんでおかなければ損です。

温泉旅行をさらに楽しむならやはりその土地の特産品や獲れたての食材を使った料理に舌鼓を打ち、温泉街をぶらぶらと当てもなく歩きまわることは外せません。

食事はだいたい旅館・ホテルで取ることになるのですが、宿によっては食事があまり美味しくないこともあるため、前評判をしっかり調べておいた方が良いでしょう。また、宿周辺に評判の良いお店があるかどうかを調べておくことも大事です。

温泉街という言葉には昭和の頃を思い起こさせるノスタルジックの響きがあるものです。射的場や饅頭屋、土産物屋など、温泉旅行に来たという気持ちになるお店もそういったノスタルジーを掻き立ててくれます。
どこか懐かしさを感じる場所というものは、日々の喧騒を忘れさせてくれる力があります。

一人で気ままに温泉旅行を楽しむことは、ストレスまみれの日常から逃げ出すことではありません。疲れた心と身体を癒し、また再び日常を送るための活力を取り戻すために必要な事なのです。

著者:坂下モド

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
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ペットを飼っている関係上、ペット関連の記事を多く執筆。現在ではジャンルを問わず、政治・経済なども