
英語の実力をアップさせるには単語を覚えることが重要! 捗る英単語勉強術
「単語を覚える」ということは、英語を覚えるということそのものであるといっても過言ではないでしょう。
学校でならう英語では、「単語を覚えること=テストで点数を取るため」と考えられているところもありますが、実際はそうではありません。
単語を一つでも多く覚えるということは、自分の考えを単語一つ分正確に表現できるようになるということです。
つまり、単語を覚えれば覚えるほど英会話の実力は上がっていくということなのです。
英単語をより多く覚えるためにはどのような勉強法が有効なのでしょうか?
基本は書き取りと読み取り
英単語を覚えるために有効な勉強法としてはやはり、中学生の頃にやったのと同じように繰り返しスペルを書き取りし発音・意味を音読することです。
良く言われる話ですが、「目で単語を追う」だけと「目で見て手で書く」のとでは、書いた方が記憶として定着しやすい物です。
そして「目で見て手で書く」よりも、「目で見て、手で書いて、音読する」方がはるかに記憶への定着度は高くなるのです。
時間差反復で記憶への定着度を上げる!
単語の綴りをノートに書きとりながら意味と発音を音読すれば、どんな単語も一発で覚えられる…というわけではありません。
時間をかけて覚えた単語も、時間の経過とともに忘れてしまうこともしばしばです。
せっかく覚えた単語をしっかり記憶に定着させるには、記憶に刷り込む作業が重要になります。
単語を記憶に深く刷り込むには、時間差をつけた反復学習が有効です。
例えば、毎日10個ずつ新しい単語を覚えようとするなら、3日目くらいからその日の分の単語と一緒に1日目に勉強した単語を合わせて復習するのです。
4日目には2日目の単語、5日目には3日目というように、時間差を置いて反復することでより一層単語を記憶に深く刷り込んでいくことができるのです。
用法はストーリー性のある文章で学ぶ!
単語の綴りや発音・意味を正確に覚えていても、使い方が完璧じゃなければ意味がありません。
「意味が通じればそれでいい」と開き直ってしまう人も中にはいますが、「I have a pen.(私はペンを持っている)」とするところを「I am a pen.(私はペンです)」にしてしまっては意味が通じるはずもありません。
単語を覚えるのであれば、正確な使い方も一緒に覚えておかなければ意味がありません。
単語の用法を覚えるには、例文で覚えるのが一番です。
出来れば、例文はストーリー性を感じられる文章であるのがベターです。
「ストーリー性のある文章」の例としては、TOEIC受験者に評判の良い「DUO 3.0」や一時期流行した「もえたん」などが挙げられます。
習熟度ごとにグループ分けする!
単語や歴史年号・公式などの暗記ものは大抵の場合、学んだこと全てを「完璧に覚えた」と思い込みがちになるものです。
しかしテストなど学んだ内容を発揮する場にいざ立ってみると、自信満々で書き込んだ内容が間違っていたり思い出せなくなったりと、完璧とは程遠い結果になることも少なくありません。
英単語の記憶を寄り完璧なものにするためには、学んだ単語ごとの習熟度を図りグループ分けして復習することが大事です。
やり方としては、まず書き込み式の単語帳を数個準備します。
単語カードの表面に今までに勉強した単語の綴り、裏面に読みと意味を書き込んでいきます。
単語帳の表紙に「完璧に覚えているもの」「覚えが怪しいもの」「覚えていないもの」というように、習熟度ごとのグルーピングを行います。
あとは単語カードを見直して、意味が思い出せないもの・読み方が分からなかったものを…と習熟度ごとに分けてファイリングしていきます。
「覚えの怪しいもの」・「覚えていなかったもの」に分けた単語は復習を重ねて習熟度を上げる努力をし、習熟度が上がったと思ったら「完璧に覚えているもの」にファイリングしていきます。
これを繰り返し、「完璧に覚えているもの」だけに単語がファイリングされるようにしていくというわけです。
