食洗機を上手に使おう
食洗機(食器洗い乾燥機)は時短生活に便利とされていますが、意外と使わない人は多く存在します。
また、食洗機を買った人達の中でも、実際に使う機会が少ない、という人が多いそうです。
2012年にハウスキーピング協会が行った調査によると、「買ったけど使ってない家電」ランキングの1位に、「自動食器洗い乾燥機」が選ばれたそうです。以下、2位「衣類乾燥機」、3位「ホームベーカリー」…と続いていきます。
食洗機の購入者が実際に使わなくなった理由で一番多かったものが、「食器の汚れが十分に落ちていないと思ったから」だと言います。ハウスキーピング協会の調査対象の中で、実際にそう感じた人はなんと9割近くに上ったそうです。
食洗機の上手な使い方
しかし、2004~2005年に行われた調査では、食器乾燥機を上手に使うことで、手洗いのみに比べて1/3の労働時間で済ませることができることがわかっています。
上手に食器乾燥機を活用すれば、しっかり食器洗いをすることは可能ですし、何より食器洗いの手間を省くことができ、その時間を別の事に充てることができるのは、とてもいいと思いませんか。
上手に食洗機を活用して、時短生活に役立ててみましょう。
機械に入れる前に予洗い
食洗機は大抵の汚れを落としてくれますが、べったりとした油汚れなど、どうしても落とし切れないものがあります。
食洗機を上手に活用するためには、落ちにくそうな汚れを事前にペーパータオルや水で軽く流しと良いでしょう。
食器は綺麗に並べる+詰め過ぎない
食器乾燥機は水の噴射や暖かい空気などによって洗浄・乾燥を行っていきますが、雑に並べておくと水が当たらない部分や、乾燥のできない部分が出てきてしまいます。
沢山の食器を詰め過ぎず、しっかり感覚を開けてセットすることで、効率的に食器洗いをすることが可能です。
詳しい並べ方については、取扱説明書にのっている場合が多いですので、そちらを参考にするとよいでしょう。
食器別の並べ方
和食や洋食、料理器具など、洗う食器類にはそれぞれ違った種類があります。
基本は同じですが、やはり形状の違いによって効率的な洗い方も変わってきます。
それぞれ上手に洗うためにはどうすべきか、どの食器はどこにおけばいいのか、知っておくと便利ですよね。
参考動画(配信元:Panasonic)
- 食器を上手く入れるコツをチェック!~和食篇~
- 食器を上手く入れるコツをチェック!~中華篇~
- 食器を上手く入れるコツをチェック!~お菓子篇~
定期的なお手入れを忘れずに
食洗機も使ってくると汚れが溜まっていきます。できるだけ清潔に使うために、定期的にお手入れをするようにしましょう。
暇を見つけたら洗剤を食器乾燥機に入れて空洗いし、その後部品や庫内を水で軽く洗っておくとよいでしょう。
なお、食洗機にあるフィルターは、放っておくと悪臭の原因となりますので、これは使用後に必ず洗っておきましょう。
洗えないものもあるので注意
食洗機という名前から、食器なら何でも洗えそうな気がしますが、実は洗っても効果がない食器・不向きな食器があります。それらを入れても場所を取るだけですので、しっかり確認しておきましょう。
洗えない食器 |
理由 |
耐熱性のない(表示なし、80℃未満)プラスチック容器 |
変形 |
小さい食器・軽い食器 |
水圧で倒れる・破損 |
銀・銅・アルミ製品、漆類、金箔入り食器など |
変色・メッキ剥がれ |
鉄製の調理器具 |
さびる恐れ |
余熱で乾燥させれば節約も
食洗機についてある乾燥機能を使わずに、洗浄後の庫内を開放しておくことで、乾燥機能を使わずに乾燥させることも可能です。食器の乾燥をさせるだけでなく、自然乾燥によって多少の節約にもなりますので、一石二鳥ですよ。