社会保険労務士のニーズは高い!
高齢化や年金問題など、様々な問題を抱えている現代社会の中で、大きな注目を集めている資格が「社会保険労務士」(略して社労士)です。この社会保険労務士は、労働問題や年金問題、社会保険の専門家として、これからの時代に必要不可欠な存在になるでしょう。
現在、社会保険労務士は約35,000人いると言われています。そして、1人が約43の企業と1,500人の労働者をサポートしているんだとか・・・。こうして見ると、人数不足が明らかですね。
このようなことから、ニーズの高い資格になっているわけです。
社会保険労務士の仕事
人気急上昇中の資格「社会保険労務士」ですが、具体的にはどんな仕事をするのでしょう?
年金や医療、雇用保険など、様々な保険問題を取り扱うことができる国家資格で、会社の人事・総務部で働く「勤務社労士」と、独立開業する「開業社労士」とに分けられます。
また、男性だけではなく、女性も資格取得を目指す人が多く見られます。保険料の計算や書類作成など、正確かつ丁寧な仕事が求められるので、女性の細やかさが役立つでしょう。
社会保険労務士の仕事は大きく分けて、3種類あります。ちなみに、手続き代行業務と書類作成業務は“独占業務”のため、資格を持っている人でなければ行うことはできません。
- 手続き代行業務
健康保険、雇用保険、厚生年金保険などの各種社会保険に関する書類作成や手続き代行をします。 - 書類作成業務
賃金台帳や就業規則などの作成を行います。 - コンサルタント業務
人事や退職金・年金に関する相談、社員教育、労務管理に関するコンサルタント業務を行います。
社会保険労務士は会社からも高評価!
既に述べたように、少子高齢化や年金制度などに多くの人が不安を感じている今、社会保険労務士は多くの会社からも強く求められ、高く評価してもらえる存在となっています。そのため、転職の際にも資格がとても有利に働くでしょう。前職で得た経験に加えて資格のことも上手にアピールすれば、転職活動がスムーズに進むこと間違いなし!
キャリアアップにも繋がる!
人事・総務関係の仕事に転職を考えている人はもちろん、今の職場でキャリアアップしたい人にも社労士の資格はオススメですよ!すでに総務関係などの仕事に就いている人の場合、資格取得で得た知識をそのまま普段の業務に生かすことができます。理解力が高まって、仕事の幅も広がって◎。社員からもお客様からも厚い信頼を得られることでしょう。
仕事だけじゃなく、日常生活にも役立つ!
転職や社内でのキャリアアップが目的で、社労士の資格を取る人が大勢いますね。ですが、この資格は、仕事に生かせるだけでなく、日常生活にも役立つのが魅力の一つ。生活に密着した社会保険を中心に学びますからね。年金や健康保険についての知識があれば、自分自身のライフプランを立てる際などに役立ちますし、労災保険などの知識も社会人生活を送る上でとても重要です。
保険制度の仕組みがよく分からずに困っている友人・知人などの相談に乗ってあげるのも良いですね!
わざわざ社会保険事務所などに行かなくても、身近に相談できる人がいれば助かります。
このように、社会保険労務士は仕事に限らず、自分や周囲の人たちのために学んだ知識を生かすことができる有益な資格なのです。