食のプロが推薦!九州で人気の郷土料理7選
美しい大自然や海に囲まれた九州は、山幸・海幸が豊富でグルメ旅行にぴったり。
ふるさとの味が魅力の郷土料理を堪能すれば、九州の食文化に詳しくなれイイお土産話ができますよ♪
食のスペシャリストである服部幸應先生や向笠千恵子先生が審査し、「農山漁村の郷土料理100選」に選ばれた人気料理を紹介しますので、九州へのグルメ旅をする際の参考にしてくださいね。
福岡県の【辛子明太子】
塩漬けのスケトウダラの卵巣を、唐辛子をメインに味付けしたものが辛子明太子です。
言わずと知れた博多の名産品、お土産の定番ですね。
太平洋戦争中に朝鮮より輸入された辛子漬けのスケトウダラの卵巣が起源と言われています。
白いご飯の名パートナーですが、パスタに絡めるなど使い方いろいろ。
佐賀県の【呼子イカ(活きづくり)】
呼子名物イカの活きづくりは、鮮度バツグンで味に定評あり。
呼子町殿ノ浦にある“お魚処・玄海”というお店が発祥とされています。
活きづくりには、玄海で捕れる新鮮なヤリイカやみずイカなどを使用。
お刺身も絶品ですが、呼子イカ飯やお味噌汁も美味しくておすすめ。
長崎県の【ちゃんぽん】
太麺の上に豚肉・魚介類・野菜などの具がたっぷりと乗っている長崎ちゃんぽん。
明治時代に長崎市の中華料理店の店長が、中国人留学生向けのメニューとして作ったものがはじまりとのこと。
女性も男性も大満足のボリュームで栄養バランスもばっちり。
鶏ガラ&豚骨のスープもコクがあって美味ですよ。
熊本県の【馬刺し】
熊本の郷土料理として有名な馬刺し。
朝鮮遠征の際の食料難に軍馬を食料とした加藤清正軍が、後に熊本に伝えたのが起源という説があります。
トロ・霜降り・赤身ほか希少なコウネ刺しなどの種類があり、ショウガやニンニクを擂ったものを薬味として醤油につけていただくのが基本的な食べ方。
まろやかで甘みがあり、お酒との相性もバッチリです♪
大分県の【ごまだしうどん】
大分県佐伯市の郷土料理である“ごまだしうどん”。
ごまだし(すり潰したエソの身・ごま・醤油を混ぜ合わせたもの)をうどんに乗せ、お湯を注いで食べる麺料理です。
元々はエソが大漁に獲れていた頃によく食されていた佐伯市の家庭料理でした。
魚とゴマの風味が効いていて美味しく、ごまだしは長期保存ができるのも魅力です。
宮崎県の【チキン南蛮】
宮崎県のご当地料理として広く認知されている“チキン南蛮”。
油で揚げた鶏肉を南蛮酢でからめ、その上にタルタルソースをかけて食べる料理です。昭和30年ごろにロンドンというお店で作られていた賄い料理が原型とされています。
美味しくてボリューム満点、ランチで食べた後は夕飯がいらなかったという声も。
鹿児島県【黒豚しゃぶしゃぶ】
黒ダイヤや鹿児島の宝とも呼ばれる鹿児島産の黒豚は、柔らかく甘みがありさっぱりした味わいが特長。
メインのサツマイモをはじめ、大麦やエゴマなどヘルシーなエサによる飼育が美味しさの秘密です。
しゃぶしゃぶの起源には色々な説がありますが、北京の鍋料理であるラムしゃぶが原型という説が有力。