これだけは知っておきたい生理の症状でわかる体からのSOS信号|トピックスファロー

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2012年8月15日
これだけは知っておきたい生理の症状でわかる体からのSOS信号

出血の量が多い、出血の期間が長い、生理痛がひどい、生理不順などは体からのSOSです。生理の症状を理解し、きちんと対処できるように準備をしておくことが必要です。

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生理の症状での注意

出血の量・期間・生理痛の程度などの、生理の症状には個人差があり、また年齢や生活習慣などによっても異なります。
そのため、自分自身が「おかしい」と感じたら、婦人科の病院で専門医に相談することが一番です。

「生理は病院でみてもらうような病気じゃない」とか「婦人科に行った経験がないので恥ずかしい」などの理由から病院に行くことを拒む方もいらっしゃいますが、生理の異常を放置することは不妊症や、生命にかかわる病気が進行するなどの取り返しのつかない事態につながりかねないのです。

出血の量が多い

毎回の出血量が多い場合には、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症などが疑われます。
月経血の量は、人によって異なりますが、多い日用のナプキンを1時間くらいごとに変えなければいけない場合や、量が気になって安心して外出や就寝ができない場合は注意が必要です。
また、大量の出血によって、貧血を起こす可能性があるため、合わせて検査が必要になります。

出血の期間が長い

通常、生理の期間は2~7日ほどです。
8日間以上の出血が続くようであれば、長いと考えてよいでしょう。
月経が8日間以上続いている場合は、ホルモンバランスの崩れが考えられます。
体調不良やストレスが原因の場合が多いのですが、それ以外の原因についても考えられるため、医師と相談する必要があります。
また、月経以外が原因の不正出血が続いている可能性があります。
子宮筋腫や膣炎、びらんによる出血や、子宮頸管ポリープ、子宮がんなどが疑われます。

生理痛がひどい

病的な原因としては、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、骨盤内膜腹炎、子宮発育不全が疑われます。
また、病的な原因ではなく、月経が原因となって起こる痛みがひどい場合もあります。子宮が収縮することで起こる痛み、子宮の出口部分の内子宮口が開くことで起こる痛み、子宮の近くにある血管から起こる痛みなどがあります。

生理不順

きちんと排卵が起こっていない「無排卵月経」の可能性があります。
また、人工妊娠中絶や流産のために子宮内掻爬の処置を受けた場合やホルモンバランスの乱れ、過度なダイエットなどによって、生理不順になる場合があります。
3ヶ月以上、生理がない状態を「無月経」といいますが、2日目でナプキンの交換が必要ないほど少量な月経が続く場合でも無月経の可能性があります。

著者:和田ちえみ

取材ライター
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三度の飯より書くこと聞くことが好き。インタビューやプロフィール作成、企業社内報など堅い文章も書けます。人の話を聞き、それをまとめるお仕事が多いです。