歯を白くするオフィスホワイトニング
虫歯や歯周病の治療に加えて、“歯の美しさ”に着目した審美歯科で行う治療の1つに「ホワイトニング」が挙げられます。これは歯を白くする治療で、歯医者などで行われる「オフィスホワイトニング」と自宅で行う「ホームホワイトニング」があります。
ここでは、「オフィスホワイトニング」について紹介しようと思います。
歯の表面に薬剤を塗って、レーザーなどを当てることにより、歯の色素を分解するという治療法で、専用の医療機器を用いて行われます。このオフィスホワイトニングには即効性があり、治療を受けたその日から歯の白さを実感できるのが嬉しいですね!
ホワイトニングというと、女性が多く行うイメージがありますが、タバコのヤニなどが付着して歯が汚れている男性にもお勧めですよ。
オフィスホワイトニング治療の流れ
どのような流れで治療が行われていくのが見てみましょう。
Step1. カウンセリングをする
最初に、ホワイトニングができる状態かどうかを診ます。
治療可能な場合には、歯の色の診断をしたうえで、写真を撮ります。
カウンセリングの段階で、虫歯などを発見した場合は、そちらの治療を先に行います。
Step2. 歯の掃除をする
ホワイトニングの治療を始める前に、歯の掃除をします。
こうすると、施術を行ったときに一層効果が高まります。
Step3. プロテクターを装着する
歯茎などに薬剤が付いてしまわないように、プロテクターを装着しましょう。
装着している間は、口を閉じることができないので少し我慢しましょう。
Step4. 薬剤の塗布とレーザー照射
ホワイトニングをする歯に薬剤を塗ったあと、レーザーを当てます。
照射時間は、色素沈着の度合いによって違ってきます。
Step5. 薬剤を洗い流す
レーザー照射が終わったら、薬剤を洗い流します。
これで、オフィスホワイトニングの治療は終了になります。
気になる費用は?
いつもキレイな白い歯でいたい・・・そんな人に好評のオフィスホワイトニング。
すぐに効果が出ることが多いため人気ですが、気になるのは治療にかかる費用のことですよね。
審美歯科にもよりますが、だいたいの相場は数回の治療2~10万円程度と言われています。
ちなみに、オフィスホワイトニングはすぐ白くなる代わりに、元に戻るのも早いんだとか・・・。
なので、一般的な通院は1~4回ほどになります。
ホワイトニングは保険適用外
ホワイトニングにかかる費用は、決して安いものではありません。ですが、審美歯科で受ける治療は病気やけがを治すことを目的としていないため、保険適用外となります。ですからホワイトニングの費用は「全額自己負担」ということを覚えておきましょう。ただし、ホワイトニングの前に虫歯治療や歯垢除去をした場合は保険が適用されます。
教えて!Q&A
オフィスホワイトニングについてのQ&Aです。参考にしてくださいね。
Q1. オフィスホワイトニングって、痛い?
A1. 薬剤の浸透刺激やレーザーの熱によって、多少の痛みが出てしまうことがあります。ですが、その場合もごく軽いもので、痛みはほとんどないです。中には知覚過敏の症状が現れる人もいますが、一時的なものなので、すぐ治るでしょう。
Q2. どれくらいで効果が出るの?
A2. 1日で効果が出始める人もいれば、数週間後に現れる人もいて、個人差があります。
また、オフィスホワイトニングの場合は半年~1年くらいで効果が薄れ始めると言われています。
Q3. 治療後の注意点は?
A3. オフィスホワイトニングの治療を受けてから丸1日くらいは、色の濃い食べ物や飲み物、喫煙、口紅などは避けるようにしましょう。歯磨きなど毎日のケアのほか、歯医者での定期的な歯の掃除をお勧めします。