生活改善で歯周病予防!
歯周病は今や、生活習慣病の一つとされていて、多くの人がかかっています。歯医者での定期健診や歯磨きなどのケアも大切ですが、歯周病は普段の生活習慣とも大きく関係しています。
生活習慣が乱れていると、歯周病になりやすくなるだけでなく、治療しても治りにくくなってしまいます。そのため、まずは生活習慣から改善していかなければなりません。
ここで、改善のポイントを見てみましょう。
1. 食生活を見直す!
歯周病だけではなく、何か他の病気にかかっている場合は特に、食生活の見直しが重要になります。
また、健康を保つためにも規則正しい食生活が欠かせません。
虫歯が進行していくと、歯周病へと繋がります。
様々な歯の病気の原因となる歯垢を作らないためにも、甘いお菓子類など糖分の多い物の食べ過ぎは良くありません。さらに、糖尿病とも深い関係がある歯周病。両方の病気を予防する意味でも、糖分以外にカロリーや脂肪分、塩分の摂り過ぎも控えましょう。
栄養の偏りが少ない、バランスの取れた食生活を心がけるようにしましょう。
2. 十分な睡眠をとる!
生活習慣改善のポイントとして、良質な睡眠をとることも忘れてはいけません。
睡眠不足は、体の抵抗力低下に直結します。抵抗力が落ちると、細菌に感染しやすくなります。ということは当然、歯周病菌にも感染しやすくなるわけで…。
また、寝ている間に歯ぎしりをしたり、歯を強く噛んだりする癖のある人は、歯周病のリスクを高めてしまうことがあると考えられているので注意が必要です。
3. ストレスを溜めない!
精神的なストレスも、体には悪影響を及ぼします。上記の睡眠不足もストレスの一因になるので、気をつけましょう。ストレスによって抵抗力が低下して、歯周病菌に侵されやすくなってしまいます。
何かと忙しくて、ストレスが溜まりやすい現代人。一日のストレスは、できることならその日のうちに解消しておきたいですね。ゆっくりと入浴したり、寝る前のリラックスタイムに好きな音楽を聴いたり…色んな工夫をして、ストレス解消に努めましょう。休日は、趣味に没頭するのも良いですよ。
4. 適度な運動をする!
日々、運動不足を感じている人も多いでしょう。最近では、忙しさを理由に運動しない人が増えています。
運動不足は、歯周病と関係がある糖尿病の原因にもなるため、毎日少しずつで構わないので適度な運動を続けることが大事です。すると、次第に体の抵抗力が高まり、歯周病の予防にも役立ちます。
何も激しいスポーツをする必要はありませんし、改まって「運動しなきゃ!」と身構えることもありません。
通勤時に一駅分多く歩く、エレベーターを使わずに階段を使うなど…日常生活でのちょっとしたことが、結構な運動になりますよ。
また、寝る前の軽いストレッチも効果的。無理せず、続けられる範囲で行いましょう。
5. 禁煙をする!
最後に紹介する生活習慣の改善ポイントは、禁煙です。
タバコを吸う人は吸わない人よりも2~7倍歯周病にかかる確率が高いと言われていることを知っていますか?
さらに、タバコは歯周病の症状を悪化させてしまうんだとか。タバコを吸っているうちは、歯周病を治すことができないとも考えられているので、予防のためにも、禁煙することをオススメします。まずは、本数を減らすことから始めてみましょう。