自己責任における美容整形だからセカンドオピニオンが特に重要
セカンドオピニオンとは、診断や治療の方針、診療の内容などについて、他の医師から意見をもらうことです。中には、セカンドオピニオン外来を設置している医療機関もあります。
美容整形は、カウンセリングを受けてすぐに手術を決めてしまう人も少なくありません。「キレイになれる」「自分のコンプレックスが解消される」と思うと、他の医師の意見を求めようなどと思わないのかもしれませんね…。
でも、美容整形は特に自己責任が発生する治療ですから、安易に治療法や治療を受ける医療機関を決めてしまうのは危険です。
手術後に他のクリニックで相談に乗ってもらうことはできますが、失敗した治療に対する責任などの問題は、また別の問題です。(失敗した治療の修正についての相談にすぎません。もちろん、修正治療は新たに費用がかかります)。
後悔することがないよう、治療を受ける前に、その治療が適切なのか、その医院の診断が正しいのかを他の医師に相談することが大切なのです。
美容整形手術に関するトラブルも少なくありませんから、複数の医師に相談し、自分に最も適した治療を選ぶことが大切でしょう。
セカンドオピニオンを取得する方法
セカンドオピニオンを取得できる医療機関を探し、予約すれば相談に乗ってもらえます。
セカンドオピニオンには、診療情報提供書というものを治療予定の病院で作ってもらう必要があるのですが、美容外科手術に限らず、治療を依頼する先生に「セカンドオピニオンを取得したい」と言い出だせない人が多いです。
「医師との関係が悪くなるのでは?」と思ってしまう人も多いようです。
セカンドオピニオンは、最初にみてもらった(ファーストオピニオンを行った)医師の治療を受けることが前提で、他の医師に相談するのですから、医師との関係が悪くなるということはないはずです。
セカンドオピニオンを取得したい場合には、医師にその旨を伝えると良いでしょう。
美容外科治療の場合は、カウンセリングをいくつか受けるという方法も。
多くの美容外科では、無料でカウンセリングを行っています。治療を検討している場合には、一度のカウンセリングだけで治療を決めずに、複数のクリニックのカウンセリングを受けて、自分が最も納得できるクリニックを選ぶのも良いでしょう。
もしも整形手術で失敗してしまったら…
自分が納得して治療を受けたとしても、イメージ通りにならない可能性もあります。
治療を受けた後ではセカンドオピニオンを取得できませんから、治療を行った医師と解決しなければなりません。
しかし、素人では解決方法を見出すのは難しいことですよね…。
国民生活センターでは、整形手術・プチ整形などの美容医療サービスに関する相談に応じてもらうことができます。
国民生活センターに寄せられた相談内容には以下のようなものがあります。