かしこく冷蔵庫を使って節電する方法まとめ|トピックスファロー

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2012年10月3日
かしこく冷蔵庫を使って節電する方法まとめ

買い物に行く手間を減らし、かつ食品を長持ちさせてくれる冷蔵庫は生活必需品ですが、24時間通電させなければならないのがネックです。まさかコンセントを抜くわけにもいかない冷蔵庫の消費電力を節電するにはどのようにすればいいのでしょうか?

WEBライター
  

冷蔵庫の電力消費を抑えるためには?

文明社会に生きる私たちにとって冷蔵庫の存在はとてもありがたいものです。毎日買い物に行かなくてもいいように食品の鮮度を長持ちさせてくれるし、氷屋に行かなくても氷を供給してくれます。
しかし、冷蔵庫の恩恵は全て電気があってのこと。電気の力で熱交換器を動かして内部の食品を冷却・冷凍させているため、電気が流れていなければただの箱、いや棚でしかありません。
コンセントを抜いてしまえば中の食品はたちまち温められてあっという間にダメになってしまいます。うかうかコンセントを抜くこともできません。

冷蔵庫の冷蔵・冷凍機能を維持したまま、電気を節約するにはどうしたら良いのでしょうか?

冷却力を強めすぎない

電化製品での節電の基本は、「必要以上に出力を上げないこと」です。掃除機でも電気コンロでも扇風機でも、強い力で働かせようとするとその分だけ電気を多く食うことになります。
これは冷蔵庫でも同じことで、設定温度を下げて冷却力を強くすれば強くするほど熱交換器を強く働かせなければならなくなるので、電気消費量も増大します。
冷蔵庫の冷却温度の設定はあまり強めすぎず、中程度からそれ以下にしておくことが節電に効果を発揮します。

冷蔵庫の扉は開けっ放しにしない

冷蔵庫の冷却機能は、冷蔵庫内部の温度と連動しています。冷気を出しすぎれば冷蔵ではなく冷凍になってしまうため、庫内が0℃以下にならないように管理しているのです。逆に言えば、庫内が一定以上の温度だと少しでも強く冷気を出して冷やそうとするのです。
冷蔵庫内の温度が上がる時というのは、冷却機能が効いていないか扉を開けているかのどちらかです。特に、中の食品を取り出そうとして扉を開けている時は温度の高い庫外の空気が庫内に入り込んでくるので、どうしても温度が上がってしまうのです。
冷蔵庫を開けて食品を取り出す時は、前もって何を出すのかを決めて短時間で取り出しすぐに閉めるように心がけましょう。

冷気の吹き出し口を塞がない

冷蔵庫内を冷やしている冷気は、庫内にある冷気の吹き出し口から放出されています。しかし、吹き出し口の前に食品などが積み上げられて冷気がせき止められていると、せき止めている食品に冷気が奪われてしまうため庫内全体に冷気が行き渡らなくなり、庫内の温度は下がりにくくなります。こうなってしまうと庫内の食品の鮮度が落ちてしまうので、冷却力を最大限に高めて冷却することになり電気をより多く消費することになってしまいます。


冷蔵庫の中は出来るだけ吹き出し口の前には物を置かないようにして、冷却効率を維持するようにすることが節電につながります。

こまめな掃除とドアパッキンの交換で節電する

冷蔵庫を使っていると煮物などの汁がこぼれてしまい、中が汚れてしまうことは良くあるものです。しかし、冷蔵庫の掃除は中身を一部または全部出してやらなければならないので、面倒くさがって放置してしまったり、適当に拭いて終わりにしたりする人も少なくありません。
冷蔵庫内部の掃除を中途半端にしていると、冷蔵庫のドアを密閉させるドアパッキンの劣化を招いてしまいます。ドアパッキンが劣化すると冷却力の低下やゴキブリの侵入などを引き起こす原因となってしまうのです。
冷蔵庫の内部、特にドアパッキン周りはこまめに拭き掃除をしておくことが大事です。出来れば、濡れ布巾でふき取った後、乾いた布巾で水気を取るようにしましょう。
また、どんなに綺麗に掃除していてもドアパッキンは経年劣化するものなので、パッキンが壊れて来たら交換するようにしましょう。

温度が高いまま食品・料理を庫内に入れない

冷蔵庫の利点は、作りすぎて余った料理や作り置きしておいた常備菜を保存しておけること。しかし、料理がアツアツのまま冷蔵庫に入れてしまうと庫内の温度が上がってしまい、その分だけ冷却に電気を食われることになってしまいます。
料理は冷蔵庫に入れる前にラップをかけたまま置いておき、自然に冷めるのを待つようにしましょう。

庫内にギッシリと食品を詰め込まない

平日は忙しいので一週間に一度食品を買いだめする、という家庭も少なくないでしょう。しかし、冷蔵庫・冷凍庫内にギッシリと食品が詰まっていると冷気が充分に循環せず、大量の電気を消費して冷却・冷凍することになってしまいます。
冷蔵庫・冷凍庫内部にはある程度の余裕を持たせて、冷気が循環しやすい状態を保つようにすることが節電につながります。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。