【太陽熱で光熱費節約】太陽光発電+太陽熱温水器でさらにお得!|トピックスファロー

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2012年6月26日
【太陽熱で光熱費節約】太陽光発電+太陽熱温水器でさらにお得!

一般家庭への太陽光発電パネルの導入に拍車が掛かる中、昔ながらの太陽の力を利用した「太陽熱温水器」離れが進んでいます。太陽熱の力で水を温める給湯システムである太陽熱温水器は、太陽光発電にも負けない実力を持っているのです。

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まだまだ現役! 太陽熱温水器の実力

今再生可能エネルギーが注目されているのは、「原子力発電離れ」だけではなくクリーンでエコロジーなエネルギーだから、といえます。
特に天気さえ良ければ場所を問わず利用できる太陽光は、再生可能エネルギーの最優等生といっても過言ではないでしょう。
しかし、太陽光発電パネルの発電効率は最大で約20%と、充分に太陽からの恵みを活かしきれているとはいえません。

だからこそ、太陽光発電パネルの普及以前から活躍していた太陽光の利用法、「太陽熱温水器」をもう一度見直すべきなのです。

太陽からの熱エネルギーを利用する太陽熱温水器

住宅の屋根に設置されているタンクつきの集光パネルを見たことはありますか? あれが太陽熱温水器なのです。
太陽熱温水器は太陽光を集めて黒い集光パネル内のパイプを温め、パイプ内を通る水を温水にする給湯器の一種です。

仕組みとしてはかなり単純なので、日曜大工で自作することが出来るほど。しかし、単純な仕組みながら太陽光の利用効率は高く、エネルギー変換効率にするとなんと約50%! 太陽光発電パネルの2.5倍に相当します。

太陽熱温水器はオイルショックが起こった1970年代から全国に普及していきましたが、石油価格の下落などの影響で年々売り上げが伸び悩んでいました。
しかし、再生可能エネルギーへの期待が高まる現在、太陽光発電の大先輩として再び脚光を浴びているのです。

二酸化炭素を排出しない!

一般家庭で温水を利用する場合、ボイラーや給湯器で温めたお湯を蛇口から出していますがボイラーや給湯器を使うと必ずガス・灯油・電気が使われることになります。
ガスや灯油は言うに及ばず、多くが火力発電で賄われている電気も二酸化炭素を発生させる原因です。

地球温暖化などで問題視される、二酸化炭素の発生を抑えることが出来ることこそが再生可能エネルギーの利点の一つですが、太陽熱温水器も優秀な再生可能エネルギーの利用法といえます。

暖房にも使える!

太陽熱温水器の利点の一つは、暖房にも使えるということです。
機種によっては、太陽熱で温められた水が持っている熱エネルギーを、「ヒートポンプ」という熱を移す機械で汲み上げてセントラルヒーティング設備を通して各部屋に送りこむことが出来るのです。

冷え込んでくる初秋ごろ、ストーブを引っ張り出すほどの寒さではない時などに便利ですね。

シンプルなので長持ち!

太陽光発電パネルの耐用年数は大体10年前後で、減価償却できるのも大体同じ10年前後といわれています。

一方、太陽熱温水器の場合は減価償却出来るのが太陽光発電パネルと同じ10年前後ですが、耐用年数はなんと20年以上もあるのです。
太陽熱温水器は水を汲み上げるポンプ部分以外はシンプルな構造なので、思っている以上に長持ちするので光熱費の節約にも長年に渡って貢献してくれます。

設置に補助金が出る!

太陽熱温水器の設置には各自治体から補助金が出る制度が設けられています。
本来、太陽熱温水器への補助金は一度廃止になっているのですが、再生可能エネルギーへの期待が高まったことで再び補助金制度が復活したのです。

太陽熱温水器に興味がある人は、役場に相談してみると良いでしょう。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。