美肌作りには身体の内側のケアも大事!
美肌作りには、皮膚のターンオーバーを促進するビタミンB2などのビタミン類、保湿効果をもたらすコラーゲンなどの肌に良い栄養をしっかりと摂取することが大事と考えている人も少なくないでしょう。
しかし、食事の栄養を吸収するには胃腸が充分に働いている事が重要で、胃腸不良を起こしているとどんなに上質な食事を摂ってもその栄養を完全に吸収できるわけではありません。
むしろ、胃腸不良が続くことは美肌作りをどんなに頑張っても無駄な努力に変えてしまうのです。
胃腸不良は肌荒れの原因になる
私たちの身体は日々の新陳代謝によって新しい細胞へ取り換えられています。
古い細胞は分解されて再利用、もしくは老廃物として排出されていきます。
この老廃物の排出を行うのが大腸、そして毛穴です。大腸では便として、毛穴では汗と一緒に老廃物が排出されています。
しかし、胃腸の働きが充分でないと大腸での老廃物の排出がスムーズに進まなくなり、老廃物排出における毛穴の負担が大きくなります。
そして、大腸に溜まった老廃物が腐敗してアンモニアなどの身体に良くないガスによって肌荒れを引き起こしてしまうのです。
胃腸不良は大人ニキビの原因になる
思春期の男女にみられるニキビは成長に伴うホルモンバランスの変化が大きな原因です。しかし、大人にみられるニキビの場合はホルモンバランス以外の原因が大きく関わってきます。特に、胃腸不良は大人ニキビの発生に大きく影響を及ぼします。
胃腸不良が続くと、大腸に続いて毛穴からの老廃物排出もスムーズに進まなくなってしまいます。
ニキビとは毛穴が炎症を起こして皮脂の分泌が増えることで発生するもので、毛穴での老廃物の蓄積もニキビ発生の大きな原因になるのです。
胃腸不良は何が原因?
このように胃腸不良は、健康面でも美容面でも大きな影響を及ぼすものです。
それに胃腸の調子が良くないと箸も進まなくなり、折角の食事を楽しめなくなってしまいます。
どのような原因で胃腸の不調が起こっているのでしょうか?
食べ過ぎ・飲み過ぎ
育ちざかり・遊び盛りの若い頃はいくら食べ飲みしても、次の日に影響を残さないほど元気でいられたものですが、成人してからは年々食べ飲みが過ぎると次の日に胃もたれや吐き気を残してしまうことが増えてくるものです。
胃腸の消化能力の限界を越えた飲食の繰り返しは、胃腸に多大な負担を掛け機能低下に拍車を掛けてしまいます。
自分の食べられる量の限界を考えた飲食と、胃を労わる食事内容を考えることが大事です。
また、噛む回数を増やしてゆっくり時間を掛けて食べることも胃腸の負担を和らげてくれます。
極度のストレス
仕事や日常生活でのストレスは、胃に大きな負担を掛けます。極度のストレスが掛かると健康な胃でもあっという間に胃潰瘍を起こしてしまうという話もあるくらいです。
このようにストレスが掛かる日々を過ごしている人は、胃の働きが低下しているものです。
ストレスによる胃の不調を治すには、ストレス源から離れるのが一番です。
リフレッシュ休暇を取ったり、異動願を出したりというようにストレスの緩和を図るようにしましょう。
極度の過労
どんなに疲れていてもお腹は空くものですが、あまりにも疲れすぎるとお腹が空いていても食欲がわかなくなってしまいます。無理にご飯を押し込んでも、胃腸が充分に働いていないので消化吸収が一向に進まないということも良くある話です。
このように極度の疲労が溜まっていると、食欲も胃腸の機能も不充分になりがちです。
食欲が沸かないから食事を摂らないでいると、それだけで胃腸の機能が低下する悪循環にはまってしまいます。そうならないためには疲れていても食事を摂る、しっかり睡眠をとって疲れを和らげるように心がけることが大事です。