建て直し・リノベーションで失敗しない収納場所の間取り|トピックスファロー

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2014年7月31日
建て直し・リノベーションで失敗しない収納場所の間取り

デザインを1から考えて発注する注文住宅では、素人の意見がどうしても入ってきます。もちろん住みやすさや使い勝手を考えての提案だとは思いますが、一度家が建ってしまうと後戻りはできません。後悔しない収納スペースを作るためにはどうしたらいいのでしょう。

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設計者と相談をしながら収納場所にこだわったものの、いざ住んでみると「あれ?すごく不便だ」と思うことが多いようです。
間取り作りで失敗したと思うことのトップ1が、実は「収納場所」
引っ越したら前の家のものが入りきらなかった。
こだわりすぎて、使いにくい。
クローゼットタンスが微妙に入らない等。

ここで「収納場所」の失敗談を上げると「自分はそんな失敗はしない」と思うかもしれません。しかし、家を建てるときは、予想以上に様々なことを考えないといけないので、なかなか細かい部分にまで頭が回らないこともあるのです。
一生に一度あるかないかの大きなお買い物。
収納場所をどう考えたら良いのでしょう。

参考元
http://suumo.jp/edit/chumon/madori/110309/index.html?vos=dsuurmgm20090803008

収納プランを考えるときは具体的なアイデアを出す

なんとなく「たくさん入ればいい」「掃除が楽なように」と意見をいう人もいます。しかし、漠然としたアイデアは失敗を生む大きな原因となります。

その家で自分や家族がどう動くか

まず、朝起きて服を着替えて、洗面所へ行って・・・と自分の一日の行動を振り返りましょう。
間取りを設定するときにやりがちなのが「理想の姿」を思い浮かべがちです。「書斎でゆっくり仕事をする自分」「リビングのソファでくつろぐ自分」それは後回し。一番必要になってくるのは、「忙しい時間にスムーズに動けるか」これが収納プランでは大事になってきます。
買い物から帰ってきたとき、荷物をどこに収納するのか。
普段はどうやって掃除をしているのか。
家族はマメに整理整頓するタイプなのか。
自分の生活と家族の性質を見極めましょう。

収納スペースのアイテムは細かく考える

クローゼットの扉ひとつでも、選択をミスすれば非常に使い勝手の悪いものになります。見た目はかっこいいけれど、いざ使ってみると開けるときに力を込めないといけないので疲れる。なんてことも。

めんどくさがりならば少ない動作で収納できるように

人間の行動学では目的のものに辿り着くまで「3つ以上の行動」がかかってしまうと「面倒」だと思ってしまうようです。
日常的に使うものはできるだけ、すぐに取り出せたり、またはすぐに片付けられる間取りにしましょう。

意外に重要!水回りの収納

キッチン周辺は奥さんのお城なのでこだわる人も多いでしょう。しかし、洗面所やトイレ、お風呂の収納はあまり考えるひとが少ないのです。
特にお風呂は湿気がこもりやすいために物はあまり置きたくないと思うかもしれませんが、シャンプーやボデイーソープ、カミソリや歯ブラシ、子供がいるならおもちゃや床に敷くマットなど、いろんなアイテムを置くことになります。
トイレにも大きめの収納があるとトイレットペーパーや生理用品のストック入れにも役に立ちます。

収納プランナーに相談してみよう

収納のプロフェッショナルに相談するのもいいかもしれません。
ちょっと予算が・・・と思われるかもしれませんが、家はなかなか「やり直し」がきかないもの。ならば間取りを決める段階でかなり慎重になったほうがいいでしょう。
収納で失敗することが多いのであれば、元から収納のプロにお話を聞けばいいのです。
なによりも生活の要となる収納、凝りだすととことんまで凝ってしまう収納。 満足のいくお城になるように、徹底的に間取りを考えましょう。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。