これからの時代は太陽光が照明代わりになる
地下にある、日当たりが悪いなどの理由により、日中でも照明が欠かせない部屋は、電気代がかさみますよね。そんな薄暗い部屋を、自然の太陽光を使って明るくするというシステムをご存知ですか?
ここでは、太陽光を使った3種類のエコな照明システムを紹介します。
デイライティングシステム 「ソーラチューブ」
屋根に取り付けた彩光ドームレンズで集めた太陽光を、特殊な鏡面加工をした反射率の高いチューブを使って部屋に届け、天井に取り付けたデフューザーレンズで光を拡散し、部屋の中を明るく照らすというデイライティングシステムが「ソーラチューブ」です。
真夏の強い日差しや、太陽が低い位置にある朝日・夕日にかかわらず、1日中、安定した明るさを供給するのが特徴で、さらに、天窓と同等の明るさを供給することができるにもかかわらず、夏場の外気の熱を遮断する効果に優れています。
また、デフューザーレンズによって、ナチュラルな光・柔らかな光・暖色系の光など、4種類の光の色を選ぶことができるため、お部屋ごとに異なる雰囲気の光を楽しむことができます。
太陽光照明システム 「ソーラマスター」
「究極のエコ照明」をコンセプトに開発された、革新的な太陽光照明システムが「ソーラマスター」です。
さまざまな角度の太陽光でも効率的に取り込むことができるという、特許技術のドームレンズで集めた太陽光を、99.7%という驚きの高反射率を実現したチューブで送り、各部屋の用途の応じた自然光を広げることができます。
さらに、ソーラマスターの魅力はなんといっても、太陽光を導くチューブにあります。15mまで配管が延長できることから、現在は、体育館や工場にとどまらず、駅など大規模な施設にも導入されているほど。
そのため、区分けされた部屋だけではなく、ガレージや地下室などの広いスペースでも利用することができるのです。
太陽光彩光システム 「ひまわり」
屋外に設置した集光機を使って光を集め、光ファイバーとよばれる光信号を伝えるケーブルを使って各部屋でその光を送るという、太陽光彩光システムが「ひまわり」です。
「ひまわり」というシステムの名前は、センサー付きの自動追尾システムによって、時間と共に移動する太陽の方角に向くようプログラムされたレンズが、常に太陽の方角を向いているひまわりに花に似ていることから付けられました。
光ファイバーの細くて、曲げることができるという特性から、光の届きにくい地下室やプールなどの水中を照らすことができるのも、「ひまわり」の特徴です。