TEP TESTで英文書作成能力を身に付ける!
TEP TESTとは「早稲田大学-ミシガン大学テクニカルライティング検定試験」の略です。
これは日本人の英語実務能力・コミュニケーション能力を正しく測るために作られた検定試験で、化学・技術分野の文書からビジネス通信文まで含めた、論理的かつ簡潔・明快な英文書作成能力を認定します。
特に1・2級を取得すると、産業翻訳の第一人者として、企業の優遇を受けることもできます。
近年は国外に目を向ける企業も多く、英語能力というのは就職・転職において大きな武器となります。
就職・転職のために、英語が得意な方は是非取得しておきましょう。
主催団体:日本テクニカルコミュニケーション協会
試験概要
レベル・評価
1級 ・・・ 自ら外国人が作成した文書の校正が可能の他、英文書の最終チェッカーとしての仕事が可能。
2級 ・・・ 定型文の英文書作成能力を有する。
3級 ・・・ 社内で英日翻訳を担当することが出来る。また、英文書の作成もできるが、もう少しの研修が必要なレベル。
4級 ・・・ 社会で必要な英語の基礎能力と適性を有するが、英文書作成には研修が必要なレベル。
受験料
1級 ・・・ 16,300円
2級 ・・・ 7,100円
3級 ・・・ 4,100円
4級 ・・・ 2,500円
合格ライン
1級・2級 ・・・ 250点中175点以上
3級 ・・・ 200点中140点以上
4級 ・・・ 100点中60点以上
>試験方式
1級 | 【1次試験:筆記】サマリー 20分、エディティング30分、コンポジション 70分 / 計120分 【2次試験:面接】面接試験 10~13分 |
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2級 | 【筆記】英文和訳 40分、修辞 40分、和文英訳 20分 / 計100分 |
3級 | 【筆記】英文和訳 45分、和文英訳 45分 / 計90分 |
4級 | 【筆記】総合問題 50分 / 計50分 |
テストのポイント・注意点
TEP TESTはどのようなテストなのか、また、解答のコツやポイントはどこか、紹介します。
全問記述式
このような英語系試験では、マークシート方式で解かせるテストが多く見られますが、このTEP TESTは英文書作成能力を測るため、全て記述式での解答を求められます。
そのため、全問記述であるがゆえ、文字を書き続ける「肉体労働」の問題も発生します。
ですので、「普段から素早く、キレイに『手』で書く」スキルを身に付けておきましょう。
分野ごとに解答用紙が回収される
このTEP TESTは、各分野ごとに時間が決められていますが、その分野が終わり次の分野に行く毎に、解答用紙は回収されます。なので、間違えたところを戻ってやり直す、ということが出来ないのです。
どうしても見直しをしたいという場合は、素早く解答するためのテクニックを身に付けておきましょう。
エディティングは「ほぼ全文書き直し」
1級の「エディティング」とは、それぞれ必要な部分を抜き出して修正し、正しい文章になおしていくテストです「間違い探し」のようなもの。
しかし、間違い探し感覚で進めていくと、中々良い点に繋がるのは少ないです。
この問題を解くときは、「ほぼ全文書き直す」くらいの考えを持って進めていきましょう。