英語通訳ガイドとして独立可能な【通訳案内士】試験の難易度/収入|トピックスファロー

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2013年4月29日
英語通訳ガイドとして独立可能な【通訳案内士】試験の難易度/収入

通訳案内士の試験や難易度、取得後の収入などについて紹介:英語通訳ガイドになるには、通訳案内士国家試験に合格する必要がありますが、試験は英会話能力だけでなく日本に関する幅広い知識が必要です:取得後は独立してフリーランスとして活躍でき、日本の良さを外国人に広め、活躍することができます。

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通訳ガイドに必要なスキル

通訳案内士とアメリカ人

ただ単に英会話が得意なだけでは、通訳ガイドになることはできません。英語に加え、日本について正しい知識を身に付けていなければなりません。

日本を訪れる外国人観光客に、日本を正しく理解してもらい、好きになってもらうには欠かせないスキルとも言えますが、日本の伝統や文化、歴史、地理、産業…と、実に幅広い知識が必要になるのです。
そのため、通訳ガイドに必要な「通訳案内士」資格は、英語能力が問われるだけでなく、日本についての正しい知識が問われます

通訳ガイドになるには「通訳案内士」資格が必要

通訳ガイドとして活躍するためには、通訳案内士試験に合格し、通訳案内士として登録しなければなりません。
通訳案内士試験は、観光庁長官が実施するれっきとした国家試験。英語だけでなく、フランス語・ドイツ語・タイ語・韓国語など、外国語別に実施されます。

通訳案内士試験(英語)について

通訳案内士試験の概要は次の通り。難易度の高い試験ではありますが、独学で合格している人も少なくありません。
また、通信講座や専門学校に通っている人は、通訳案内士受験のためのスクールに通う人もいれば、通訳養成学校に通い、日本地理などの外国語以外の部分を独学で学んでいる人もいます。

受験資格

受験資格は特になく、誰でも受験できます。

試験日

筆記試験が例年8月下旬(または9月初旬)の日曜日に実施され、口述試験は例年11月下旬(または12月初旬)の日曜日に実施されています。
1次筆記試験に合格した人のみ、2次口述試験を受験できます。

試験地

1次試験は、札幌・仙台・東京・名古屋・京都・大阪・広島・福岡・那覇の9都市で実施され、2次試験は東京(または埼玉県)・京都・大阪・福岡の4都市で実施されます。

試験内容/試験科目

  • 筆記試験
    英語に関する試験・日本の地理、歴史、一般常識(産業や経済など)
  • 口述試験
    英語面接(英会話力や日本に関する知識、適性などがみられます。)

合格率/難易度

平成24年度試験の合格率は13.3%となっています。1次試験の合格率が13.7%なので、1次試験合格者の多くが、2次試験にも合格していると言えるでしょう。

受験費用

8,700円

通訳案内士になるために必要な英語のレベル

通訳案内士は英検1級とよく比較されますが、英検1級の方が難しいと言う人が多いようです。
また、通訳案内士試験の合格者に英検1級を取得している人が多いとも言われています。

通訳案内士試験は日本に関する知識も必要ではありますが、英語能力については英検1級と同等(または英検1級を目指せる)能力が必要だと言えるでしょう。

通訳案内士の気になる収入

通訳案内士の多くがフリーランスで活躍していて、企業に入って活躍する通訳案内士は少ないとされています。
通訳案内士は、旅行会社から通訳ガイドの仕事をもらい、報酬を得ます。旅行会社の通訳ガイドとして登録し、仕事をもらうのです。

そのため、通訳案内士の収入はさまざま。旅行会社によって報酬が異なりますし、仕事のペースも人によって違っているためです。
多くの旅行会社に登録していれば、もらえる仕事・収入も多くなりますが、登録している旅行会社が少なかったり、多くの旅行会社に登録しているのにもらえる仕事が少なかったりすれば、収入も少なくなってしまうでしょう。

通訳案内士としての経験なども考慮されると思いますが、営業力も必要です。自分を売り込むことができなければ、仕事をもらうことができないのです。

通訳案内士の資格だけで収入が得られるわけではないので、通訳案内士の収入は、資格取得後の頑張り次第と言えるでしょう。

著者:和田ちえみ

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三度の飯より書くこと聞くことが好き。インタビューやプロフィール作成、企業社内報など堅い文章も書けます。人の話を聞き、それをまとめるお仕事が多いです。