どれが一番か選べない!ニュージーランドの魅力とは
ニュージーランドは、1840年にイギリスの直轄の植民地になり、その後、多くの入植者によって開拓された新しい国です。北島と南島、小さな島からなるこの国には、たくさんの魅力的な場所や味が溢れています。
自然がすごい!
国としてはまだ若いニュージーランドには、手つかずの自然がたくさん残っています。
環境保護の意識が強いニュージーランドでは、ニュージーランド固有の植物や動物が守られている14の国立公園があり、そのうち5つが世界遺産に登録されています。
その中でも特徴的なのが、「トンガリロ国立公園」と「ウェストランド国立公園」です。
トンガリロ国立公園
photo by Heike_Quosdorf on frickr
映画「ロード・オブ・リング」の“滅びの山”の舞台で知られているトンガリロ国立公園は、「トンガリロ」「ルアペフ」「ナウルホエ」の3つの活火山をとりまく自然と、マオリの人々の聖地の2つの魅力を持つ、ユネスコの自然と文化の世界複合遺産に登録されている地域です。
特に、トンガリロ山の火口湖のエメラルド色の美しさは、実際に訪れた人を魅了してやみません。
ウェストランド国立公園
photo by Akos Kokai on frickr
南島の西海岸にあるウェストランド国立公園は、フォックス氷河とフランツ・ジョセフ氷河を有することで知られています。
山々の間から海へと流れ出ている2つの氷河は、形が似ていることから双子の氷河と呼ばれ、誕生から数万年たった今もなお真っ青な氷をたたえています。
氷河の上を実際に歩くことができる「氷河ウォーク」では、氷河を歩いた「証明書」がもらえます。
町がオシャレでかわいい!
イギリスの植民地であったことから、イギリスの影響を受けた建物が残るニュージーランドには、現在でも、ちょっとレトロな街並みが多く残っています。
その中でも、かわいい建物が多いのが「ネーピア」と「ネルソン」です。
ネーピア
北島の東岸にある港町のネーピアは、アールデコの街並みで知られています。
1931年のホークスベイ地震によって大きな損害を受けた町全体を復興した際に、当時、流行していたアールデコ様式を取り入れたため、世界的にもめずらしいアールデコ様式の建築物が多く残る街となりました。
町を歩いていると、まるで当時にタイムスリップしたかような錯覚に陥るかもしれません。
ネルソン
南島の北東部に位置し、1800年代に捕鯨のために入植する人が増えはじめ、現在ではニュージーランドで9番目に大きな町となっています。
洗練されたおしゃれな町としても知られ、多くの芸術家が住むことから「アートの町」と呼ばれています。
また、たくさんのグルメスポットが有名で、海側に立ち並ぶレストランでは、新鮮な魚介類を味わうことができます。
ワインとビールどっちも楽しめる!
イギリスからの入植者が多いため、イギリス本国と同様にニュージーランド人はワインとビールが大好き。
気候に恵まれたニュージーランドでは、あちこちでワイナリーやビール醸造所が見られます。
世界でも指折りのワインの産地
ワイン好きにはたまらないのが、ニュージーランドのほとんどの地方にワイナリーがあるということ。
特に、北島の東岸に位置するホークスベイ地方から北島の南端のウエリントン、南島の北部マールボロまでのワインの名産地と結ぶ、全長380kmの「クラシック・ニュージーランド・ワイン・トレイル」は、一度、旅をしてみる価値のあるルートです。
日本人の口にピッタリのニュージーランドビール
数軒の大規模醸造所と、50以上の小さな醸造所が軒を連ねるニュージーランドでは、ビールはラグビーやクリケットに欠かせない飲み物です。
日本人になじみ深いラガービールでは、ステインラガー、スパイツ、マックス・ゴールド、ライオン・レッドなどが良く飲まれています。
また、深いコクが特徴のエールビールではトゥイ、スパイツ、樽出しのドラフトではカンタンベリー・ドラフトが人気です。